強欲「奴隷国家」からの脱却 非正規労働時代をマルクスが読み解いたら (講談社+α新書)

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  • 講談社 (2020年3月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784065192443

作品紹介・あらすじ

強いものがより強く、大きいものがより大きく――。
アホノミクスはこの国を21世紀版「大日本帝国会社」という名の国策会社にしようとし、
その野望は完成しつつある。
庶民にあふれるあきらめと絶望に勇気を与え、安易なファッショに流されないための提言!

「いまは、主義なき資本の時代だ。筆者はそう考えている。
グローバル化し、著しく金融化した資本は、資本主義的生産様式の枠組みさえ
飛び出してしまって、野生化している。手のつけようがない暴力性を帯びるに
いたっている。そう思えてならない。今日の日本の問題は、この主義なき資本が
下心政治と出会ってしまっていることだ」
「主義なき資本と下心政治が出会う時、そこにヒトがモノ化し道具化し奴隷化する
暗黒世界が誕生してしまう」
(まえがきより抽出)

もはや近代経済学では危機の予見が不可能な暴走する新資本主義社会において、マルクスの視点を読み込み、アップデートすることで私たちがなすべき答えを導き出す野心作!!

感想・レビュー・書評

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  • 反アベノミクスの舌鋒鋭いエコノミスト、浜矩子さんがマルクスを語る!というちょっと意外な本。確かに現在の資本主義を理解するために資本論を読み返す、とか今マルクスが生きていたらどう考えたか・・みたいな本もかなり出てきていて、マルクスの視点が再評価されている・・のでしょうか。
    資本論の入門書というわけでもなく、やはり中心になっているのは「この道しかない」として突き進むアベノミクス、世耕ー経産省路線への徹底的な批判です。人間不在の中身のない未来像に巻き込まれる労働者に対する温かい視線と、それにたいして何もしないだけではなく、むしろその流れに加担する「労働組合」への怒りが行間ににじみ出ています。
    アベノミクスに踊らされてひた走る人たちを振り返らせるだけのオルタナティブが提示されているか、というとちょっと微妙かな、と思いますが「知らない間に世の中変わってた・・」とあとから後悔しないためにも一読に値すると思います。

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著者プロフィール

1952年生まれ。同志社大学大学院ビジネス研究科教授。
主著=『新・国富論――グローバル経済の教科書』(文春新書、2012年)、
『老楽国家論――反アベノミクス的生き方のススメ』(新潮社、2013年)。

「2014年 『徹底解剖国家戦略特区』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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