2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義 (星海社新書)

著者 :
  • 講談社
4.30
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本棚登録 : 2303
レビュー : 198
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065194287

作品紹介・あらすじ

『武器としての決断思考』『僕は君たちに武器を配りたい』…数々の名著で10年代を牽引した瀧本哲史が残した伝説の講義を完全収録!

第一檄 人のふりした猿にはなるな
第二檄 最重要の学問は「言葉」である
第三檄 世界を変える「学派」をつくれ
第四檄 交渉は「情報戦」
第五檄 人生は「3勝97敗」のゲームだ
第六檄 よき航海をゆけ

感想・レビュー・書評

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  • フォロワーさん方々のレビューを拝見して、読んでみたくなった本です。ありがとうございます。

    今、10代、20代だったらこのような本を読んで、どんな気持ちになっただろう。希望に満ちた明るい将来を考えたのではないかと思います。


    ●「20歳の若者」に
    次の日本を支える世代である彼らが自由人として生きていくために必要不可欠な「武器としての教養」を配りたい。

    ●現代社会では、しっかり自分の頭で考えられない人間は「コモディティ(替えのきく人材)」として買い叩かれるだけ。

    ●「自分で決める(決められる)」ことが超重要。

    ●最終的な目標は若い人たちが大人になる前の読み物として定番化すること。
    目標となるのが『思考の整理学』外山滋比古。1986年。

    ☆奴隷でも、猿でもない「人間」になろう。
    ☆本を読んで終わり、人の話を聞いて終わりでなく行動せよ!

    ●君と君たちが正しい選択をし続ければいつか必ず世界は変わる。


    今、読んでも、面白い内容だったのですが、やっぱり若い時に読むのにこしたことはないと思います。
    巻末の著者の著作リストから他の本も読んでみたいと思いました。
    早逝されたのは、惜しまれます。

    • yuka♡さん
      フォローありがとうございます!
      いろいろ参考にさせてください。よろしくお願いします。
      フォローありがとうございます!
      いろいろ参考にさせてください。よろしくお願いします。
      2020/07/19
    • まことさん
      yuka♡さん♪初めまして。

      こちらこそ、フォローありがとうございます。
      マハさんがお好きみたいですね。
      私も大好きです(*^^*...
      yuka♡さん♪初めまして。

      こちらこそ、フォローありがとうございます。
      マハさんがお好きみたいですね。
      私も大好きです(*^^*)
      これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
      2020/07/19
  • 2012年6月30日、東大の伊藤謝恩ホールにて行われた瀧本哲史さんの講義を書き起こしたもの。
    瀧本さんは惜しくも昨年47歳の若さで亡くなられている。

    受講資格は29歳以下に限定しており、10代、20代の若者に向けて飛ばされた熱い檄!

    なんせしょっぱなから「人のふりした猿になるな」ですから。要は自分で考えて行動せよ、ということ。

    40代のおっさんが、この本読んだ時の反応としては、「ふんふんそうだよね、なるほどね」とあるべきで、不覚にも感動してしまい評点を4点つけてしまう僕は、世代交代でパラダイムシフトされるべき存在なのだろうな。

    ・言葉の力は国をも動かす。

    ・正しい選択をし続ければ必ず世界は変わる

    ・交渉とは、自分の都合ではなく、相手の利害を分析する。
    そのためには話すのではなく聴く。

    素晴らしいです。

    そして、8年後の2020年6月30日、まさしく今日、行動した結果どうだったか、答え合わせ会をするため再集結しようと呼びかけ終わる。

    瀧本先生、生きてたら日本を諦めていたろうか?
    僕はコロナ渦で世界が大混乱だから、日本にもチャンスがあると、現在の状況を前向きに捉え行動をしてたんじゃないか、と想像する。

    瀧本さんは、生きるための希望についてを我々に遺してくれた。

  • 「… 2020年の6月30日までに、やはり何かやりましょう。僕もそれまでに何かやりますので、みんなで答え合わせをしましょう。

    『まず瀧本のケースです』とかってやったら、『意外にできてましたね』『新しい日本が始まりましたね』みたいな話になるかもしれませんし、逆にひょっとしたら2020年6月30日の日本は本当に悲惨なことになっていて、ここにいるみんなはすでに日本を諦めていて、誰も会場に来なくて、『僕も日本を脱出したんですけど、いちおう今日は約束したんで来ました』みたいな感じで、『やっぱりダメだったかー、残念!』みたいな感じになってしまうかもしれませんけど(会場笑)。」p.197

    .

