分断を生むエジソン

著者 :
  • 講談社
3.20
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本棚登録 : 217
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065181065

作品紹介・あらすじ

デビュー2作で25万部 ビジネスリーダー最新作

世界が「分断」して見えたなら、
あなたには、足りないものがある

ベストセラー『天才を殺す凡人』から1年、
女性起業家アンナの復活を追う物語
彼女はすべての「働くひと」に問いかける
「仕事で愛を、生めますか?」


(本書の内容)
これからのビジネスは「影響力の地図」を持つものだけが勝つ

5人の法則――これは実際に経営をしているとしばしばぶつかる問題である。たとえば、人が「うちの会社は」と言うとき、そのほとんどのケースは、実際には「自分の周りの5人」に起きていることだけで話している。
つまり、職場の認識は「身近な5人」によって歪められるのである。
ビジネスパーソンが「影響力の地図」を持つべき理由は、これを超えるためだ。身近な5人以外を理解すること。
言うなれば、6人目以降の世界を理解しようと努力することなのだ。

東の国と西の国――
中部と南部――
そこに生まれる分断の正体とは
職場の認識を歪める「分断を生むエジソン」とは何者なのか?

■ビジネスには「ペイン型」と「ゲイン型」の2種がある
■リーダーは二度生まれる。一度は弱さだけ知って
■自分の中に「発明家」と「投資家」と「戦略家」を飼え

◎特別付録 4人の「分断する王」と5人の「繋ぐもの」、9種類のうち1枚のカードつき。あなたは誰を引き当てるのか?


(あとがきより)
私たちはいま、とてつもない高い氷山の前にいる
あなたは、どちらの道を進むのか――

分断を煽ること。
それは最も簡単な才能の使い方だと私は思います。スター・ウォーズの悪役ダース・ベイダーのように、人間は気を抜くと自らの正当性を証明する方向に進みます。
一方で、その反対側に回ること、この本の主人公たちのように生きることは、たとえるなら、最も高い山を最も難しいルートから登るようなものです。

感想・レビュー・書評

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  • 天才を殺す凡人より面白かった。しかし、物語性を重視しすぎた感がある。たまに読み辛い(日本語として美しくない)箇所がある。ただ、要旨はとても興味深く、自分のこれからの身の置き方や関わり方を考えさせられた。

  • この著者による「天才を殺す凡人」という本が売れているようだが、最新作のほうがよいかも、と思ってこちらを読んでみた。

    物語仕立てでコンサルが講釈をたれる、というよくあるパターンの内容だが、世界を4つに分けて、それをつなぐものが5タイプあって、、、という細かすぎる内容についていけなかった。前作から読んでいると理解できるのかもしれないが

  • <何について書かれた本か?>
    小説形式でマーケティングや組織について書かれた本。創業した企業から追い出された主人公が、起業家として再起するまでの学びを物語形式にしている。

    <どんな人に向けて書かれた本か?>
    「モノを売る」「組織をまとめる」など、根本的なところで迷っている人。

    <アンダーライン>
    ・ほとんどの人は「物理的な地図」のことは知っていても「認識の地図」のことは知らない
    ・私たちは普段「主観」でしか映像を見られない。たとえば、写真とは本来、主観的な「時間の切り取り」だ
    ・人の幸せは「主観への没入」
    ・苦痛を取り除くことと、価値を増やすこと。前者が「ペイン」。「人の苦しみ(ペイン)を取り除いてくれること」。後者がゲイン。「人の喜び(ゲイン)を拡大させてくれること」。究極的な価値はこの2つしかない。
    ・時代は、ペインからゲインへ。支配力から、影響力の時代に
    ・(高級フレンチに行く理由は)人は食事そのもの以上に「自らの価値を大きくしてくれること」に対価を払っている
    ・(神殿、寺院、サッカースタジアム)に行ったとき、強い高揚感を感じるのは、自分が「少し大きくなった」感覚を得られるからだ
    ・凱旋門、それは、とても長い視点で、ある意味で、とてつもなく馬鹿げた投資です。でも、それが何年も、何百年も人を呼び続ける。
    ・人はどの「物語」の中を生きるのか

  • 内容が悪くないのは理解できるが、僭越ながら薄っぺら過ぎたようにも感じる。
    その中でも2点、心に残ったことがあったことは良かった。
    ・白石さんの話、人生は春夏秋冬、必ず春は来る。
    ・黒岩さんの話、希望とは復活、挫折を知ってなお前に進む、挑戦者たちなのだ。

