夫のトリセツ (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
3.68
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本棚登録 : 773
レビュー : 83
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065178898

作品紹介・あらすじ

日本中の夫と妻に大反響を巻き起こしている『妻のトリセツ』。

「次はぜひ夫編を」
読者の熱い声に応えてついに登場。

「話が通じない」「わかってくれない」「思いやりがない」「とにかく気が利かない」……
腹立たしい夫を見捨てる前にこの一冊。

今度は脳科学から男脳を解明。
夫婦70年時代のバイブル。

第1章 神は、夫婦を別れさせようとしている
第2章 使えない夫を「気の利く夫」に変える方法
第3章 ひどい夫を「優しい夫」に変える方法
第4章 脳とは、かくも厄介なものである


…………………………………………………
第3章 ひどい夫を「優しい夫」に変える方法
「愛は『してもらう」ことで稼ぐ」より


「私は、男性にはよく『ウルトラマンの妻になったところを想像してみて』と言う。

ウルトラマンである。何万光年のかなたの、知らない星の子どもの命を救いに、命がけで出かけちゃうんだ、この夫は。妻としてはわけがわからないが、それが、男の使命だと言うのなら、行ってらっしゃい、である。地球に3ヵ月の単身赴任。そんなことで、妻は絶望したりしない。

妻がウルトラマンに絶望するのは、ウルトラマンが弱みを見せないから。たまに帰ってきて、黙ってご飯を食べて、また出かける。それでは、自分がここにいる理由がない。彼の人生から締め出されたような気持になってしまうだろう。

ウルトラマンは、妻に弱音を吐かなくちゃ。『今日、ゼットンにここ蹴られて、痛かったの』くらい言って甘えればいいのだ。

『大丈夫? うるちゃん、ふぅふうしてあげるね』『ありがとう。きみのおかげで、僕はまた戦えるよ』

そんなふうに心を通わすことができれば、妻にとって、夫はかけがえのないものになっていく。

ほらね、愛は、してくれることよりも、してあげることで強まるのである。子どもがかけがえがないのは、命を与え、食べさせ、世話をし続けるからだ。猫がかわいいのは、手がかかるからだ」

感想・レビュー・書評

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  • 主婦なら誰でもある「なぜ??」という旦那様への疑問を持ち、モヤモヤを取り除ける本を探していました。
    男性脳がこんなにも女性と違うとは!すごく勉強になりました。
    ホロリとくるエピソードもあって、あっという間に読んでしまいました。
    夫婦間のすれ違いをちょっとでも無くしたい方は読んでみる価値があると思います。気持ちが楽になる。心が広くなる。
    「妻のトリセツ」も読んでみたいな。

  • 図書館で借りたんだけど、すごくためになった!
    一冊辞書として家に置いておきたい。

    旦那の一言に、ムカついたりすることもあったが
    そーいうことか、なるほどって少し理解できた。

    旦那には妻のトリセツを是非読んでもらいたい。

  • 以下、本書より引用


    「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」は、いつもと同じトーンで、おだやかに。それだけは、守ってあげたほうがいい。どんなにイラついていても、たとえ喧嘩の最中でも。

    「記念日」と「具合が悪いとき」には、特に気を付けたほうがいい。
    日頃、なにもしてくれない夫に、妻が期待を一心に寄せてしまいがちな日だからだ。

    ここで忘れてはいけないのは、言えばやってくれるのなら、十分に夫に愛されているということだ。妻にとっては腹立たしい「言ってくれればやったのに」だって、夫の心からの思いやりであり、愛なのである。

    男性脳は、戦いに勝ち、問題解決を急がなければならないので、共感は二の次。

    だから私は、若い女性や、子育て中の女性たちが、延々とネガティブなことを言い、自分中心に振る舞うことに、嫌な感情はいっさい抱かない。「あー、危機回避能力を上げてるな。よしよし」という感じ。
    それで言えば、ぼんやりする男子にも、「あー、空間認知力を上げてるな。よしよし」

