定年消滅時代をどう生きるか (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 186
感想 : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065181959

作品紹介・あらすじ

【好業績で人手不足なのに、なぜ大手企業は早期退職を募っているのか?】

【転職「35歳限界説」が過去の俗説と化した理由とは?】

【1000人に1人の希少性を持つ裏技的方法!】

【絶対に廃れない基本的な能力って何?】

【頭を「使う人」と「使わない人」の経済格差とは?】 

・・・・・

2020年 日本型雇用改革元年
     ↓ ↓ ↓
2020年代 通年採用拡大&70歳が定年に
     ↓ ↓ ↓
2030年代 中途採用5割超え&75歳が定年に
     ↓ ↓ ↓
終身雇用・年功序列が完全崩壊!

・・・・・

「トヨタが変われば日本が変わる」
「3年でひとつのプロを目指す」
「定年を撤廃する大手企業」
「年金の受給開始年齢は75歳に!?」
「人材獲得競争の勝敗を決めるもの」
「転勤の廃止で就職希望者が10倍に」
「世界でも突出して学び直しをしない日本人」
「少なすぎるAI人材とAI教員」
「ハイブリッド人材が求められる理由」
「ビルゲイツが設けている「考える週」」

・・・・・

すべての日本人の人生にとって、深く関りがある本を書きました。

2020年は日本の雇用が大変革を遂げる年になるからです。

AIなどのデジタル技術の普及に伴って、若手にとっても、
中堅にとっても、ベテランにとっても、高齢者にとっても、
無縁ではいられない雇用の流動化が起ころうとしているのです。

これからの日本では、大学を卒業後に就職して70~75歳まで働くことになるので、
個人の会社員生活は50年前後と、今の定年より10~15年程度も長くなります。

現在24年にまで縮まってきている企業の平均寿命が将来的に20年を切るようになったら、
会社員生活は企業寿命の2.5倍を超える長さになってしまうというわけです。

平均的な働き方をする日本人であれば、
計算のうえでは人生で3つの仕事や会社を経験しなければなりません。

そこで充実感のある人生を歩み続けるためには、どうすればいいのか――。

本書がみなさんにとって、明るく前向きに生きるための一助としていただけたら幸いです。

・・・・・
【本書のおもな内容】

第1章 日本から「定年」が消滅する
第2章 大きく変わる企業の採用
第3章 トヨタ「採用の半数が中途」の衝撃
第4章 人材育成の仕組みを再構築する
第5章 これからを生きるための最大の武器

感想・レビュー・書評

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  • 第二の人生の指南書ではなく、社会問題への提言のような内容です。中原さんらしいです。

  • 少子高齢化やデジタル化、国際化の流れから、
    新卒一括採用や終身雇用などの日本独自の制度が消えていき、仕事は「メンバーシップ型」→「ジョブ型」へ変わっていく、というもの。
    自分の会社も今まさにこの流れの真っ只中。
    抵抗感があったが、本を読んで時代の要請なんだと少し受け入れることができた。

    そんな時代を生きていく処方箋として筆者があげているのは、
    ▽仕事を好きになること
    ▽専門性を身につけること
    ▽スマホは少し断って読書をすること
    この辺りは納得です。

    ただ全体的に重複感はあった。

  • 日本から定年が消滅する。他国に比べて平均寿命が高いのに、年金受給は他国よりも早いため、それだけ国の負担になっている。さらには働く世代も減少傾向にあるため、どう考えても高齢者に働いてもらう+年金受給年の引き上げがないと日本は潰れてしまう。
    では高齢者が働く場を得るためには、自身が希少な存在でないといけない。それはなにもトップレベルの知識や技術を持てということではなく、複数のスキルを保持することで掛け算方式で希少な存在になり得るのである。
    また、今後若年層もスキルがないと仕事がないということが十二分に考えられるため、思考力が極めて重要になってくる。しかしそれはITの進化の代償に失われているとされる。それをつけるのに手っ取り早いのが読書であり、さまざまなジャンルを読むことで思考の視点を増やすことができる。ITが進化していくこの時代で直感を育むためにも本を読め。

  • 真面な本で有る。

  • 人生100年時代の働き方について再度考えさせられました。

    企業の採用方法の変化や定年の消滅に対応していくため、リカレント教育の重要性を再認識。

  • 日本の雇用環境に大きな変化が起こっている中で、充実感ある人生を過ごすヒントを示した本。

    長寿化により、ビジネスパーソンの生活が会社組織の寿命より長くなってきています。そうなれば、長い人生の中で1度や2度の転職は普通のことです。

    社会環境の大変化は雇用環境にも大きな影響を与えます。社会が大きく変わるの中でビジネスパーソンとして充実した人生を過ごすには、いつでも学び直しをしてスキルを増やしていくことが重要になります。

