究極の歩き方 (講談社現代新書)

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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065174333

作品紹介・あらすじ

日本人の足を知り尽くしたアシックスの研究部門が、ウォーキングシューズ作りを通して研究分析した日本人のための「究極の歩行術」を初公開。日本人の足は50歳を境に激変する。50歳からの歩き方次第で、100歳まで元気に歩けるかどうかが決まるのです。

感想・レビュー・書評

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  • アシックスでは歩行の際にどのような体重移動をするか、実際に歩行しながら測定する装置を開発し、膨大なデータを集めた。

    足の裏には横アーチ、外側縦アーチ(かかとから小指の付け根)、内側立てアーチ(かかとから親指の付け根)という3つのアーチがある。これらのアーチがしっかりしていれば歩行には問題がなく、しっかりとした土踏まずができる。

    生まれてから18歳になるまでに足の骨ができあがり、同時にこれらのアーチも完成する。その後50歳になるまでは筋力がしっかりしているためアーチは維持され、50歳を過ぎるころからアーチは崩れ始める。特に筋力の弱い女性のアーチは崩れやすい。

    アーチをしっかり守るためには歩くことが重要。かかとで着地し足裏で地面をなぞるように重心が前方に移動し最後に足指で蹴る。最後の足指の蹴りが重要。

    パンプスなど足指をあまり動かせない靴をはいていると親指の付け根の当たりで地面をけるイメージになる。外反母趾、内反小趾になる原因にもなる。

    若々しい歩行のイメージは、①背筋を伸ばす(顎を引き、目線は前に)、②大き目の歩幅、③歩行ピッチが速いこと。

    脂肪燃焼も念頭に置くと時速7キロ前後、普通の人ならこれ以上早歩きすると走った方がいい、という限界のところのスピードで歩くことと、それよりは少し遅めに歩くことを交互に繰り返す、インターバル歩行が有効。時間的には40分、歩数だと6700歩位が無理のないところ。

    ランニングとウォーキングでは体重のかかり方や足裏の使い方が全く違う。ランニングシューズではウォーキングをする足を正しく支えられない。アシックスで開発したウォーキングシューズは数種類あり、足裏のアーチを鍛えるもの、維持するもの、アーチが弱まってしまった人のアーチを補強するもの、などに分かれる。決してランニングシューズが最高の靴でウォーキングシューズがその簡易版、という位置づけではなく、全く別物である。

  • 東2法経図・6F開架:B1/2/2541/K

  • 理屈が多くて、私にはちょっと難しかったです。



    P44 アーチ機能

    若い人の足は、本来持っているアーチの機能が高く
    多少、窮屈な靴を履いても、アーチが復元できるため
    痛みを感じにくい傾向があります。

    高齢者は、加齢とともにアーチの機能が低下するため
    窮屈な靴を履いてしまうと、
    アーチが復元して対応できなくなるので
    外反母趾が進行してしまう傾向になる。

    高齢者用の靴と若者用の靴は分けて考えないといけなく、
    特に50歳以上の方を意識してカーブ足用の靴を用意。

    P102 健康診断のメタボ対策

    体重に比例して足にかかる負荷は増えるため、
    体重が重いままの状態で、
    いきなりランニングを始めると
    膝や腰を痛める可能性がある。

    体重の重い人は、まずはウォーキングで
    足慣らしをするのが賢明。

    少し体重が減って、ランニングに移行したければ
    その時決める。まずはけがを避ける。

    P105 エネルギー消費量

    ★時速8kmの場合

     走っても歩いてもエネルギー消費量は、ほぼ同じ

    ★時速8kmより遅い場合

     歩くよりも走った方が、エネルギー所肥料は多くなる

    ★時速8kmよりも早い場合

     走るよりも歩いた方が、エネルギー消費量は多くなる

    ウォーキングであっても、時速8kmよりも
    速く歩けば運動効果はランニングよりも大きい。

    P110 インターバルウォーキング

    ・運動には、酸素を必要とする有酸素運動と、
     酸素を必要としない無酸素運動がある。

     有酸素運動中は、エネルギー源として
     脂肪を燃焼する割合が相対的に高くなる。

     運動強度は低め、長い時間運動が可能。

     その結果、たくさんのエネルギーを消費するので
     ダイエットや生活習慣予防に最適。

     ところが、このような強度の低い運動だけでは
     加齢による筋力の維持は難しく、衰える。

     インターバルウォーキングは、
     ゆっくり歩きと早歩きを交互に繰り返すことで 
     肺機能と筋力を無理なく向上させることを目指す。

    P113 運動のエネルギー源

     最初は当分、後から脂肪。

     痩せるためには、食後のウォーキング。
     筋肉のためには、食前のウォーキング。

    P177 靴ひもの結び方

    ★締りが良く緩みにくい
      →オーバーラップシューレーシング

    ★履いている内に足に適度になじみ、圧迫感が少ない。
      →アンダーラップシューレーシング

  • <目次>
    まえがき  
    第1章  「50歳を過ぎると、足形はこう変わる」
    第2章  「50歳を過ぎると、歩き方はこう変わる」
    第3章  「ファストウォーキングのすすめ」
    第4章  「ウォーキングシューズの秘密」
    第5章  「足の変形を靴で止める」
    第6章  「若く見られる歩き方」

    <内容>
    アシックスのスポーツ工学研究所が研究成果をまとめたもの。基本は50歳を過ぎると足の形も歩き方も変わり、そこから老けていく。それを避けるためには、ファストウォーキングが良く、そのために専用の靴を持とう(ここは宣伝)。早足で、歩幅を広く、腕は後ろに大きく、肩を平行に、そして脇を締める(ここが大事)。頭を左右に振らないように、つま先をまっすぐ、お腹をへこませ、骨盤の上に頭が来るように。45分ほどのウォーキングを!

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著者プロフィール

アシックス スポーツ工学研究所
1985年アシックスのシューズ、アパレルの研究部門が統合されて設立。「スポーツで培った知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する」というビジョンを掲げ、人間の運動動作を分析し、アスリートのみならず、世界の人々の可能性を最大限に引き出す技術、製品、サービスを継続的に生み出すことを使命とする。アシックスは1980年代に「走れるビジネスシューズ」を発売、ウォーキングの研究を進め、2002年に3D足型測定機を店頭に配備、何十万人単位の日本人の足型のデータを持つ。2017年に3Dセンサーを使った歩行姿勢評価システム「キネクト」をNECと共同開発、カメラに向かって歩くだけで、その人の歩き方の特徴、歩行年齢、加齢による変化などの分析を進めている。

「2019年 『究極の歩き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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