- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065190111
作品紹介・あらすじ
「人それぞれに信仰や信じるものがあるように、きっと、その人が人生において必要とする相性が合う文様が存在するのだと思います。自分と相性が良い文様を見つけることは、人生を前向きにする徴(しるし)となり、よりよく生きるきっかけになるかもしれません」トトアキヒコ
寛永元年(1624)創業、江戸時代から唯一続く唐紙屋、唐長の次世代を担う、雲母唐長。唐紙師 トトアキヒコと千田愛子が、文様に包まれた空間、アートのある暮らしを提案します。
古くは料紙として、そして襖の装飾紙として用いられてきた唐紙を、現代のライフスタイルの中でも取り入れられるようにした雲母唐長の実例とアイデア、さらにはアートへと昇華させたトトアキヒコの作品を掲載。さらに、唐長に伝わる文様と、雲母唐長が新たに制作した「平成-令和の百文様」の中から選んだ美しい吉祥文様の数々を、それぞれの文様にまつわるものがたりとともに、たっぷりと紹介します。
感想・レビュー・書評
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美しい世界だと思った。
文様は、祈り。
自分のこともそうだけれども、そこから周りのことも、世界全体のことも、祈る。心静かに、祈る。今よりも、もっと良くなりますように。そうやって人は生きてきたのだ。
タイパだの、経済成長だの、現代社会はあくせくしているけれども、少し立ち止まってみたいと思う。立ち止まっても良いのではないかと思う。
そして、目を閉じて、心を落ち着け、祈りたい。雲孫(つるのこ)の未来を想って。
文様が、そのための道しるべになればいいな、と思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
”唐紙”という文化…たしかに素敵な文様だよなあ…
お恥ずかしながら、全然知らなかった…
間違いなく、これからも世界に残していきたい文化の一つだなあ…