- 講談社 (2019年12月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784065180167
作品紹介・あらすじ
最近、NHKの健康番組などの多くのメディアで新たな腰痛治療法として脚光を浴びているのが整形外科医と精神科医、理学療法士らが連携して「認知行動療法」などの新しいアプローチで治療を行う手法。
精神的ストレス、うつ状態、不安感などの心理社会的原因もからみ、整形外科医単独ではスパッと治せなかった腰痛の改善に大きな効果があるようです。
本書の著者は整形外科医でありながら精神科、心療内科を学び、いち早く「心療整形外科」の重要性を提唱してきた第一人者。患者さんの心理面にも詳しい整形外科医だからこそ築ける「患者さんと医者の治療同盟」によって、ウォーキングを推奨し、慢性的な痛みに悩む多くの患者さんを救ってきました。現在はピンピンコロリ運動で有名な長野県の人気整形外科クリニックで、日々多くの患者さんと向き合っています。
コロンブスの卵的手法を具体的な治癒例を交えて明かした一冊です。
「腰痛、肩こり、関節痛は、認知行動療法ほかで患者さんのこころの持ちようを切り替えれば、自分で治せるケースがたくさんあります」「痛みを軽くするには、こころを切り替え自己治癒力を高めるために、まずは少しでもウォーキングを始めることです」「からだは動かさないと痛くなるようにできています。腰痛、肩こり、関節痛は動かさないと治らない。今日から始められることが必ずあります」「原因にこだわらない、未来を考え過ぎない、決めつけない、あせらない、諦めない」「腰痛でしてはいけないことは『してはいけないことを考えること』」「アンチ・エイジングからアジャスト・エイジングへ。ピンピンコロリ運動は前向きな人生を送れるから素晴らしい」
などなど、著者の医者歴30年の経験と理論に裏打ちされた、腰、肩、ヒザなど運動器の痛みを解決する、刺激的でいて優しい、具体的方策と心理的アドバイスが満載です。
現役の整形外科医として、「なぜ医者なのに、すぐ私の痛みの原因がわからないのか? すぐに治せないのか?」「痛み止めの薬を出され様子を見ましょうと言われたけれど、もっと根本的な治療をしてほしい」「ずっと電気治療をやらされているがいつまで続ければ治るのか」「MRIを撮って手術をしたけれどそれでも痛みが消えない」といった患者さんが整形外科に感じる疑問、不信感などについても、しっかり解説しています。
「腰痛は〇〇をやるだけですぐ治る!」といった、今まで話題になった多くの治療法を実践しても、痛みが解決しなかった方。あまり痛みがよくならないのにずっと整形外科に通い続けている方。そしてそんな悩みをかかえているご家族をお持ちの方。是非この本を読んで少し気持ちをラクにして動き出してみてください。
痛みがきっと軽くなっていくハズです。
みんなの感想まとめ
心と体の関係を深く理解し、腰痛の改善に向けた新たな視点を提供する一冊です。著者は整形外科医であり、心の健康が体の痛みに与える影響を解説。メンタル面のアプローチが痛みの軽減に寄与することを示しています。...