  • これからの日本では、大学を卒業後に就職して70~75歳まで働くことになるので、個人の会社員生活は50年前後と、今の定年より10~15年程度も長くなります。
    現在24年にまで縮まってきている企業の平均寿命が将来的に20年を切るようになったら、会社員生活は企業寿命の2.5倍を超える長さになってしまうというわけです。
    平均的な働き方をする日本人であれば、計算のうえでは人生で3つの仕事や会社を経験しなければなりません。
    そこで充実感のある人生を歩み続けるためには、どうすればいいのか――。
    「人生で3つの仕事や会社を経験する時代へ」
    「10年先を見据えて豊かな人生の礎を」
    「人生100年時代は変化を楽しむ未来志向で」
    「年金受給開始年齢は75歳に?」
    「定年引き上げが終身雇用の終わりを招く」
    「必要なのは“仕事は楽しみながらする”という価値観」
    「転勤の廃止で就職希望者が10倍に」
    「“新卒社員でも年収1000万円”の背景」「会社の人材育成には頼らず、自分でキャリア形成を考える」
    「好業績で人手不足なのに“早期退職”を募る理由」
    「世界でも突出して学び直しをしない日本人」
    「人生と仕事を何度もやり直しができる世界」
    「人生を豊かにするためのヒント」
    「1000人に1人の希少性を持つ裏技的な方法」
    「リカレント教育の活用と就職氷河期世代」
    「ハイブリッド人材が求められる理由」
    「スマートフォンを使うことの代償」
    「絶対に廃れない基本的な能力」
    「ITの世界から離れることの効用」
    「MBAの陥穽と感性の重要性」
    「“読解力”と“論理力”を身に付けるには」
    「ビル・ゲイツが設けている“考える週”」
    「無意識のうちに自らの視野が広がる」
    「高度な専門知識よりも大切なこと」
    「日本人全体の底上げが豊かな社会をつくる」
    【おもな内容】第1章 日本から「定年」が消滅する
    第2章 大きく変わる企業の採用
    第3章 トヨタ「採用の半数が中途」の衝撃
    第4章 人材育成の仕組みを再構築する
    第5章 これからを生きるための最大の武器

  • ■大量消費社会は今や終焉に向かい、今後は少量多品種生産に向かいつつある。人々の多様化する価値観に合わせながら矢継ぎ早に新しい商品やサービスを生み出していかなければならない昨今、同じ会社内で同じように育てられ同じ知識と経験しか持たない会社員などほとんど役にたたない。
    ■るーるどおりに働いている仕事のおよそ半分はなくなる。
    ■新卒社員をはじめ若い世代が心掛けるべきは転職社会に身を置いていることを自覚して、一つの会社内のみで通用するスキルではなく社外でも評価されるスキルを身につけること。
    ■雇用は中途採用が標準になる背景
    ①世界でビジネスモデルの変化が目まぐるしい中、新卒の社員を時間をかけて育てていくのは難しい
    ⓶若手を育てるよりも優秀な人材を転職市場から採用した方がコストがかからない
    ③求められる職務に応じてふさわしい人材を充てる「適所適材」という考え方ら主流になる
    ④硬直した人事制度や企業風土を変えるために外部から多様な人材を取り入れる必要がある

  • 「人生100年時代」の到来が予見される日本。わが国が個人と社会にもたらす変化と、その変化に対応するための方策をコンパクトにまとめた一冊。
    この本の出発点は、年金や医療費などの社会保障、人口減少に伴う労働力不足、高度な技術の流出防止などの観点から、企業の定年制度が消滅することにある。
    著者は、定年制度の廃止は終身雇用・年功序列の解体を意味すると主張する。専門性や能力に応じた給与体系に伴い、人材の流動化が進むからだ。
    その結果、どのような社会が待ち受けるのか。主に、
    ・転職市場の拡大や通年採用の導入
    ・個人のスキルアップの必要性
    ・企業のジョブローテーションの再構築(著者は「適材適所」から「適所適材」という言葉を用いている)
    ・社会貢献できる人材の育成やリカレント教育の場としての大学改革の必要性
    などを説いている。
    どれも私自身が持っている問題意識と重なる部分が多かった。見方を変えれば、それほど内容に目新しさはない。社会で一般的に言われていることを体系的にうまくまとめた、とも言える。
    残念な部分は最終章。タイトルの「定年消滅時代をどう生きるか」の解答となる箇所だが、読書の必要性が説かれている。
    確かに読書を通じて知識を得ること、考え抜く力を養うことは否定しないが、冒頭から多くの問題提起を行っていただけに、尻すぼみ感は否めない。
    著者の数多くの問題提起について、読者が自らその「解」を考えるべきかも知れない。

  • ●ヨーロッパでは年金の支給年齢引き上げによって、既存の大政党が衰退し、ポピュリズム政党が台頭する一因になっているのです。
    ●定年は70歳に延長される⁈
    ●公的年金をができた1961年当時の、平均の受給期間が8年余りだったのに対し、今では20年近く。

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著者プロフィール

1970年生まれ。慶應義塾大学卒業後、金融機関や官公庁を経て、現在は経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。大手企業・金融機関、地方公共団体等への助言・提案を行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・経済教育の普及に務めている。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる。実質賃金、実質成長率など、名目数値よりも実体経済に近い数値推移で市場を把握する。著書に『AI×人口減少』(東洋経済新報社)、『日本の国難』(講談社現代新書)など。

「2021年 『マンガでわかる その後の日本の国難 稼ぐ力の高め方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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