水は海に向かって流れる(2) (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社
4.26
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本棚登録 : 363
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065179086

作品紹介・あらすじ

「俺がいなければ、この人の肩が濡れることはなかったのに」

高校への進学を機に、おじさんの家に居候することになった直達。
だが最寄の駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性のさん。

案内された家の住人は26歳OLの榊さんと
なぜかマンガ家になっていたおじさんの他にも
女装の占い師、メガネの大学教授と
いずれも曲者揃いの様子。

ここに高校1年生の直達を加えた男女5人での
一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まったのだが、
直達と榊さんとの間には思いもよらぬ因縁が……。

久しぶりに始動した田島列島が自然体で描くのは
家族のもとを離れて始まる、家族の物語。


「この人がいちばん怒っているのは自分自身になのかもしれない」 10年前、父が榊さんの母とW不倫の関係にあった。事実を知った直達はどうすべきか悩むが、一方の榊さんは余計な波風が立つことを嫌い何もなかったことにしたいと望む。事情を知るのは同級生の泉谷さんと同居人の教授、ニゲミチ先生、そして直達の父。静かな緊張感の中で共同生活を送る直達と榊さんの二人は次第に10年前の事件、そして今の自分に向き合い始める。

感想・レビュー・書評

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  • 純情な高校生、なに考えているのかよくわからないけど魅力的な歳上の女性、或いは漫画家のおじさん、ハーフっぽい占い師、たまに帰ってくる教授、その人たちが一つ屋根の下でルームシェアして生活する。青年漫画、高橋留美子『めぞん一刻』以来、鉄板の設定である。

    という風に展開するのは、平成で終わったのだろうか(もしかして昭和で?)、歳上の女性は実は高校生の父親のダブル不倫相手の娘であり、高校生は早々とその秘密を知り、更には女性は父親と鉢合わせ、或いは次々と隠れた関係が「突き合わされる」。結構ドラマチック、でもかなり日常系(キャラも)。でもまだ第二巻。うーむ展開がようわからん。非日常系日常マンガ?これが令和の日常系下宿ものか?

    一応、2020年「このマンガがすごいオトコ編第4位」ということで読ませてもらった。面白くないわけじゃなく、退屈せずに読ませてもらったんだけど、おじさんはようわからん。

  • 「子供はわかってあげない」の田島列島の最新作。1−2巻読了。叔父の住むシェアハウスに下宿することになった直達。しかしそこに住むOL榊さんの母は、直達の父とかつて、W不倫駆け落ちしたという過去があった…と。それを知る者、あとから知る者、本人は悪くないと思いつつ、割り切れない思いを抱く者。それを知り、自分も半分肩代わりしたいと思う者。直達に心を寄せる者。さまざまな思い渦巻く人間模様。田島列島のテイストが好きすぎて、続きが気になりすぎる。

  • 直達くん素直でいい子なんだけどそれ故に空回りしたり傷つけちゃったり。榊さんのトラウマ解消がメインなんだとしたら次の巻で終わっても不思議ではない雰囲気になってきた。
    ここで門司兄(姉と呼ぶべきなんだろうけど本編「兄」で通してたしな……)登場はファンサービスかしら。

  • 脚本が素晴らしい。
    セリフ回し、ほんとすき。

  • この人の絵や奥行きや話の運びが、ほんと爽やかで清涼感やら透明感あって、好きだわ~としみじみ思いました。べた褒めしています。


    倍返しだ、に笑ってしまい、定期的にくるギスギスナイトフィーバーが良い。

  • 田島列島氏の作品『水は海に向かって流れる』の1巻から2巻まで読了。 複雑なストーリーだが、直達くんと楓ちゃんの会話・・・良いなー。癒される。 

  • 直達くんの涙が、沁みる。

    これまで彼は、冷静ながら、時に、突拍子もない行動を取ったり、自分は何をしたいのか必死で探している様子が印象的だったけど、本音が分かって、いちばん、ほっとしているのは、彼本人だろう。

    ただ、その本音を気付かせてくれたのは、彼に片想いしている泉谷さんである。泉谷さんの「熊沢くんのバカ!」が切ない。なんで、学生時代の片想いって、こんなに切なく感じるのだろう?自分がどれだけ歳をとっても、これは変わらない気がする。きっと、その時だけの、キラキラした、かけがえのないものがあるのだろう。

    また、榊さんは、お酒に酔い、直達くんに背負われながら、母親に対しての自らの行動を悔やんでいたことを、直達くんに話すのだが、これまで、胸にしまっていたことを話せる相手が、榊さんには必要だったんだなと思い、この場面は、榊さんの穏やかな表情含めて、好きなエピソードです。

    直達くんと榊さんの距離も近付いたり、遠ざかったりと(恋愛としての意味ではなく)、物語の内容が、エピソードごとに目まぐるしく展開し、更に面白くなっている。今巻も、笑ったり、悲しんだり、切なかったり、色々、楽しませてくれます。

    また、「子供はわかってあげない」の門司くんのお兄ちゃんが、登場したのも、ファンとしては、嬉しかった。舞台、一緒なのかな?

    そして、今回は、いつも笑わせていただいた貼り紙などの小ネタが、やりきれなかった。
    私がこの作品を完読したのは、2020年4月3日。本編とは関係ないので、詳細は省くが、田島先生も、まさか書いた後で、こんなことになるとは、思いもしなかっただろう。ご冥福をお祈り致します。

  • 読了。内容は思いはずなのに、絵が、ふつうの感じで、不思議な気分になる。

  • 「この人がいちばん怒っているのは自分自身になのかもしれない」 10年前、父が榊さんの母とW不倫の関係にあった。事実を知った直達はどうすべきか悩むが、一方の榊さんは余計な波風が立つことを嫌い何もなかったことにしたいと望む。事情を知るのは同級生の泉谷さんと同居人の教授、ニゲミチ先生、そして直達の父。静かな緊張感の中で共同生活を送る直達と榊さんの二人は次第に10年前の事件、そして今の自分に向き合い始める。(Amazon紹介より)

  • 相変わらずネームがいい!!ゲラゲラ笑いながら切ない。このバランスがとても好き。あと、素っ頓狂なキャラがよく出て来るけど人間の枠を超えないのがとてもいい~変人過ぎないの~ツボ~

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著者プロフィール

2008年前期MANGA OPENにてさだやす圭賞を受賞後、「モーニング」に読み切り作品が掲載される度に各所で話題を呼び、2014年の連載デビュー作『子供はわかってあげない』が各マンガ賞に上位ランクイン。現在は「別冊少年マガジン」にて『水は海に向かって流れる』を大絶賛連載中。

「2019年 『田島列島短編集 ごあいさつ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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