    「だからですね、いろんな立場の人が、バラバラの場所でいろんなことをやったほうがいいんです。 … 今日は会場に300人ぐらいいますから、そのうちひょっとしたら何人かが正しいゴールにたどりついて、天下を取る可能性だってあるんですよ。 …

    だから『瀧本先生、僕に進むべき道を教えてください』じゃないんです。ぜんぜん違うんです。君が自分の仮説を出して、それを試してみるしかないんですよ。 …

    失敗は織り込み済みなんです。それでも悲観することなく行動できるかどうかを、みなさんに問いかけているんですよ。」p.128-129

    .

    自分はまだまだ世界を変えるようなことはできていません、瀧本先生。

    学生時代に一度だけ先生の講義を受けました。立ち見も出るような教室のすみに、ただいることしかできなかった。先生は学生との討議を重視されていたのに。

    それはたぶん、自分の知識や勇気が足りなかったりしたのもあるし、やっぱり聴覚に障害があったこともハードルのひとつで。

    いま自分は、同じように聴覚に障害がある人たちや、コミュニーケーションに不自由さを抱える人たちが、堂々と議論の土俵に立てるような環境づくりに関心を持っているところです。
    聞こえない・話せないということが個性の一つでしかなくなる対話の場を、これからもどんどん作っていきたい。障害を障害でなくしていきたい。頑張ります。

    .

    2012年6月30日に東京大学で行われた、参加資格を29歳以下に限定した講義の書籍化。

    この刺激に満ちた本を出してくださった星海社さんに感謝します!

  • 瀧本さんはなんと言うだろうか。
    呆れるだろうか、檄を飛ばすだろうか、笑うだろうか。

    再決起を待たず、亡くなった彼が今の日本を見たらなんと言うだろうか。

    「自分で考えてない人は人じゃない。」
    「読むべき本などない。」
    「結局、君はどうするのか、って話です。」
    「少しでも自分がやれることをやって世の中を変えてくれる人がいたらいいかな。」

    そして講義を受けた人々は、約束の日を約2ヶ月後に控えた今、どう思って過ごしているのだろう。

    8年越しに、勝手に出席したような気になっている自分に、そこに参加したいとさえ思わせる熱量。
    瀧本さんの言うような若者ではなくなってしまったけど、自分で考えて、行動するしかないな。

  • 講義を書き起こした文面から、迸る熱量を受け取りながら、驚きの連続で読み上げました。

    この本のターゲットは、10代から20代の若者に向けて書かれておりますが、だからといって30代やそれ以上の方が読んでも、役に立つ考え方が凝縮されております。

    もちろん、こうしておけばよかった、といったような後悔に遭遇することもありますが、大事なのは、読んでいる今、この瞬間にそのことに気づけたこと、だと思っています。

    この本には、例えば、『アメリカン・マインドの終焉』から引用された
    『教養の役割は、他の見方・考え方があり得ることを示すこと』
    など、重要な考え方が多く散りばめられております。

    しかし、そこには、この考え方が正しいから皆さんもそうしましょう、と鵜呑みさせるのではなく、
    「こういう考え方もあるけど、あなたはどう思いますか?」という、考えるための余白を残すような表現がされているように感じました。

    いわゆるカリスマの言葉は、それ自体にものすごく重力があって、聞いている人を惹きつけます。しかし、同時に聞く人の考える作業を止めてしまいます。

    だからこそ、考えるための余白を残しつつ、自分の意見を力強く述べる、という瀧本さんの話し方が、カッコよく見えました。

  • この講義が行われたのは2012年6月30日。
    8年後の2020年に、講義の答え合わせをしようという、かなりアツいメッセージと共に終わる。

    あなたは何をするのか。
    そのメッセージ自体は、比較的ありふれたもので、たとえば他の人に同じ言葉を言われても響かないこともあると思う。

    なぜ瀧本さんの言葉なら、アツいのか。
    イメージ戦略とテンポなのかな?と思った。
    武器になるものとはどんなもので、それを使って交渉するとはどんなことなのか。

    非合理な人は猿だと思えとか、公平とか大嫌いとか、読んでると個人的にはカチンとくるし、笑えない。
    でも、言葉からイメージ出来るものを自分の中に探してみようと思う。なるほど、交渉ってそういうふうに考えればいいのかと思わされる。

    そこに、8年後の2020年にって言われたらね。
    あ、ワクワクさせられた、みたいな。

    私自身は、自分の年齢と手持ちの頼りない武器のことを見直して、ため息つきましたけど。
    でも、今までは自分を売り込もうって、自分で先を作ることばっかり想像してきたけど。

    そうか、私で誰かを養わなあかんのだな、と。
    つまり、この先を作る人をどう育てるかにも意識を割かないといけないのだと思ったのでした。
    まぁまだ自分軸もね、捨てきってはないけど(笑)

    答え合わせをする前に、瀧本さんはお亡くなりになるわけで。
    どれだけの知恵とお金を持っていても、生きることって、そういうことなんだと思わされる。
    そして、種を蒔くと、意味が生まれる。