    「おかず、これだけ?」と聞くのは、「この鮭一切れで、ご飯2杯を食べればいいんだね?」という確認である。

    「あんなことがあって、こんなことがあって」とグズグズ言わずに「落ち込んでるんだ。優しいことば、一発ちょうだい」と言えばいい。

    夫婦は意見が一致しなければいけないものじゃない。意見の一致で、愛を測らないことだ。

    逆に言えば、私たち妻側も、自分にその傾向がないか(負けるのが怖くて、言い出したことに固執する癖)、一度胸に手を当てて、考えてみてもいいのかもしれない。

    夫に不安を解消してもらおうと思うな

    自分がいなくても生きていける存在を、人は愛し抜くことはできない。

    してあげるのは、気持ちいい。自己肯定感を得られる。

    女性が謝ってほしいのは、遅くなったという事実に対してじゃなく、待たされて連絡が取れなくて心細い時間を過ごした自分の気持ちに対してなのだから。

  • 男を配偶者に持ち、男を育て、男に囲まれ仕事をする私。この手の本は、男を理解して共存・活用・利用していくために何度読んでもよい。

    この本、なんというか、著者の筆力が上がったと感じられる。例示の仕方が、実に具体的でおもしろい。息子にどのように部屋の片づけを指示すべきか、とか。

  • 夫婦仲が良いとか悪いとか関係なしで、夫婦ともに読めばいいんじゃないか、と思う。今は我が家は落ち着いているけれど、仲が良いから読まなくていいとか、そういう浅い話ではなかった。ユーモアもたっぷりで最初から最後まで面白かった。そして時々笑った。男の子育児をするうえでも参考になると思う。神は夫婦を分けようとしている、という冒頭から強く惹かれて一気読みでした。これが全てではないけれど、そりゃ仕方ないわ、と思う事も多く書いてあった。妻のトリセツも読まなきゃ。

  • なるほど。共感力ね。
    仕事にも使える。

  •  「定年夫婦のトリセツ」「妻のトリセツ」と読んできて、ここまで辿り着きました。流石にこの手の黒川さんの著作はこれで打ち止めにしましょう。
     さて、このシリーズ、著者としては「妻のトリセツ」は“夫”に、「夫のトリセツ」は“妻”に読んでもらうことを期待しているとのことですが、確かに本書は“妻”に読んでもらいたい内容です。
     そして、本書からの最大のギフトは、「世の中には私と同じような“夫”が大勢いるんだ」という同病相憐れむという慰めでした。

  •  「もう面白すぎてどうしよう!」という友人の言に手にした一冊。
    なるほど。一言一句、共感できないところがないぐらいの納得。
     え?そうなんだ!うちのご主人様がイレギュラーかと思ってたけどノーマルなんだ‼…というのが何よりも衝撃。脳がそうさせている‥察しないのも、人の話を聞かないのも、なるほど女との違いなんだ。
     これは思春期ど真ん中でパパのやることなすこと「なんなん、意味わからんっ!」と引っかかっている娘たちにも薦めよう!
     「ホントにどうして言うこときかんかね」とボヤいているお姑さんにも薦めよう‼

    • oyajisanさん
      妻のトリセツを読んでもらったら?笑
      妻のトリセツを読んでもらったら?笑
      2019/12/20
  • 「妻のトリセツ」が面白かったのでこちらが出た時は「そうそうそれそれ」と読むのを楽しみにしていました。

    …でも妻トリほどのインパクトがなかったかなあ。
    著者の家庭内事例を頻繁に出して解説してくれるのは大変わかりやすいのですが、うーん…何かこう神経に触る(笑)
    多分一部の女性にはそう感じられるのでは。著者の方はおそらくそれもわかってらして書いてるのでしょうが(脳研究者ですし)「私はこの本の実践をこれほどうまくやっている」感が、これを読んで「なるほどなぁ」と深く理解しても実践できるかどうかアヤシイ読者(ワタシ)にしたら「へぇ、良かったですね」ってちょっと横向いて眇めになって言いたくなるというか(笑)
    文体も砕けすぎているせいで触る感が増すのか…でも嫌いではないこの感じ。読後もやもやします。

    書かれている分析やこうすればよいという方法などは納得できることばかりです。特に自分には最終章の最後「人生の正念場」という一章がとても染みたし参考になりそうでした。

    まずは、休みとなったらテレビを独占してソファから一日中動かない夫を動かす算段を、この本を参考にして立てて実践してみたいと思います。

  • 学校で教えてもいいかもと思える。離婚率は上がっている、家庭内別居も増えている、しかし対策が講じられていない。在宅勤務で夫婦が一緒にいる時間が増えている。仕事のイライラも相まって衝突しやすい環境だ。夫婦で衝突回避できる知識がこの本の内容の中に一つでも見つかればと願う。

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著者プロフィール

黒川伊保子(くろかわ いほこ)
1959年長野県生まれ。人工知能研究者/脳科学コメンテーター。奈良女子大学理学部物理学科卒。富士通ソーシアルサイエンスラボラトリにて、人工知能(AI)の研究開発に従事したのち、コンサルタント会社勤務、民間研究所勤務などを経て、2003年に株式会社感性リサーチを設立、代表取締役に就任する。脳機能論とAIの集大成による語感分析法を開発し、マーケティング分野に新境地を開拓した、感性分析の第一人者。その軽妙な語り口が好評を博し、年間100回を超える講演・セミナーを行っている。代表作に『妻のトリセツ』(講談社+α新書)。その他著書に『成熟脳 脳の本番は56歳から始まる』(新潮文庫)、『母脳 母と子のための脳科学』(ポプラ社)、『女の機嫌の直し方』(集英社インターナショナル新書)、『「ぐずぐず脳」をきっぱり治す! 人生を変える7日間プログラム』(集英社)など。

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