2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義 (星海社新書)

著者 :
  • 星海社
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感想 : 456
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065194287

作品紹介・あらすじ

『武器としての決断思考』『僕は君たちに武器を配りたい』…数々の名著で10年代を牽引した瀧本哲史が残した伝説の講義を完全収録!

第一檄 人のふりした猿にはなるな
第二檄 最重要の学問は「言葉」である
第三檄 世界を変える「学派」をつくれ
第四檄 交渉は「情報戦」
第五檄 人生は「3勝97敗」のゲームだ
第六檄 よき航海をゆけ

感想・レビュー・書評

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  • 2012年6月30日、東大の伊藤謝恩ホールにて行われた瀧本哲史さんの講義を書き起こしたもの。
    瀧本さんは惜しくも昨年47歳の若さで亡くなられている。

    受講資格は29歳以下に限定しており、10代、20代の若者に向けて飛ばされた熱い檄!

    なんせしょっぱなから「人のふりした猿になるな」ですから。要は自分で考えて行動せよ、ということ。

    40代のおっさんが、この本読んだ時の反応としては、「ふんふんそうだよね、なるほどね」とあるべきで、不覚にも感動してしまい評点を4点つけてしまう僕は、世代交代でパラダイムシフトされるべき存在なのだろうな。

    ・言葉の力は国をも動かす。

    ・正しい選択をし続ければ必ず世界は変わる

    ・交渉とは、自分の都合ではなく、相手の利害を分析する。
    そのためには話すのではなく聴く。

    素晴らしいです。

    そして、8年後の2020年6月30日、まさしく今日、行動した結果どうだったか、答え合わせ会をするため再集結しようと呼びかけ終わる。

    瀧本先生、生きてたら日本を諦めていたろうか?
    僕はコロナ渦で世界が大混乱だから、日本にもチャンスがあると、現在の状況を前向きに捉え行動をしてたんじゃないか、と想像する。

    瀧本さんは、生きるための希望についてを我々に遺してくれた。

  • フォロワーさん方々のレビューを拝見して、読んでみたくなった本です。ありがとうございます。

    今、10代、20代だったらこのような本を読んで、どんな気持ちになっただろう。希望に満ちた明るい将来を考えたのではないかと思います。


    ●「20歳の若者」に
    次の日本を支える世代である彼らが自由人として生きていくために必要不可欠な「武器としての教養」を配りたい。

    ●現代社会では、しっかり自分の頭で考えられない人間は「コモディティ(替えのきく人材)」として買い叩かれるだけ。

    ●「自分で決める(決められる)」ことが超重要。

    ●最終的な目標は若い人たちが大人になる前の読み物として定番化すること。
    目標となるのが『思考の整理学』外山滋比古。1986年。

    ☆奴隷でも、猿でもない「人間」になろう。
    ☆本を読んで終わり、人の話を聞いて終わりでなく行動せよ!

    ●君と君たちが正しい選択をし続ければいつか必ず世界は変わる。


    今、読んでも、面白い内容だったのですが、やっぱり若い時に読むのにこしたことはないと思います。
    巻末の著者の著作リストから他の本も読んでみたいと思いました。
    早逝されたのは、惜しまれます。

    • yuka♡さん
      フォローありがとうございます!
      いろいろ参考にさせてください。よろしくお願いします。
      フォローありがとうございます!
      いろいろ参考にさせてください。よろしくお願いします。
      2020/07/19
    • まことさん
      yuka♡さん♪初めまして。

      こちらこそ、フォローありがとうございます。
      マハさんがお好きみたいですね。
      私も大好きです(*^^*...
      yuka♡さん♪初めまして。

      こちらこそ、フォローありがとうございます。
      マハさんがお好きみたいですね。
      私も大好きです(*^^*)
      これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
      2020/07/19
  • 瀧本さんはなんと言うだろうか。
    呆れるだろうか、檄を飛ばすだろうか、笑うだろうか。

    再決起を待たず、亡くなった彼が今の日本を見たらなんと言うだろうか。

    「自分で考えてない人は人じゃない。」
    「読むべき本などない。」
    「結局、君はどうするのか、って話です。」
    「少しでも自分がやれることをやって世の中を変えてくれる人がいたらいいかな。」

    そして講義を受けた人々は、約束の日を約2ヶ月後に控えた今、どう思って過ごしているのだろう。

    8年越しに、勝手に出席したような気になっている自分に、そこに参加したいとさえ思わせる熱量。
    瀧本さんの言うような若者ではなくなってしまったけど、自分で考えて、行動するしかないな。

  • 講義を書き起こした文面から、迸る熱量を受け取りながら、驚きの連続で読み上げました。

    この本のターゲットは、10代から20代の若者に向けて書かれておりますが、だからといって30代やそれ以上の方が読んでも、役に立つ考え方が凝縮されております。

    もちろん、こうしておけばよかった、といったような後悔に遭遇することもありますが、大事なのは、読んでいる今、この瞬間にそのことに気づけたこと、だと思っています。

    この本には、例えば、『アメリカン・マインドの終焉』から引用された
    『教養の役割は、他の見方・考え方があり得ることを示すこと』
    など、重要な考え方が多く散りばめられております。

    しかし、そこには、この考え方が正しいから皆さんもそうしましょう、と鵜呑みさせるのではなく、
    「こういう考え方もあるけど、あなたはどう思いますか?」という、考えるための余白を残すような表現がされているように感じました。

