ランウェイで笑って(16) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
3.87
  • (7)
  • (14)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 338
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065191828

作品紹介・あらすじ

身長は、158cmから伸びなかった・・・。
藤戸千雪の夢は「パリ・コレ」モデル。
モデルとして致命的な低身長ゆえに、周囲は「諦めろ」と言うが、千雪は折れない。
そんなとき、千雪はクラスの貧乏男子・都村育人の諦めきれない夢「ファッションデザイナー」を「無理でしょ」と切ってしまい・・・!?


華やかな東京ガールズコレクションを心の底から楽しむ育人と千雪。しかし、新生“novice”が注力した変形バッグ販売戦略の成否はラストのTGCスペシャルコレクションにかかっている…! ランウェイを往復する度に急成長する千雪だが、国内屈指のモデルたちの先陣・ファーストルックを完遂なるか!? 育人のバッグを片手に、千雪が負けるわけにはいかない! その時、豪雨とまさかのハプニングで事態が急展開する──!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • TGC編が一段落。いい感じに千雪にオーラがまとってきて、成長の過程も見えて非常に良かった。ここからどう登っていくのか。

  • やっぱりあのカバンは使いやすいとは思えないなあ。

  • TGC。
    スペシャルコレクション。
    いくとのバッグと、チユキのモデルとしてのこれから。
    シャルの代わりのラスト。
    シャルが後から来そう、どうなるのか?

  • 千雪大活躍
    バッグも目標個数が売れた
    シャルが会場に到着しない&セイラは靴のサイズが合わないなど運が味方しまくった千雪
    父親がランウェイを見に来てくれたことにより完全にショーモデルとして覚醒する

  • 引き続きのTGC
    この巻は言語的な説明が難しいモデルの力量差が描写のメインとなることも有って、どのように感想を書くか迷う部分はあるのだけれど、多くのシーンで課題として描かれるのは千雪の実力不足や世界を相手に戦うことの難しさだったように思う


    テルミのショーのファーストルックを任された千雪
    彼女なら大丈夫と誰もが安心して任せられるような実力を持たない千雪がファーストではこのショーがコケる可能性はかなりの確率として存在していた
    モデルとしての信頼がないのはそれだけでデメリットになる。だというのに千雪は歓声が上がるはずのショーで観客が思わず声も出せないほどに夢中にさせるほどのウォーキングを魅せつけた
    そして千雪が作り出した流れは他のモデルにも影響していくという凄まじい始まり

    育人は生来の才能と努力と感性を武器にして厳しいファッション業界で戦ってきた印象があるのだけど、千雪はまた別のタイプ
    千雪は厳しい戦いをする度に持つ力を研ぎ澄ましていったように思う。厳しい境遇に身を置くことでその境遇を打ち破るために実力を伸ばす、いわば戦う中で成長するタイプ
    その傾向は今回のTGCでも見えているね

    ショーモデルとしての期待値は低く、他のモデルからはやっかみに近い視線を向けられている千雪
    そんな中で舞い込んできた大トリの不在。当然、そのようなチャンスは千雪に巡ってきたりしない。
    このTGCの中で千雪は何度も会場を魅了するようなウォーキングを魅せたけど、だからって世界を舞台にトップクラスのショーモデルとして歩けるほどじゃないし経験もない
    テルミが指摘するように千雪は最高のモデルには成り得ない

    だと言うのに……
    まるで世界の全てが千雪をショーに出せと訴えかけてくるかのような不幸と幸運がこれでもかと綯い交ぜに成って、一瞬にして会場のありとあらゆる者を否応無く魅了してみせた千雪
    本当にこんな出来すぎの光景が広がるだなんて、果たしてあって良いのだろうかと思ってしまうほど

    だとしてもやはり千雪ではシャルの変わりにはなりはしない。どれほど幸運に満ちていても、やはりそのショーは千雪の為に用意されたものではないし実力で掴み取ったものではない
    それをきちんと思い出させるような藤戸社長の登場は良いね
    彼の登場は、どれほど千雪が願っても見に来なかった父親が娘の晴れ姿を見に来るという夢を現実にさせたものだけど、同時にこれが千雪の望んだ最高の舞台なのかと聞かれたらノーと言わせるに足る現実も突きつける

    TGCに立ったことで自分の目標地点を再確認した千雪。果たしてそこまで辿り着けるだけの実力をこのショーで魅せつけることが出来るのか、何よりも彼女にシャルの代わりが務まるのか?
    次巻こそ、千雪にとって真の試練が訪れることになりそう

  • ショーもたけなわ。千雪の存在感も「かわいい」から「かっこいい」へ。しかしプロデューサーのカジの評価は、よくやったけど国内どまり。そこへ、トリのモデルの渋滞遅延、突然の停電、ラストルックの代替のモデルが靴のサイズが合わず。千雪が代わりに選ばれ。予定外に育人のバッグも持つことになり。そして今まで来てくれたことのなかった父が観に来ていることを知り。偶然に偶然が重なり手にしたチャンスを十分に、すみずみまで意識を凝らして、パリを!世界を!という思いを乗せて歩いたステージは大きな歓声に包まれ…といったところまで。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール




「2020年 『ランウェイで笑って 158cmモデル、パリコレへ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

猪ノ谷言葉の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×