QED ~flumen~ 月夜見 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.30
  • (2)
  • (6)
  • (8)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 122
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065174173

作品紹介・あらすじ

京都・月読神社で女性の絞殺死体が発見される。翌朝、近隣の松尾大社では女性の兄の死体が鳥居に吊される。事件を取材する小松崎良平は、桑原崇と棚旗奈々が一泊旅行で京都にいると知り、強引に合流する。記紀最大の謎とされる月読命の真の姿とは? 渡来人技術集団・秦氏の悲劇とは? 崇の推理が冴えわたる待望のQED新作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • はじめてこのシリーズを読んだ。一作目も読んでみたい。京極さんを彷彿とさせる蘊蓄がおもしろかった。

  • 有名なのに詳しくはほとんど知られていないツクヨミについて色々知ることができる点は面白い。
    個人的には、このシリーズはミステリーというより雑学本の感覚で読んでいる。

  • 動機「月に代わってお仕置きよ」
    背景「月夜見は秦氏の神・・・ではない」
    QED「月夜見=居つく黄泉」

    推理小説のロジックは自由だが荒唐無稽
    な動機をもとに物語を積み上げてもね
    ※昔好きだったQEDシリーズ(´・ω・`)

  • かなーりお久しぶりのQEDシリーズ。
    奈々ちゃんとタタルのやりとりが相変わらずで、古巣に帰ったような懐かしい安心感。
    京都の神社を巡る二人にまたしても降りかかるのは、月に纏わる連続殺人事件。歴史が絡むせいでこのシリーズの犯人の動機は独特で理解し難いものが多い印象だけれど、今回の犯人の動機はその中でもかなり独りよがり度がダントツ。
    ミステリーの面の満足度は微妙だが、ミステリアスな月読命の正体に迫る歴史の謎解き解釈はやはり興味深い。
    またシリーズ通して最初から読みたくなってしまった。

  • 京都西部の松尾大社にまつわる話。
    月はなぜ不吉と言われているのか?三つ巴紋の意味とは?
    一読後に実際に舞台となった神社などを巡るのが本シリーズのおすすめの楽しみ方。

  • 月と秦氏の関係に迫る歴史本です。

  • ノベルズの新作に合わせて、『月夜見』が文庫化。
    本書の舞台は京都。土地勘のある場所が舞台だと、大体の場所が思い浮かぶので楽であるw
    月というモチーフも、京都という土地柄も、幻想的でミステリにはピッタリだった。
    内容とは無関係なのだが、このシリーズは基本的に蘊蓄系ミステリの系譜に属している……と、思うのだが、不思議と、とんでもなく分厚い本にならないw なってくれても全然構わないのだが、そういう期待(?)を抱く人間は少数派なんだろうか?w

  • 日本人は古来、月を不吉なものとしてきたのか? 京都、月を祀る神社で起こる連続殺人。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール




「2023年 『江ノ島奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高田崇史の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×