烏に単は似合わない(3) (イブニングKC)

  • 講談社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065172674

作品紹介・あらすじ

シリーズ累計100万部、史上最年少松本清張賞受賞作の超人気和風ファンタジーコミカライズ。人間の代わりに「八咫烏(やたがらす)」の一族が支配する世界「山内」で、世継ぎである若宮の后選びが始まった。大貴族から遣わされた四人の姫達は、それぞれに若宮の気を引こうとするが、当の本人が一向に現れない。姫達の不安と焦りが頂点に達する頃、女房が行方不明に。さらに姫の一人のもとに侵入者がーー。かつてない事件の連続に、揺れる後宮。果たして若宮に選ばれるのは誰なのか。

感想・レビュー・書評

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  • 八咫烏シリーズのコミカライズ。
    八咫烏の一族が支配する山内で始まった后選び。
    大貴族四家の姫たちの思惑が交錯する、人間模様が描かれる。
    秋から冬、歪な人間関係の中、不穏な出来事が次々と発生。
    真相が謎の中、姫たちの緊張が高まってゆく。
    秋の章
    第十八話 縺れ 第十九話 浮雲の君 第二十話 陰風
    第二十一話 弾劾 第二十二話 悲劇 第二十三話 烏滸の沙汰
    冬の章
    第二十四話 炳として 第二十五話 寧日 第二十六話 朔望

    大胆で奔放な浜木綿。矜持が高く感性豊かな真赭の薄。
    亡き母の叶わなかった夢を知るあせび。そして白珠・・・。
    彼女たちの対立や理解もあり、人物描写が濃厚になる一方、
    届かない若宮からの手紙の事、桜花宮の女房の死、
    侵入者とその斬首など不穏な出来事が続く。
    早桃の死に激しく動揺する藤波。冷静極まる浜木綿。
    若宮に語る若葉の君の真の話とは?
    謎が謎を呼ぶ中での白珠の異変。物語は彼女の過去へ。
    生まれながらに背負わされた大いなる重圧。
    だが、達観した心の中で捨てきれない想い。
    かの朝焼けの庭の景色はカラーで見たい美しさです。
    そして、裳着前の白珠の実に愛らしいこと。
    だが・・・あたくしの心はあたくしのものではない。
    彼女の運命は如何に。

  • 白珠さまと一巳の話が、たまらなく泣けた。

  • ※感想は第4巻のレビューに。

  • 怖い…。読み直してみると、一番子供に見えていた白珠が、意外と大人というか、達観していたのかなと思う部分もある。

  • 西への侵入者と一巳さんはシルエットが違うような?それぞれがそれぞれの思いを持って入内にしに来ているのだけど、白珠さんはかなり辛いお話になりそうだね…。

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著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞受賞。デビュー作から続く「八咫烏シリーズ」は、松崎夏未氏による漫画化、中台翻訳など進行中。19年『発現』(NHK出版)刊行。

「2023年 『烏は主を選ばない(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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