水曜日が消えた (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1077
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065194904

作品紹介・あらすじ

僕は1週間のうち、火曜日しか生きていない。

他の曜日は、まったく違う人格の僕が生きている。
でも火曜日は図書館も閉まっているし、飲食店も休みだし、ちょっと退屈だ。
そんなある日、目覚めたらそこは水曜日だった。
火曜日の僕は、水曜日に生きている。つまり、水曜日が消えた。

自分自身とは何なのか。人を愛するとはどういうことか。

中村倫也主演の衝撃作、感動のノベライズ。

感想・レビュー・書評

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  • 多重人格モノが好きなので、手に取りました。
    月曜日から日曜日まで、全部で7人の人格が、日ごと付箋に連絡事項を書きつつ生活しているというお話です。
    各曜日のキャラがそれぞれの分野に長けていて、脳のフィルターによる才能と医師に言われます。
    ビリーミリガン(ノンフィクションなので比較できる訳もありませんが)のような話を期待してしまっていたので、読み進めて話の展開が分かって少しがっかりもしていたのですが、結末は想像とは違い、良かったです。
    主演を中村倫也で想像しながら読んでいましたが、後半のシーンなどは、演じ分けの技量が試されるところです。
    イケメンを愛でるだけの安っぽい映画になっていない事を祈ります。

  • 脳科学とは?

    特に何も考えずに読み進めて行って、気になったので戻って確認しましたが、安藤先生は脳科学者だったのですね。

    精神科医でもなく、
    神経内科医でもなく、
    脳神経外科医でもなく、
    脳科学者。
    (でも最後の手術は
    脳外科の先生がしたのでしょう。)

    事故にあってPTSDから
    多重人格になったわけではなく
    (そういう話ならありふれています)、
    脳に基質的な異常が生じてしまった。
    そしてその部位を手術で除去する。

    最初から主人公が身を投じていたのは
    カウンセリングではなく症例のデータ収集。

    最初の一歩から、現代の日本の医療では
    ありえない設定だったわけです。


    「アルジャーノンに花束を」のような
    ワクワク感を味わえました。
    とても面白かったです。

    中村倫也の顔がちらつき、
    さらにワクワクしました。

    ただ、ほんの少し違和感の残る部分がありました。
    著者は本当はもうちょっとスマートに
    話を進めたかったのではないかなと思いました。
    この話はまだ完成ではないような…。

    これからの作品を楽しみにしたいと思います。

    • asaさん
      アルジャーノンに花束を…的な本かなと想像してました。ますます読みたくなりました。
      アルジャーノンに花束を…的な本かなと想像してました。ますます読みたくなりました。
      2020/05/18
    • sakiさん
      >asaさん
      お話の完成度としてはあちらの方が高いですが、医学ではなく科学という設定で似ているなと思いました。面白かったですよ!
      >asaさん
      お話の完成度としてはあちらの方が高いですが、医学ではなく科学という設定で似ているなと思いました。面白かったですよ!
      2020/05/18
    • asaさん
      ありがとうございます。早速注文しようと思います。
      ありがとうございます。早速注文しようと思います。
      2020/05/18
  • 映画のノベライズ小説読了、初めての本田壱成。
    一つの身体に7つの人格が宿り、曜日ごとに人格が切り替わる青年をめぐる恋愛サスペンスです。
    多重人格映画の原作、と思って購入しましたが、原作ではなくノベライズと気付き、あまり期待せず読み進めたのですが・・・
    どハマり!ビックリするほど面白かったっす!!
    これを中村倫也が演じると想いながら読むと一層・・(^_^;)

  • タイトルが気になり買ってみた。
     この本を通じて人との共存のあり方を考えさせられた。特にこの物語は共有しながら共にどうあるべきか?それを1人が7人の人格を持つ不思議な物語で表現されていた面白い作品でした。

  • 映画化されるということで購入。

    最初は心理サスペンスで複雑に絡まれたストーリーなのかと思いましたが、読み進めてみると、段々と共有をテーマにしたヒューマンドラマで意外にシンプルなストーリーなのではという印象でした。
    どうして、一つの体に七つの人格があるのか?そばにいる一ノ瀬の正体とは?などの謎が楽しめるかと思います。

    曜日ごとに主人公の人格が変わるという発想が面白く、曜日ならではの悩みが独特で、改めて考えると、納得する部分があり楽しめました。
    ただ、火曜日の人格の視点だけで物語は進むので、その他の曜日の人格は、ほぼダイジェストのようにあっさりとしていました。個人的には、その辺も詳しく書いて欲しかったです。段々と規則的から不規則的になっていく主人公の心理が、ある時はサスペンス風に、ある時は恋愛風にその場での主人公の心理とリンクしながら書かれていて、楽しめました。

    主人公が異常にいたるまでの期間が長すぎじゃないかというツッコミはありますが、独特な発想が面白かったです。

    映画化されるということで、主人公の演じ分けが問われる作品かと思いました。どんな風に完成したのか楽しみです。

  • かなり意外な結末でした。
    映画を見るのがもっと楽しみになりました。

  • 最後の僕の言葉が読んでいて、自分がとても幸せになりました。

  • 謎の奇病で、曜日ごとに違う人格が生きる主人公。語り手は
    火曜日を生きている。連続して生きれないため、縛られて、つまらない人生を生きている。火曜日は図書館が休みで、休みの店が多く、損をしていると思っている。ある日目覚めたら、水曜日だった。自分の中の何かが変わり始めたのか?なぜこんなことになってしまったのか?徐々に明らかになっていく。楽しく読めました。

  • 2020/05/18 読了。

    映画が公開延長されたので、
    気になっていたし購入。

    個人的に人格もの?は、納得いかないこともあり
    あまり好みの範囲ではないのだけど、
    思いっきしミステリーではないからいいかなーと。

    面白く読めました。
    火曜日の順番は分かるんだけど、反対周りの
    月曜日さんはどうやって日曜日さん消したんだろうと?
    乗っとるみたいな感じだったけど。
    いまいち腑に落ちず。

    設定はとても好き。
    「消えた水曜日」でなく、
    「水曜日が消えた」だし。

  • 複数の人格を持つ主人公の僕。
    僕は火曜日なのに、目覚めると水曜日だった。
    水曜日の僕はどこに?
    でも、その水曜日はとても楽しかった。

    火曜日の僕はどうすべきなのか?そして、他の曜日の僕はどうなったのか?

    何故か翻訳物のような文章に思わず引き込まれた。
    映画のノベライズだそうだが、これは面白そう。

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著者プロフィール

2012年『ネバー×エンド×ロール ~巡る未来の記憶~』(メディアワークス文庫)でデビュー。大胆なSF設定と透き通るような青春描写で注目の書き手。近著に『終わらない夏のハローグッバイ』(講談社タイガ)がある。

「2020年 『水曜日が消えた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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