ブルーピリオド(7) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
4.55
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本棚登録 : 210
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065188897

作品紹介・あらすじ

日常にどこか物足りなさを感じていた少年は一枚の絵と出会い、絵画の世界へと足を踏み入れた。初めて抱いた自分自身の熱望は人生を変えるーー!!快感、好奇心、劣等感、興奮・・・絵を描かない人にもグサグサ刺さるスポ根美術漫画、新章スタート!!

感想・レビュー・書評

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  • 東京藝大に現役合格した八虎。自信のなさの裏返しだった努力と戦略。それは自分の武器であり、自分は自分の絵にこの世界の誰よりも期待してると気付いたはずだった。しかし、藝大ライフで早速の洗礼を浴びる!

    八虎はまだまだ技術とか考え方に囚われすぎなんだろうね。まさに「コレから先どういう作品作っていきたいの?」に尽きるのかなと。技術の高さよりも、自分が何を感じ、何を訴えたいのか。この巻で仲間と歩いてた渋谷は、今の彼には青く見えてなかったように感じる。恋ちゃんの「ちゃんと立ち止まれて偉いな…」が沁みるね。今までが受験まで全力疾走し続けてきた毎日だったからね。最高の環境に飛び込めたからこそ「大事なのはそこで何を感じて何をやるのかってこと」なんだよね。今は立ち止まって深呼吸するタイミングなんだと思う。

    マキとの会話も胸に突き刺さる言葉が多い。
    「…幸福度の比較なんて意味ないよ 人の痛みなんか想像でしかないんだから」
    「ちょっとだけ落ちて安心したんだよね 維持する努力を続けてたら報われるって幻想がぶっ壊れて」
    自分の人生、好きなように生きていい。楽しんじゃう力がぼくも欲しい。

    世田介の「俺より下手な教授の言葉なんかにショック受ける必要なんかないのに」で思わず笑ってしまった。受験の時に上手くなったと世田介から褒められて八虎は喜んでたけど、技術以上にその絵で何を表現したいかが伝わったことが大切なんだよね。絵という言語でコミュニケーションできたことの喜び。八虎にはその感動をもう一度取り戻してほしいね。

  • 泣けた、、、

  • 2巻で先生が言っていた「武器が少ない分身軽に動ける」という現役生の強みが、入学後は逆にバックボーンの弱さに繋がってしまう話。
    傍から見れば、八虎の「高校2年途中で絵を始めて藝大現役合格」なんて、世田介君と同様、天才にしか見えないんだろうけど。
    その結果・評価と実力とのギャップで藻掻き苦しむ。
    自己評価の低さを原動力に努力を続けていた分、その努力を否定されるような「受験絵画を捨てろ」という言葉が重く響くんだろうな。

    絶望で終わらず、周りに支えられ、そして八虎が気付かない内に周りを助け、希望が見えて巻が終わる29話。
    八虎がどういう作品を作っていくのか。周りに及ぼす影響がどう発展していくのか。先が気になるばかり。

  • 「心を殺さないことを大事に過ごそう。」
    今の自分にとても響く内容でした。

  • 藝大編に入った。キャラの強い人たちのオンパレード。世田介が八虎のことを気に掛けているようで萌える。櫻井さんの浪人数に関する考察はなるほどなと思った(しかしレシピの「適量」がわからない)。久しぶりの面子。恋ちゃん。桑名さん。悩み、迷い、模索する。

  • そんなにトントン拍子で上手くはいかないよな。丁寧に書いていて本当に好き。

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著者プロフィール

山口つばさ(やまぐち つばさ)
東京都出身。東京藝術大学卒業後、アフタヌーン四季賞2014年夏で佳作受賞。2016年、新海誠監督の作品『彼女と彼女の猫』コミカライズでデビュー。2017年6月から『月刊アフタヌーン』で『ブルーピリオド』を連載し、現在の代表作となる。美大受験を目指す高校生を主人公にした同作は、「このマンガがすごい2019 オトコ編」4位、「マンガ大賞2019」ノミネートなど、高い評価を得ている。2019年6月21日、『ブルーピリオド』5巻刊行。

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