    いわゆるカリスマの言葉は、それ自体にものすごく重力があって、聞いている人を惹きつけます。しかし、同時に聞く人の考える作業を止めてしまいます。

    だからこそ、考えるための余白を残しつつ、自分の意見を力強く述べる、という瀧本さんの話し方が、カッコよく見えました。

  • 2019年に夭逝した瀧本哲史氏が2012年に東大で行った講義録。
    29歳以下の若者を対象に、なぜ、教養を学ぶ必要があるか、交渉のコツ、大きな目的を達成するには仲間が大事、といったことを熱く、しかも面白く語っていて、読んでいても、その場の熱さが伝わってきた。

    一応国民から選ばれた「偉い方々」と仕事をしていて、支離滅裂で感情に任せたわけのわからないことを言われて頭がおかしくなりそうになった人に対し、"相手が人間だと思うから腹が立つ。相手を猿だと思えば腹は立たない"とアドバイスした話は笑えた。

    2012年の講義とは思えないくらい、今年話したとしても全く違和感のない内容に驚くが、それはつまり、日本の状況はなんらよくなっていないということなのかも。
    瀧本さんのような方には、もっと生きて、日本を変え得る若者をたくさん育ててほしかった。

  • 瀧本さんの本は面白くていくつか読ませて頂いていたので、昨年亡くなった時は驚いたし、この本のタイトルも切ない。もし生きていたら、何をお話しされていただろうか。
    本を読んで勉強した気になっても、結局その本から学んだ事を実際に行動しないと、その本は何の意味もなさないとの事。この世にはわかりやすい真理やカリスマなんてものはない。だからこそそんなものに安易に飛びつく事なく、自分の頭で考え行動する力をつけていく事が大事。

  • この講義が行われたのは2012年6月30日。
    8年後の2020年に、講義の答え合わせをしようという、かなりアツいメッセージと共に終わる。

    あなたは何をするのか。
    そのメッセージ自体は、比較的ありふれたもので、たとえば他の人に同じ言葉を言われても響かないこともあると思う。

    なぜ瀧本さんの言葉なら、アツいのか。
    イメージ戦略とテンポなのかな?と思った。
    武器になるものとはどんなもので、それを使って交渉するとはどんなことなのか。

    非合理な人は猿だと思えとか、公平とか大嫌いとか、読んでると個人的にはカチンとくるし、笑えない。
    でも、言葉からイメージ出来るものを自分の中に探してみようと思う。なるほど、交渉ってそういうふうに考えればいいのかと思わされる。

    そこに、8年後の2020年にって言われたらね。
    あ、ワクワクさせられた、みたいな。

    私自身は、自分の年齢と手持ちの頼りない武器のことを見直して、ため息つきましたけど。
    でも、今までは自分を売り込もうって、自分で先を作ることばっかり想像してきたけど。

    そうか、私で誰かを養わなあかんのだな、と。
    つまり、この先を作る人をどう育てるかにも意識を割かないといけないのだと思ったのでした。
    まぁまだ自分軸もね、捨てきってはないけど(笑)

    答え合わせをする前に、瀧本さんはお亡くなりになるわけで。
    どれだけの知恵とお金を持っていても、生きることって、そういうことなんだと思わされる。
    そして、種を蒔くと、意味が生まれる。

    パラダイムは起きるものであって、起こすものとは言い切れないのかもしれないけど。
    自分には望めない時間の種を蒔いたことに、感動を覚えた一冊でした。

  • 『2020年6月30日にまたここで会おう』
    瀧本哲史さん

    1.講義 いつ、どこ?
    2012年6月30日、瀧本さんが東大講堂で講義を行いました。高校から社会人まで約300人。
    テーマは、人間になろう!

    2.瀧本さんの人間になろう!とは?
    『自ら考えて、課題を見つけて、解決して、そして発信して影響の輪を広げる人間になろうよ!』
    ということ。
    【自燈明】自ら明かりを照らせ。

    3.メッセージの背景
    日本の仕組みは、国政府主導です。
    欧米のように民間シンクタンクが政策に影響を及ぼすことができれば、それは未来へと繋がるからと考えていらっしゃいます。

    そのための教養を身につけよう!他の見方、考え方に触れようと教えてくれます。

    4.40代半ばの僕への意味とは?
    不惑を過ぎた私は、著書のとおり「今できていることを周りや次の代に繋いでいくこと。」と理解しました。
    また、仏教の言葉でいう一遇、出来る範囲をただ為すことを改めて認識しました。

    瀧本さんが当時行った授業は、出版という媒体によって影響が広がり、一歩を踏み出す人への光となっているのでは?と考えています。

    瀧本さん、改めてありがとうございました。

  • 職場の同僚から借りました。自分の所属する組織のケイパビリティやコア・コンピタンスを考えるうえで、頭の中を整理するのに役立つ内容。世の中に与えるインパクトと、真似されない「その人にしかないユニークさ」というのは一番盗めない! というフレーズ。 昨年、亡くなった著者が、同日に集ったら何を語ったのか...。しばらく考えてみよう。

  • 同僚から借りて読んだ。読み始めると止まらず一晩で読み終えた。二、三時間の講演内容を起こした文章なので、すらすら読めるが、中身はとても濃くて、刺激的だった。
    他の著作も読もう。

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著者プロフィール

京都大学客員准教授、エンジェル投資家、教育者。1972年生まれ。麻布高等学校、東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用。専攻は民法。任期終了後は学界に残らず、マッキンゼーへ入社。3年で独立し、多額の債務を抱えていた日本交通の経営再建などを手がけながら、エンジェル投資家として極めて初期段階の企業を15年以上にわたって支援し続ける。京都大学では教育、研究、産官学連携活動に従事。「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気NO.1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。各界において意思決定を先導するリーダーを育てることを目標に、選抜制の「瀧本ゼミ」を主宰。著作物やディベートの普及活動を通して、次世代への教育に力を入れていた。2019年8月10日永眠。

「2022年 『瀧本哲史クーリエ・ジャポン連載集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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