またね家族

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 77
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065182918

作品紹介・あらすじ

父の余命は3ヵ月。
何者にもなれなかった僕は――
あなたの息子には、なれたのでしょうか。
小劇団を主宰する僕〈竹田武志〉のもとに、父から連絡があった。余命3ヵ月だという――。
自意識が炸裂する僕と、うまくいかない「劇団」、かわっていく「恋人」、死に行く大嫌いな「父親」。周囲をとりまく環境が目まぐるしく変わる中、僕は故郷の福岡と東京を行き来しながら、自分と「家族」を見つめなおしていく。不完全な家族が織りなす、歪だけど温かい家族のカタチ。

感想・レビュー・書評

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  • 王様のブランチで紹介!
    不完全な家族が織りなす、歪だけど温かい家族のカタチの物語。


  • ミステリーやサイエンス系を好んで読むのだが、
    ちょっとしたきっかけがあって購入。

    読み終わった後の、この何とも表現できない
    ぼんやりとした物思いに耽りそうなこの気持ち。
    すごく久々。

    家族や恋人、身の回りの大切な人達との
    繋がりや関わり方、色んなことを考えさせられるなあと思った。

    個人的には終盤の西さんの言葉がすごく印象に残る。
    それでいて、時折くすりと笑えてしまうようなフレーズも織り込まれていて、妙なアンバランスさも心地よい。

    読み終わって、本を閉じてから、ブックカバーをめくり、装丁や装画と向き合うと、ああ、そこだったんだね。と理解。

    私の心の中にも必死に隠しているけどきっとある、
    ダサい部分や、不器用な部分が、
    主人公を取り巻く人間関係のリアルが
    惜しげもなく描写されているのが私の心にダイレクトに刺さってきた。私も相当ださいもんな。笑
    「死」についても深く考えさせられる。
    身近な人の死を意識した時、人間は何を考え、どう行動するのか。

    またね家族

    もう一度読み直したくなる、そんな作品。
    いや、きっと読み返す。
    今日はどうしてもアルコールが飲みたい。

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著者プロフィール

1985年、福岡県生まれ。劇団ゴジゲン主宰。2009年『ふたつのスピカ』(NHK)で同局最年少のドラマ脚本家デビュー。2012年、長編映画初監督作『アフロ田中』が公開。その後、『自分の事ばかりで情けなくなるよ』『スイートプールサイド』など発表し、『ワンダフルワールドエンド』でベルリン国際映画祭出品、『私たちのハァハァ』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2冠受賞、『アズミ・ハルコは行方不明』は東京国際映画祭・ロッテルダム国際映画祭出品。2018年には74分1カットの映画『アイスと雨音』や『君が君で君だ』が公開、枠に囚われない作風は国内外から評価が高く、ドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズのメイン監督も務める。2017年に北九州市民文化奨励賞受賞。最新監督作に映画『#ハンド全力』(2020年5月22日公開)。HP:http://handzenryoku.com

「2020年 『またね家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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