- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065178898
作品紹介・あらすじ
日本中の夫と妻に大反響を巻き起こしている『妻のトリセツ』。
「次はぜひ夫編を」
読者の熱い声に応えてついに登場。
「話が通じない」「わかってくれない」「思いやりがない」「とにかく気が利かない」……
腹立たしい夫を見捨てる前にこの一冊。
今度は脳科学から男脳を解明。
夫婦70年時代のバイブル。
第1章 神は、夫婦を別れさせようとしている
第2章 使えない夫を「気の利く夫」に変える方法
第3章 ひどい夫を「優しい夫」に変える方法
第4章 脳とは、かくも厄介なものである
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第3章 ひどい夫を「優しい夫」に変える方法
「愛は『してもらう」ことで稼ぐ」より
「私は、男性にはよく『ウルトラマンの妻になったところを想像してみて』と言う。
ウルトラマンである。何万光年のかなたの、知らない星の子どもの命を救いに、命がけで出かけちゃうんだ、この夫は。妻としてはわけがわからないが、それが、男の使命だと言うのなら、行ってらっしゃい、である。地球に3ヵ月の単身赴任。そんなことで、妻は絶望したりしない。
妻がウルトラマンに絶望するのは、ウルトラマンが弱みを見せないから。たまに帰ってきて、黙ってご飯を食べて、また出かける。それでは、自分がここにいる理由がない。彼の人生から締め出されたような気持になってしまうだろう。
ウルトラマンは、妻に弱音を吐かなくちゃ。『今日、ゼットンにここ蹴られて、痛かったの』くらい言って甘えればいいのだ。
『大丈夫? うるちゃん、ふぅふうしてあげるね』『ありがとう。きみのおかげで、僕はまた戦えるよ』
そんなふうに心を通わすことができれば、妻にとって、夫はかけがえのないものになっていく。
ほらね、愛は、してくれることよりも、してあげることで強まるのである。子どもがかけがえがないのは、命を与え、食べさせ、世話をし続けるからだ。猫がかわいいのは、手がかかるからだ」
感想・レビュー・書評
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「夫婦の壁」を以前に読んでいたので、内容としては重複していることが結構あったと感じた。
なので、さらっと流して読んだ。
50代の自分にとっては、「夫婦の壁」の方がしっくり来たのかなぁ。
理屈ではわかっていても、夫婦ってなかなか難しい。
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夫婦喧嘩の絶えない友人が参考になったーと言っていたので図書館で借りてみた。
ほぼ、予想通りの内容で暇つぶし程度に読めばいいかなー。
その友人は現在も喧嘩が絶えませんが。
頭でわかっていても、いざ相手を目の前にするとなかなかうまくできないもんですよね。
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ついに結婚したので、夫版も読んでおこうと思いたち、購入!黒川伊保子さんの本を読むと、夫の全てが愛おしく感じられる。自分に余裕がない時、可愛げがなくなってしまった時、何度も読み返したいなあと思います。素敵な結婚生活を送るぞ〜!
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夫が題材なため著者の私情が入ってる。思うことが多いのだろう。取り上げてる例やテンションや価値観で平成初期かと思いきや発行が2019年だった。割と新しい。
よく聞く話もあればへーそうなんだと思うこともあった。特に身体拡張感覚はちょっと面白い。 -
妻の目線に立ってみたくて夫だが読んでみた。申し訳ない気持ちと新たな発見でたくさんだ。あの時、あの日もっとこうしておけばという後悔がたくさん思い浮かぶ。しかし、明日からもまた申し訳ないことをたくさんしてしまうのだろうと思いながらも、この本に出会う前よりかは減るだろうと思う。妻のトリセツに出会った時も衝撃であったが、同じくらいの衝撃を受けた。妻のトリセツと夫のトリセツは合わせて読むべきではないかと思う。なぜなら相手のことを思いやり、相手の立場になるという気持ちが夫婦円満の秘訣であると私は考えるからである。妻の立場になってこの本を読めば自分の行動がどれだけ腹立たしいのかよくわかる。黒川さんに感謝の気持ちを届けたい。
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妻のトリセツが取扱説明書だったのに比べると、こちらはなんだか夫はもうこういうもんだから期待せず諦めよ、という悟り的な雰囲気が漂う。
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2023年10月7日読了。「妻のトリセツ」の第二弾。女性の立場での夫の無神経さの理解の仕方、夫に自分の望むよう行動してもらうコツを解説する本。「男性にとっては定番の行動を欠かさないことが愛情の証、女性は日常を超えるアクションが発露したときに愛情を感じるもの」という指摘は興味深い、確かにそうだなと思う反面「女性はプロセス指向なので突然のサプライズを嫌う」という説明と矛盾するような気もする。まあ、夫も妻も相手を自分の尺度で、自分の期待に沿って評価するのは酷なもの。相手の思考様式を理解し、それに反するような期待をせず、相手も自分も快感を得られるようなやり方でインタラクションできればそれに越したことはない、ものか。本書にある通り「完全に相手の意図を理解し効果的な先回りばかりする夫」はつまらないと思うし、意図が伝わらずたまに言い合いをするくらいが健全な関係性なのだろう。
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結婚している全女性必携の教科書的な本。
なるほどねぇ、が沢山詰まってる。夫にムカついた時や、夫婦関係につまづいた時に読み返したい本です。