    パラダイムは起きるものであって、起こすものとは言い切れないのかもしれないけど。
    自分には望めない時間の種を蒔いたことに、感動を覚えた一冊でした。

  • 瀧本さんの本は面白くていくつか読ませて頂いていたので、昨年亡くなった時は驚いたし、この本のタイトルも切ない。もし生きていたら、何をお話しされていただろうか。
    本を読んで勉強した気になっても、結局その本から学んだ事を実際に行動しないと、その本は何の意味もなさないとの事。この世にはわかりやすい真理やカリスマなんてものはない。だからこそそんなものに安易に飛びつく事なく、自分の頭で考え行動する力をつけていく事が大事。

  • 『2020年6月30日にまたここで会おう』
    瀧本哲史さん

    1.講義 いつ、どこ?
    2012年6月30日、瀧本さんが東大講堂で講義を行いました。高校から社会人まで約300人。
    テーマは、人間になろう!

    2.瀧本さんの人間になろう!とは?
    『自ら考えて、課題を見つけて、解決して、そして発信して影響の輪を広げる人間になろうよ!』
    ということ。
    【自燈明】自ら明かりを照らせ。

    3.メッセージの背景
    日本の仕組みは、国政府主導です。
    欧米のように民間シンクタンクが政策に影響を及ぼすことができれば、それは未来へと繋がるからと考えていらっしゃいます。

    そのための教養を身につけよう!他の見方、考え方に触れようと教えてくれます。

    4.40代半ばの僕への意味とは?
    不惑を過ぎた私は、著書のとおり「今できていることを周りや次の代に繋いでいくこと。」と理解しました。
    また、仏教の言葉でいう一遇、出来る範囲をただ為すことを改めて認識しました。

    瀧本さんが当時行った授業は、出版という媒体によって影響が広がり、一歩を踏み出す人への光となっているのでは?と考えています。

    瀧本さん、改めてありがとうございました。

  • □マイノリティにも勇気を与える本
    47歳で亡くなった京大准教授で投資家で教育者という肩書の瀧本哲史氏が、2012年6月30日に東大で講義した内容を収録したものです。学生とのやり取りも収録されているので、さながら講義を受けているようなライブ感があります。
    これからの日本に必要なことをメッセージ性の高い言葉で語りかけてくれます。
    親切なのは、章ごとにまとめを設けてくれてあり、読んだ内容を整理できます。

    勇気づけられるのは、決して次世代を担える若者だけではないと思います。自分のことを優秀と思えなかったり、リーダーシップが苦手と思っているよう人達でも…
    「自分の中に気持ちや衝動があるのなら、人知れず努力することが大事だ」これは直接この本には書いてありませんが、読後、私の中にこの言葉が思い浮かび背中を押してもらったような気持ちになりました。
    最後、以下の言葉で締めくられます。

    2020年6月30日 再集結せよ

    できないけれど、この講義を受けた同志として同じ場所に集まりたいと思いました。

  •  瀧本哲史の著作から、人生に影響を受けたと思っている。
     2011年出版の「武器としての決断思考」は、当時ちょうど新入社員一年目で、なんでこんな就職だったんだろうと当時沈んでいた俺に考えることの大切さを教えてくれた。
     会社にいても人とは違うことをやってやろうと、各種応募研修に手を挙げ、社内論文を書ききり、そして今この仕事をやっている。
     そして現在は埋没しているのだが。

     本書は、瀧本哲史が2012年に東大で行った講演会の議事録だ。
     エンジェル投資家として知られる著者の、若者に対する決起の激励、アツさが伝わる。
     何とかしろよ、何かやれよ、という思いが伝わってくる。

     「人のふりした猿にはなるな」
     「自分の人生は自分で考えて自分で決めてください」

     考えること。
     そこに至るロジックを組み立てること。
     始めに言葉ありき。

     惜しむらくは、著者は2019年に急逝してしまい、もう永遠に新作は出ないこと。
     新たな奮起の言葉を読みたかった。

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著者プロフィール

瀧本哲史(たきもと てつふみ)
?(生年月日不明) ~ 2019年8月10日
京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授、経営コンサルタント。東京大学法学部で民法を専攻し、卒業と同時に同大学大学院法学政治学研究科助手に。アカデミズムで大変評価されていたが、マッキンゼー&カンパニーに入社を経て、投資家として独立。若い起業家を支援するエンジェル投資家として活動しながら京都大学で教鞭をとり、多くの著名人に影響を与えてきた。著書に、『僕は君たちに武器を配りたい』(ビジネス書大賞2012受賞)、『君に友だちはいらない』『ミライの授業』(以上、講談社)『武器としての決断思考』(星海社)など。2019年8月10日、47歳で逝去したことが16日に報じられた。

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