Cocoon4 宿縁の大樹

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 41
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065196045

作品紹介・あらすじ

昼は花魁、夜は鬼斬り。新鋭が送る和風ファンタジー第4弾! 
五人衆のため。吉原のため。江戸のため。今度は、わっちが「鬼」になろう。

朝廷についた「鳩飼い」。
幕府を守る「黒雲」。
差別制度の撤廃か。差別を前提にした生活の安定か。瑠璃たちは朝廷と幕府の代理戦争に巻き込まれようとしていた。義兄・惣之丞との戦いが避けられぬものになった中、「黒雲」の柱だった権三が姿をくらました。

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズ辛いこと起こりすぎじゃないですか!? 今回はさすがに涙が出ました。許せませんね、あの男は…
    錠吉、双子ちゃんのお話と来たので、今回は権さんのお話でした。悲しい。もう、この言葉以外出てきません。こんなに悲しいことがあっても、どんな理由であれいつも優しくて、みんなの心を支える柱となっていたの、素敵すぎる…超いい男だよ…
    悲しいことも起こりますが、今回はいつもよりニヤニヤしちゃうような場面も多かったです。妖との絡みだったり、黒雲との会話だったり…電車で読んでなくてよかったです。私は栄二郎のこと応援してるよ!
    最後は気になるところで終わってしまいましたが、どうなるんでしょうか…!

  • #読了 いよいよお話も佳境に入るかな?という展開で先が気になる。意外とあっさりと強敵を倒してしまうし、黒雲のみんながどう強くなったのがわかりにくくてちょっとモヤモヤする。キャラクターが立っているだけにもったいないなー。もう少し展開がゆっくりでもいいような気がする。廓での生活や日常をもっと書いてー!
    タイトルのコクーンはどういう意味なのか、今後ちゃんとわかる日がくるのか。楽しみです。

  • 権三の悲しみが切ない。

    なぜタイトルが「Cocoon」なのか不思議に思っていたのだが、巻末の次巻抜粋にチラリと。
    瑠璃が龍神の繭であり、義兄・惣之丞もまた繭であるということなのであろうか。繭から出てくるものが何なのか。

    いよいよ最終決戦が始まるらしいし、どうまとめていくのか楽しみでもあり、不安でもある。

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著者プロフィール

1991年千葉県生まれ。上智大学法学部卒業。石川県在住。2017年に第13回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞した『Cocoon-修羅の目覚め-』でいきなりシリーズ化が決定。その後、『Cocoon2-蠱惑の焔-』『Cocoon3-幽世の祈り-』『Cocoon4-宿縁の大樹-』『Cocoon5-瑠璃の浄土-』『連理の宝‐Cocoon外伝‐』『Cocoon 京都・不死篇-蠢‐』『Cocoon 京都・不死篇2-疼‐』『Cocoon 京都・不死篇3-愁‐』『Cocoon 京都・不死篇4-嗄‐』と次々に刊行し、人気を博している。『Cocoon-修羅の目覚め‐』はコミカライズもされている。

「2023年 『Cocoon 京都・不死篇5-巡-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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