虚構推理(12) (講談社コミックス月刊マガジン)

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  • 講談社 (2020年3月17日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784065186534

作品紹介・あらすじ

『絶園のテンペスト』城平京 原作! 怪異達の知恵の神になった少女と、怪異にさえ恐れられる男が、怪異に挑む[恋愛×伝奇×ミステリ]!!  “怪異”の知恵の神になった少女・岩永琴子が一目惚れした相手・桜川九郎は、“怪異”にさえ恐れられる男だった!?  2人に振りかかる奇想天外な事件と、その恋の行方は――!?

【こちらの2シリーズを収録!】
・岩永琴子と同じミステリ研に所属していた風間玲奈は、琴子がかつて挑んだ奇妙なダイイングメッセージについて語り出す。その聞き手は“桜川六花”で――過去編「死者の不確かな伝言」
・無実の罪で逮捕間近の男にはアリバイがあった。しかし、その証人が“雪女”だったため警察に主張できず……!? 新章「雪女のジレンマ」始動!!

感想・レビュー・書評

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  • この巻には2つの事件が収録されていて、どちらも被害者が遺したダイイングメッセージが事件の鍵として示されている
    まず小さめな事件でダイイングメッセージについて教授して、ダイイングメッセージが事件を左右する長編を描いたのかなと思ったら……
    まさかのうっかりだったようで。奇跡のようなネタ被りですか

    29話で描かれるのははっきりと犯人が自白していながらも、別人を指しているとしか思えないダイイングメッセージが遺されていた為に迷惑を被る人物についての話
    ダイイングメッセージといえば、犯人を示す証拠としか考えていなかったから、この話で示されるような解釈は意外な驚きが有ったなぁ
    ただし、本作は虚構推理。琴子は依頼人の困り事を解決するために一つの解決策を授け、それが実際に功を奏したわけだけど、琴子の推理が正しかった保証なんて何処にもないんだよねぇ
    ここで琴子が最優先してるのって困り事の解決ではなく幽霊から目を逸らさせることなんだよね。幽霊なんて居ないと一貫して否定、それどころか中村沢が流した噂だと示唆して問題の根幹が中村沢にあるかのように話を誘導している
    結果、中村沢に換言をしたことで問題解決がされたという認識がされ、同時期に消えた幽霊に関しては「ちょうどよく消えた」程度しか認識されない
    琴子は知恵の神に相応しい動きをしているね


    30話、31話で描かれるのは異種族恋愛譚と評したくなるような話
    人間不信になった男とときおり人里に降りてくる雪女。そんな二人が意気投合して様々な食事に舌鼓を打つ様子は微笑ましい
    だからこそ、突然訪れる殺人事件の一報は二人の日常を壊してしまうし、犯人と疑われる昌幸を救うはずのアリバイを唯一提示できる雪女が妖であるために証明しようがないというのは哀しく思える

    アリバイ証明が出来れば昌幸を示しているかのようなダイイングメッセージなんて関係なく犯人ではないと証明できるというのに……
    今回の事件は雪女が関わっていると表明しない限りは普通の事件として扱われそうなタイプに思えるけど、ここに虚構が入り込む隙はあるのだろうか?


    困窮した二人のもとに現れた知恵の神琴子。彼女は昌幸と雪女を救えるのだろうか?
    ていうか、琴子の様子だとまたしても九郎に置いてけぼりにされた感じですかね(笑)

  • 12巻の「死者の不確かな伝言」では六花が再び登場。琴子と同じミステリ研にいた風間玲奈は田舎道で出会った六花に、当時持ち込まれた問題について語る。「化け物なら人の言葉もしゃべれそうですし」と言ってる風間に、目の前の人物がまさにそうだぞ!ってツッコんでしまった。
    今回はダイイングメッセージがテーマ。ミステリでは確かに定番とも言える証拠や仕掛けではあるけれど、書いた本人はそれを説明する前に死んじゃうわけで、なんとも不確かなものなんだなと。真実よりも現在における最善の結果を導くための解釈を与えるところは、琴子らしくもありこの作品らしいよね。

    続いての「雪女のジレンマ」は、アリバイがあったのにその証人が雪女だったため、警察にそれを主張できない昌幸をめぐる事件の物語。昌幸と雪女のかけ合いや情の芽生え方が丁寧に描かれていてよかった。雪女の俗っぽいけど見識もある感じが好き。怪異であるからこそ、彼を雪山で助けることもできたし、彼を警察から助けることもできないとはなんとも切ない。こちらもダイイングメッセージを扱った事件。真実も気になるけれど、人と怪異の繋がりを絡めた上でどう裁定を下すのかが気になるね。

    あと、琴子は怪異にさらわれて作られた知恵の神なんだよね。六花が作り出そうとしているのもまた神だとするならば、それは何にとっての神となるのか。六花の目的と今後の対決も早く見たいね。

  • 雪女かわいい。昌幸さん、お労しいから雪女と田舎でスローライフして幸せに暮らしてくれ。

  • 雪女ちゃんかわいい 好きです
    予告が不穏だが果たして…

  • 雪女のお話が面白い。ミステリ研の話は、その場で喋ってるだけなので私としては読むの辛かった。もっと琴子と九郎がいっぱい見たいぞ!

  • 「死者の不確かな伝言」では六花さんが琴子の元同級生と出会います
    六花さんは相変わらず好きになれませんね
    九郎が琴子と仲良くしていることに面白くなそうに言い、九郎が琴子をぞんざいにしていることを嬉嬉として言う
    性格 悪いなぁ
    これだけなら ただの悪女なんですが、何故か
    この話の人達からは好印象なのが 納得がいかないところです
    そして 今回の本題は
    元同級生の目線から 再び 高校生時代の琴子が!!
    玲奈は琴子に対して 割と好意的ですよね
    この話では琴子は周りから辛辣に言われているので
    琴子にもちゃんと味方がいたのかと何となく安心します
    高校生の琴子は同級生目線で語られることが多いので 実際に問題を解決したところが見れないのが惜しいところです
    琴子は幽霊の浄霊とか出来るんですかね

    「雪女のジレンマ」
    最初に九郎と琴子は出てきましたが
    今回はあくまでも主役は雪女と昌幸の話みたいです
    そして今回も琴子は 九郎に着いてきてもらえなかったんですね
    最初の方を見る限り大学での琴子の評判は今のところ 悪くないようですし、下手に隠してる方が変に思われそうなものですが・・・

  • この巻はとてもおもしろかった。雪女のジレンマの続きが大変気になる。
    雪女が可愛すぎて、小説がでたら買ってしまいそうな勢い。

  • 11巻で琴子が個の感情や立場より、人間と妖の世界の調和に重きを置くことが判明したあとにこういう話をもってきますか。
    前半の短編は虚構推理らしい事件の中で描かれる六花さん再登場フラグ。
    そして後編は仲の良い人間と妖のコンビに降りかかる事件。
    おひいさまが、ただ単純にこの2人が円満になるための事件の解決をするとは思えない。2人が仲良くなっていく過程が丁寧に描かれた分、次回の解決編に不穏な空気を感じずにはいられません。

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著者プロフィール

2015年4月発売「マガジンR」第1号より『虚構推理』連載スタート。

「2019年 『虚構推理(10)限定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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