修羅の刻(19) (講談社コミックス月刊マガジン)

著者 :
  • 講談社
4.17
  • (5)
  • (11)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 131
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065176849

作品紹介・あらすじ

物語の舞台は、東国から西国・九州へ。”東国無双”本多忠勝と双璧をなす武将がその地にいた‥‥。名を立花宗茂。武勇に長けた姫・ぎん千代を嫁にもらったこの男は、後に”西国無双”と呼ばれる。この兵と相対すは――――”不破”の名を得た修羅‥‥名を虎彦と云う。これは、時代の闇に生きる”不破圓明流”はじまりの物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 立花宗茂編。
    時系列的には13巻(裏)の続き。
    18巻(裏)じゃないのね。
    ちゃんと『不破圓迷流外伝』になってる。
    (「作者あとがき」でも触れられていた。)

    やはり、ほぼ立花宗茂(というより戸次誾千代)。
    不破との絡みは少なく、ほとんど関わらない。

    居士って御布施が少ない人に与えられる戒名じゃなかったっけ?
    大居士になると違うんだろうか?
    いや、そもそも戦国時代だと、こういった仏教用語は意味や重みが違う可能性もあるか。



    それはそうと、誾千代様、意外と巨乳やな。
    しかも仰向けで寝てもパイ肉が横に流れ落ちないとか、どんだけ張りがあるんだ。

    ---

    そういえば、女の子は遺伝子の匂いが感じられるって言われてるね。
    年頃の娘がパパを臭く感じるのは遺伝子レベルで近親相姦を回避してるから、なんて説もあるみたい。
    誾千代様が嗅いでいたのも遺伝子の匂いだったのかもしれんね。

  • 「不破圓明流外伝」これに尽きる。
    しかし、こんな、修羅の刻に都合の良い家族がいたのかよ!(驚き

  • 「不破圓明流外伝」となっているのが面白い。

  • 不破虎彦vs立花宗茂

  • 18巻と対になる19巻。こちらは不破の名を継いだ虎彦の物語。

    今まで陸奥で語りきれなかった時代を、不破で語り継いでくれてもいいかなと思わないでもないけど、不破は虎彦だからこそ読み物として成立するのかな、という気もする。狛と虎のあの物語があってこそ、虎彦が強さを求めてしまう理由も理解できるし、誾千代と出会ったときの哀しい表情が心に染みてくるので。

    そう思いながら読み出したけど、主人公は誾千代でありました。
    ここでも、表舞台には立てないというのが不破の宿命か。

    葉月に重ね合わせてしまうのは、結ばれるべき相手が不義の関係になってしまうからか。修羅の血をつなげるには、男女問わず強さが求められるもの。単純な力だけでなく。それは、葉月や誾千代だけでなく、雷電の奥さんや立花宗茂にもいえることか。
    自分では叶えることのできなかったことを、嘆くでなく受けいれることができる強さ。
    これが、一番のつよさではないだろうか。物語に関わった人の中で。

    運命の糸は赤いというけれど、陸奥や不破を紡いでゆく糸の色は何色なのか。不破はいつのまにか黒くなっていった気がする。中継ぎのうっちゃんは突然変異だろうけど、黒さの残り香みたいなものは感じられるしね。
    陸奥はどうだろうか。赤いけど、高まりすぎて白くなっていったのかなぁ。焼かれそうになったのが静流?

    なんか、感傷的になってしまった。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

8月17日生まれ。広島県三原市出身。代表作に『修羅の門』『修羅の門 第弐門』『陸奥圓明流外伝 修羅の刻』『海皇紀』『龍帥の翼 史記・留侯世家異伝』がある。1990年、『修羅の門』で第14回講談社漫画賞受賞。趣味は草野球。

「2023年 『陸奥圓明流異界伝 修羅の紋 ムツさんはチョー強い?!(7)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川原正敏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×