ランド(10) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 151
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065189214

作品紹介・あらすじ

捨吉に捕縛されたアンは眠りの中で、もう取り戻せない時の甘美な夢に浸る。どうしようもない衝動に、走り出した杏(あん)は堀の内で、和音に出会う。溢れだす思いに、和音は・・・。「あの世」の一般人、山之内(やまのうち)親子は自らの暮らしの異常さに疑問を抱き、動き出す。永遠にそして漫然と続くはずだった世界は音を立てて崩れ始めた――。

感想・レビュー・書評

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  • だいぶ物語が長くなっているので、ちょっと忘れているところもあるけど。捨吉のあの言葉は、非情にみえる彼の内面がかいまみえたという感じで印象的だった。もちろん、彼が非情なわけはないのだけど、感情を閉ざしていると言った方がいいのかな。物語が、ここから広がっていく感じなのかな。

  • また大きく動きました!

    山之内父と平治・我次郎との出会い、杏と和音の再会、山之内と捨吉の出会いが特にいい◎

    銀次は鹿頭の男と会ったのだけど、鹿頭は何者だろう?
    和音と天音より上の立ち位置のよう。
    鹿頭にとってこの世はユートピアの追求のために動いているけれど、銀次にとっては可能性のある芽を潰されているだけにしか思えない。

    あの世は老化措置をした人々が一斉に年をとってしまう。

    天音だけでなく、蓮華もこの世をぶっ壊す宣言。
    この世もあの世もめちゃくちゃになってきたけれど、最終巻でどう纏まるのだろう。

  • 伏線が回収されてゆく!たまらん!

  •  読了。
     この世もあの世もなんだか破綻してきた。あの鹿頭は何者かな。いろいろ明らかになりつつあるけど、肝心なところがまだ何もわからないという感じだ。

     真理おばさん、カッコいい。
    (210814)

  • 話がまとまりつつあるのだけど、肝心なところが未だよくわからない。あと、どうやってこの世界を作り上げたのかな?
    うまく終息に向かえば良いのだけど…。

  • 平均寿命は伸びている。だからと言って長生きが幸福かどうかは本人しかわからない。人は誰しも老いる。若く美しいからと言って…しかり。杏のおばさんに一番ときめいた。アン達の父親にも。二組の双子、と帯を見てあらためてそれぞれの気持ちが繋がればいいと思う。

  • ランドと呼ばれる古来からの生活を守る世界で生まれた双子の姉妹の数奇な運命物語第10巻。二つの世界が互いに交り合い始め、運命が回り始めるのが目の当たりに。

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著者プロフィール

1980年「週刊マーガレット」からデビュー。主に少女マンガ誌を中心に活躍していたが、『天才 柳沢教授の生活』で「モーニング」に不定期連載を開始。以降、『不思議な少年』など話題作を発表し、女性、男性問わず幅広い人気を得る。現在、「モーニング」にて『ランド』を月イチ連載中。

「2018年 『杉原千畝 命のビザ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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