  • 物語なのであっさり読了。わかったようなわからないような、なんとなくフワフワした感じ。わたしの経験値が足りないだけなのかもしれない。また時が一定量過ぎてから再読してみよう。

  • 【No.83】「選ばれた人間、大いなる才能はその力を適切にコントロールされなければ、人を殺す凶器にもなる」「人々を幸せにできない経営者に価値はない。経済とは雇用だからな。その意味で君は経営者として失敗したのだ。眩しすぎる光に人は憧れとともに恐怖を感じる。炎は遠いと勇気を灯すが近すぎると焼けてしまう」「人はみたい世界だけで生きられるようになった。全員が見るメディアは衰え、人は見たい情報だけを選べるようになった。つまり、主観の時代が来ている」「人が”うちの会社は””会社って”と言うとき、そのほとんどのケースは、実際には”自分の周りの5人”に起きていることだけで話していることが実に多い。言い換えれば、ほとんどの人にとって、世界はその程度の大きさでしかないのだ」「人が”影響力の地図”を持つべき理由は、これを超えるためだ。この身近な5人以外を理解すること、言うならば、6人目以降の世界を理解しようと努力することなのだ。そして偉大なリーダーの役割は、これらを繋ぐことなのだ」「分断を生むエジソン=好奇心にすべてを捧げて猛スピードで突き進むが、そのスピードに誰もついてこられず、大きな分断を生む」「あるレベルを超えると、人は自らにインスピレーションを与えうるものだけが本質的に金を払う価値があるということに気づく」「小品やサービスには2種類のものがある。苦痛を取り除くことと、価値を増やすこと。前者がペイン。”人の苦しみ(ペイン)を取り除いてくれること”。後者がゲイン。”人の喜び(ゲイン)を拡大させてくれること”。究極的な価値はこの2つしかない」「支配力のルール=それ以外の選択肢を考える必要がないものだけが、強い。このとき、人は”何も考える必要がないまま”、その商品を選ぶ」「才能に溢れた人間は、その溢れ出る才能がゆえに、自分を破壊してしまうことがある。市場に対して早すぎる最適化を求められる。だが、それは自らを殺すナイフにもなる」「いいか?仲間には2種類ある。一つは、一緒にいて楽しい、時を忘れさせてくれる存在だ。これも大事だ。でも、奴に必要なのは、もう一つの仲間。それは、お互いのやるべき、使命を思い出させてくれる友なんだよ」「”才能を持つこと”は時にとてつもない苦痛と責任を伴うことがある」

  • 「人を熟知する」ことの本質は、「分かり合えないことを理解すること」に激しく共感していた私が、読み進めていく中で「人の物語に出演したいか?そのために私はどうありたいか?」とBeingに行き着いた。

  • 経営者にとって必要な資質と能力をテーマにした意識高めな人向けのビジネス小説。テクノロジーの世界で能力を発揮する天才起業家の女性と、日本一依頼料の高い実力派コンサルタントの男性。そんな二人を深く知り、両者を繋ぐ役割を果たすのが、資本主義経済において大成功を収めたが今は隠居生活を送っている元経営者の老人。登場人物はこの3人のみで、彼らの会話と心象推移を中心に物語は進む。著者の前作「天才を殺す凡人」と同じ雰囲気を持つ作風だが、本作は更に上位のレイヤーから現代の経営の本質を紐解いていこうとする著者の意思を感じた。

  • 意味不明、理解不能。ただ、これが自分のレベルにあわないことが原因なのか、作品の質に起因するのか、判断できません。なんとなく後者のような気もするので、星はなし(評価なし)としておきます。

  • 思考方法違いか、最後まで読みづらい文章だった。

    おもしろい喩えは
    西の国=シリコンバレー新しいものを生み出す(1)、中の国=ワシントンDCルールの制定や調整(2)、東の国=ニューヨーク実利(10)、南の国その他日常生活に埋没して生きる人達=その他大勢の大衆(100)

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著者プロフィール

北野唯我(きたの・ゆいが)
兵庫県出身、神戸大学経営学部卒。就職氷河期に博報堂へ入社し、経営企画局・経理財務局で勤務。
その後、ボストンコンサルティンググループを経て、2016年、ワンキャリアに参画。執行役員として事業開発を経験し、
現在同社の最高戦略責任者、子会社の代表取締役を兼務。テレビ番組や新聞、ビジネス誌などで「職業人生の設計」「組織戦略」の専門家としてコメントを寄せる。
著書に『転職の思考法』『オープネス』(ダイヤモンド社)、『天才を殺す凡人』(日本経済新聞出版社)、『分断を生むエジソン』(講談社)がある。

「2020年 『これからの生き方。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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