「ファインマン物理学」を読む 普及版 量子力学と相対性理論を中心として (ブルーバックス)
- 講談社 (2019年10月17日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065172391
作品紹介・あらすじ
本書を読めば高校生でもファインマン物理学の真髄がわかる! ファインマンという天才は何を知り、何を伝えようとしたのか?
1.いきなり? 第5巻「量子力学」を読んでみる
2.量子力学のミステリー
3.ファインマン流の相対性理論
4.シュレディンガー方程式の登場
5.ファインマン経路積分とは何か
感想・レビュー・書評
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「ファインマン物理学」は学生の時にお世話になったので、懐かしさもあって借りてみた。
学生時代と同じくファインマン博士の考え方が理解できないまま、モヤモヤ感を残しながら最後まで読んでみました。
正直難しい。量子力学の理解を深めようと日々勉強している人でなければ読みこなせないレベルだと思う。
高校生でもファインマン物理学の真髄がわかる!との触れ込みだが、どんなレベルの高校生を想定しているのか?
複素数、ベクトル、行列、微分積分、確率など、よほど数学に慣れ親しんでいないと見るだけでうんざりする数式も随所に出て来る。
十分に時間をかけて頭の中を整理しながら読み進めれば「そういうことか!」と量子力学の本質に近づけそうな気もするが、もはやそんな気力も情熱もない自分がいる。
安易な気持ちで物理学を学び直すなんて無理だと身に沁みました。
科学技術は日々進歩しているので、できる限りその本質を理解したいと思っているのだが、思っているだけで正直ついていけてない。
NewtonやナショナルジオグラフィックやサイエンスZEROで好奇心を満たす(わかったような気になる)ことで精一杯です。
今後「ファインマン物理学」を読むことはないと確信しました。
ファインマンさんが、超ひも理論はお気に召さなかったと知ったことは収穫でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブルーバックスなのに想定レベルが高すぎる
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竹内氏の他の著作の明快さは特になく、、、
また量子力学の巻から読むといい、についても特に説明がなく、、、 -
数式以前の思想がよく分かる。
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出端の量子力学の基礎的な話まではよかったんだけど、ボース粒子とフェルミ粒子ぐらいから分からなくなってしまった。とりあえず読み通してみたので、しっかりとした理解は長い目でまた今後。
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単行本で既読。
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・この宇宙は背後に隠れた確率振幅Φという複素数(実数+虚数)の世界によって動いていて、我々はそこから計算される(実数の)確率Pしか観ることができない。
・「点」である電子に「干渉」効果があらわれるには、両方の孔を通る必要がある→我々の世界が二重構造になっている(電子の「経路」について語ることができない)
・靴が床を突き抜けない理由?
原子が縮まない理由←不確定性原理でしか説明できない
著者プロフィール
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