嶽神伝 風花 (下) (講談社文庫 は 100-13)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065176498

作品紹介・あらすじ

三方ヶ原で家康を追い詰めた信玄の動きが突然止まる。信玄亡き後、代替わりした勝頼は家臣団を纏めきれず、長篠の戦いに敗れ、高天神城も落城する。石山合戦を終えた信長がついに牙をむき、武田は空中崩壊していく。嶽神・無坂は落城必至の高遠城に入り、小見の方を守り戦う道を選ぶ。気高く美しき男の最期。

感想・レビュー・書評

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  • 嶽神伝シリーズは、読むのが大変だったけど、最高だった‼️

  • 二ツの山での暮らし、そして無坂の忍者の腐れ縁。
    里と接点を持つ無坂と静かに暮らす二ツが対照的なのと、生活を丁寧に書いているので映画を観ている感覚になる。

  • 嶽神。木暮衆の無坂シリーズ最終刊。
    無坂が景虎に話すこんな会話が印象的だった。

    道とは、と言った。「直ぐに見付かるものなのか」
    「なかなかに難しいことですが、正しい道には風が吹いております」無坂が言った。
    「風とは、あの風か」景虎が華姫を見た。
    「左様でございます。その風に乗れば、道があろうとなかろうと同じで、必ずよきところに出られます」


  • 戦国乱世武田興亡と共に、甲斐信濃の山河を駆け抜けた山の者と忍者集団との壮絶な死闘。

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著者プロフィール

1949年、小田原市生まれ。80年、群像新人文学賞を受賞。81年「百舌が啼いてから」が芥川賞候補となる。2000年には『血路―南稜七ツ家秘録』で角川春樹小説賞を受賞。本書は、一介の部屋住みの身から将軍に上り詰めた吉宗の裏の顔を描いた歴史時代小説の復刊である。著書に「嶽神伝」(講談社文庫)、「戻り舟同心」、「北町奉行所捕物控」、「高積見廻り同心御用控」(すべて祥伝社文庫)シリーズなど。2020年11月、逝去。

「2023年 『運を引き寄せた男 小説・徳川吉宗』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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