- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065188897
作品紹介・あらすじ
日常にどこか物足りなさを感じていた少年は一枚の絵と出会い、絵画の世界へと足を踏み入れた。初めて抱いた自分自身の熱望は人生を変えるーー!!快感、好奇心、劣等感、興奮・・・絵を描かない人にもグサグサ刺さるスポ根美術漫画、新章スタート!!
感想・レビュー・書評
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受験編より、より一層共感できる内容だった
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一団成長の前に、やっぱり再度の挫折を経験することにはなりますわな。芸大生活がいよいよ始まったけど、やっぱり思うようには進まない本巻。
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東京藝大に現役合格した八虎。自信のなさの裏返しだった努力と戦略。それは自分の武器であり、自分は自分の絵にこの世界の誰よりも期待してると気付いたはずだった。しかし、藝大ライフで早速の洗礼を浴びる!
八虎はまだまだ技術とか考え方に囚われすぎなんだろうね。まさに「コレから先どういう作品作っていきたいの?」に尽きるのかなと。技術の高さよりも、自分が何を感じ、何を訴えたいのか。この巻で仲間と歩いてた渋谷は、今の彼には青く見えてなかったように感じる。恋ちゃんの「ちゃんと立ち止まれて偉いな…」が沁みるね。今までが受験まで全力疾走し続けてきた毎日だったからね。最高の環境に飛び込めたからこそ「大事なのはそこで何を感じて何をやるのかってこと」なんだよね。今は立ち止まって深呼吸するタイミングなんだと思う。
マキとの会話も胸に突き刺さる言葉が多い。
「…幸福度の比較なんて意味ないよ 人の痛みなんか想像でしかないんだから」
「ちょっとだけ落ちて安心したんだよね 維持する努力を続けてたら報われるって幻想がぶっ壊れて」
自分の人生、好きなように生きていい。楽しんじゃう力がぼくも欲しい。
世田介の「俺より下手な教授の言葉なんかにショック受ける必要なんかないのに」で思わず笑ってしまった。受験の時に上手くなったと世田介から褒められて八虎は喜んでたけど、技術以上にその絵で何を表現したいかが伝わったことが大切なんだよね。絵という言語でコミュニケーションできたことの喜び。八虎にはその感動をもう一度取り戻してほしいね。 -
自分の好きって。一番、難しい、自分には。だからよくわかる。
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芸術ってなにかを伝えなきゃいけないのかな、自分の感じたように描いちゃダメなのかな
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ユカちゃんはどうしてるんだろう?
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八虎つれえ……と思いながら読んだ前中盤。対応力や察する能力が高いのが芸術分野では裏目に出ちゃうんだろうな……
絵が下手なわけじゃなくていかにして己と向き合うかが課題というか。森先輩の「祈り」みたいなテーマを見つけられたらいいのかな。わからんけども。上野動物園での一幕はなんだか泣きそうになってしまった。次の巻もたのしみ! -
「心を殺さないことを大事に過ごそう。」
今の自分にとても響く内容でした。 -
藝大編に入った。キャラの強い人たちのオンパレード。世田介が八虎のことを気に掛けているようで萌える。櫻井さんの浪人数に関する考察はなるほどなと思った(しかしレシピの「適量」がわからない)。久しぶりの面子。恋ちゃん。桑名さん。悩み、迷い、模索する。
著者プロフィール
山口つばさの作品





