ランウェイで笑って(13) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
4.11
  • (5)
  • (10)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 170
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065173602

作品紹介・あらすじ

身長は、158cmから伸びなかった・・・。
藤戸千雪の夢は「パリ・コレ」モデル。
モデルとして致命的な低身長ゆえに、周囲は「諦めろ」と言うが、千雪は折れない。
そんなとき、千雪はクラスの貧乏男子・都村育人の諦めきれない夢「ファッションデザイナー」を「無理でしょ」と切ってしまい・・・!?


美依と共に若年層向けライン“novice”のWデザイナーに抜擢された育人。遠の合同展示会参加を知り、売り上げトップを目標に勝ちを目指す。だが、本音を隠す美依との距離が縮まらず、コンセプトが決まらない。育人は千雪が参加するTGCへの出品も諦めつつあったが、千雪のほうが、意外な人物との繋がりを得て…!? TGC、そして2か月後に迫った東京ファッションウィーク…。チームを導く身となった育人の正念場!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 何にもできないダメダメの佐久間さんと思っていたところにプレイバック。頑張ってきたんだよ、でも結果が出ないんだという描写が刺さった。
    資料読みながら聞くから、話し続けては心折れそう

  • 当面の目標が決まると共に、"novice"のデザイナーとして出世した育人。だからこの巻は新たな舞台での育人の活躍が所狭しと描かれるのかと思いきやまさかの展開
    ここで美依の話を改めて入れてくるかぁ

    この巻では美依の覚悟と努力が試されるわけだけど、同時に美依の背景も明かされている
    元々は靴職人になりたかった美依。起業環境が滅茶苦茶良かった彼女はあっという間にその夢を叶えてしまうが、結局才能がなかったために挫折。次に初めたデザイナーも親のコネで就職と、美依が自信と信頼を失うには充分過ぎる経歴
    ポヤポヤした鈍さを演出しつつも馬鹿にされる自分を受け入れてしまう美依の姿勢には以前から疑問を抱いていたのだけど、こういった背景が有ったわけだね

    こうなってくると美依は既に見所がないし救いようがない人間に思えるのだけど、不思議と見捨てない人もいるようで
    綾野麻衣は美依と育人の二人体制という話を反故にするし、柳田は美依と顔も合わせない。だけど、どちらも不思議な優しさを見せてるんだよなぁ。麻衣のあれは挑発だろうし、柳田も裏では育人に美依を任せ時にはフォローもしている

    こうしてみると、美依という人間はずっと甘やかされた環境で育ってきたから、そこから抜け出し成長するには一旦とても厳しい環境に落とし込む必要があったのかもしれないと思える
    デザインの相談を育人とする場面でも最初は育人の意見に反対することなく受け入れてしまう。それが変わるのは「嘘言ったら罰ゲーム」が導入されてから。
    彼女は育人の意見を受け入れた自分の発言を嘘だと認める補助を得る形でようやく"novice"のチーフとしての意見を出す
    その後、美依がやる気を出してアイディア出しをしたり、スタイリストの加治に意見を求めたりするのは素晴らしい才能を披露しつつ努力し続ける育人に触発されたからか

    そして美依が最大の努力を見せるのは育人のアイディアが詰まったバッグを見て、そんなバッグがもしかしたら日の目を見れないと知ってから。
    正直に言ってしまえば、ここで美依がした努力や成果なんてこれまでに幾人ものデザイナー達が本作の中で見せつけてきたものに比べればまだまだ高みには達していないもの。それでも美依が"novice"のチーフとしてやるべきことをやりきったのは確かなわけで
    何よりも自分の身を差し出してもTGCに出ようとした覚悟は相当なもの
    麻衣にも認められたし、ここからは美依を中心として"novice"は動いていく感じなるのかな?

    一方、別の場所で戦い続ける千雪
    ここで黒セイラと真っ向から対決する流れになるのか。更に前巻で凄まじい存在感を放っていたシャルロットまでTGCに参戦するようで
    そこに育人達も絡んでくると慣れば、TGCが大荒れになるのは想像に難くない
    どのような波乱が巻き起こるのか楽しみになってきたね

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

猪ノ谷言葉(いのや ことば)
静岡県出身の漫画家。「星に願いを」が第95回新人漫画賞特選に。2017年『週刊少年マガジン』で連載開始した、ファッションデザイナー志望の少年と、トップモデル志望の少女を主人公にした『ランウェイで笑って』がデビュー作/代表作となる。同作は「マンガ大賞2018」6位、「次にくるマンガ大賞 2018」コミックス部門12位を獲得。今後の更なる飛躍が期待される。

猪ノ谷言葉の作品

ランウェイで笑って(13) (講談社コミックス)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×