感想・レビュー・書評
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読み終わって1週間経ったけど、気づいたら2ヶ月続いた腰痛治ってた
ありがとう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
体を動かしていないと痛くなるのは当然、という鍼灸院に通院したときによく聞く話だけでなく、こころとからだは関連していて、メンタルが体の不調に影響することもあるとも書いてあって、目からウロコだった。あとは、朝、体を動かし始めるときが、一番腰痛を感じるというのです、という私の実体験と一致することも書かれていて、自分だけじゃないんだと思えた。
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心療整形外科を提唱している著者。自律神経が運動神経と深く結び付いていると学んだ。腰痛の85%は原因不明、客観的な数値は出せても主観的な痛みの原因は医者も実は正確に特定できないというのは驚いた。体を動かすと血流が良くなる、そして気持ちや考え方を切り替えることが大切。
どうせ治らないと決めつけたり、試しもしないで拒否反応を起こす認知のゆがみがある人ほど治らない。とにかく動いてみると気持ちも前向きになる。それは腰痛だけではなく全てにおいて言えると納得した。 -
丁度、腰痛で苦しんでいる時に、目に留まって読みました。とても参考になりました。なるべく、動く様に実践しました。ドクターエアーにも久々に乗ってみました。腰痛が改善しました。心の保ち方も参考になります。もう少し、イラストなどがあるといいなあー。
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内容はタイトル通りだが、医療現場の実情なども含めて丁寧に説明されている点は好感をもてた。
腰痛や肩こりには、ストレスや不安が深く関与している。ウォーキングで血行が良くなると、腰にたまった発痛物質が洗い流される。運動などをして筋肉を動かすと、マイオカインというホルモンが分泌される。その中には、痛みを感じにくくする物質も確認されている。
腰痛体操の種類によって効果の差はない。 -
身体的に問題があると思っている人こそ心理的に問題があるということは自分にも思い当たる節があった
ヘルニアになったからといっていい意味で悲観的にならず、何かできることから始めようという心の持ちようの大切さが伝わった -
身体的に原因があると思い込んでいる人ほど心理的な要因が痛みとして表れやすいという著者の意見には驚かされた。
痛みに怯えて身体を動かさなくなる事が腰痛にとって1番良くない事である。
多少の痛みは我慢してでも散歩や運動を続けていきたいと思った。 -
私が腰痛に苦しんでいるわけではなく、仕事の資料として読んだもの。
整形外科に心療医学的な方法論を取り入れた「心療整形外科」を提唱した著者(長野県で整形外科クリニックを開業/医学博士)による一般書だ。
タイトルどおり、腰痛の話が中心ではある。が、肩こり・関節痛など「運動器痛」全般に通ずる話が中心なので、腰痛持ちでなくとも、運動器痛持ちなら一読の価値がある。
ただ、タイトルとは裏腹に実用書色は希薄。腰痛改善のためのハウツー部分は、全体の数分の一でしかないのだ。
そのハウツー部分の肝が、〝腰痛は運動によって改善せよ〟との主張。
《「歩いてもいい」ではありません。「歩かなければいけない」が正解です。
痛みがあるとからだを動かさなくなります。しかし人間のからだは、動かさないともっと悪くなるようにできています。
からだを動かさなくなると、筋肉はかたくなって関節は拘縮します。
(中略)
運動器の病気はからだを動かすことが治療の第一歩です。この時重要なのは動かし方に、「これが正解であれはダメ」というものがないことです。重要なのは「とにかく動かす」ということです》80~81ページ
この主張には納得できるが、本書にはこれ以上のハウツーはほぼないといってよい。
では、それ以外に何が書いてあるかといえば、〝医師と患者の関係はどうあるべきか?〟、〝そもそも医療とは何か?〟といった大きな話なのである。
そうした部分もわりと面白く読めるが、「とにかく俺の腰痛をなんとかしたい」と思って手に取った人は、「そんな話が読みたくて買ったわけじゃない!」と腹が立つかも。 -
身体の不具合にメンタルが影響しているというのは、感覚的には分かっていたように思うが、それを具体的に論証しているという点が目新しいか。夏木静子『椅子が怖い』を思い出した。あれは、平木英人医師が、著者の腰痛の原因をメンタルにあると喝破し、奇跡的な回復を遂げたという報告記だった。
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東2法経図・6F開架:B1/2/2554/K
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元々精神疾患があるので認知行動療法やマインドフルネスは多少の知識はあったが、腰痛など、疼痛にも効果的だというのは初めて知った。
腰痛でしてはいけない事は「してはいけない事を考える事」
目からうろこ。
先ずは一歩を踏み出す事。歩く。動かす。
他力本願で悲観ばかりしていたら何も変えられない。
医療現場の裏側も知れて、なかなか面白い良書だった。 -
腰痛でしてはいけないことは、「してはいけないことを考えること」
まずは過去と未来への思い煩いをいったんどこかへ「棚上げ」してみる。「問題の棚上げ」がとても重要です
からだを動かすには気持ちが前向きでないといけません「あれをしてはいけない」「これをしてはいけない」というような消極的な気持ちがあり、「運動なんてどうせムダ」とおもっていると腰痛は確実に悪化します
今だけをみて、ウォーキング
運動器痛の治療の基本は、「動かして治す」
吉松和哉 医者と患者
「年のせい」「一生治らない」と決めつけない
いろいろな症状を受け入れるこころの余裕を持つのが大切
「腰痛がでないこと」よりも、「出たあとにうまく対処できること」が重要なので焦らないこと -
タイトル通りで目新しい内容ではないが、「歩くと治る」出はなく「歩かないと治らない」というのはごもっともと思いました。
著者プロフィール
谷川浩隆の作品
