ゴミ清掃員の日常 ミライ編 あたらしい時代で、しあわせになるゴミ出し術

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065196083

感想・レビュー・書評

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  • ゴミ問題。日本全体の処分場の寿命はあと20年らしい。捨てる場所がなくなってしまう。どうなっちゃうんだろうか?リサイクルも追いつかないし。やっぱり、一人一人意識してゴミを減らすように考えないといけないと思う。一人が出来る事は限られてるけど、同じ考えの人が集まれば、『塵も積もれば山となる』で少しずつ良くなると思うんだけど。その考えは甘いのかな?

    コロナ禍1年目の時にニュースで、ゴミ清掃員さんが大変というのを知った。誰のか分からないゴミを回収するのは命懸けだったと思う。感謝です。

    ゴミを捨てる時は、清掃員さんが効率よく回収できるように考えて捨てていきたい。

  • 資源はゴミじゃない
    ゴミは可燃か不燃だけ
    というのも なるほどと思う考え

    そして プラやペットボトルばかりが
    資源だと思ってましたけど
    意外に身近な古紙の存在を忘れている
    もっときちんと古紙を分別したら
    可燃ごみが減るんだなぁ

  • お笑い芸人でゴミ清掃員としても働く、マシンガンズ・滝沢秀一氏による清掃員の仕事を紹介した作品。コロナ禍のなかで行うゴミ収集の大変さや、ゴミを分別する際のちょっとしたコツなどを教えてくれる。『食べ物のゴミを回収して思うこと①~③』と、『最終処分場①~③』の話がとても印象に残った。

  • 本書は清掃員として働くお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一さんのお話を漫画化したもので、これがシリーズ2冊目になる。
    漫画は妻の滝沢友紀さん。
    前作よりもコマ割りや絵がよりスッキリした感じがして、読みやすかった。

    コロナ禍でのゴミ収集の話や、夏と冬のゴミ収集の大変さ、出したゴミの行方(燃やしても灰が残ってしまう。灰は埋め立てるしかないが、その最終処分場は日本全体では20年しかもたない)など、日頃の暮らしからは見えてこない事実を教えてくれる。
    汁がそのまま残ったカップを出す人、ラベルも剥がさずペットボトルを出す人もいれば、しっかり分別されたゴミをきちんと袋を縛って出す人もいる。
    お店に入ったらトイレを見ろとはよく聞くけれど、住みたい土地ではゴミ収集所を見ろ、というのもまた真実だなとおもった。
    ゴミの出し方で、そこに住む人たちのマナー、どんな人柄まで見えてしまうのは本当だ。

    今回最後の話は、滝沢さんご夫婦の出産時の話だった。
    これがかなり衝撃的で、読むと本当に出産は奇跡なんだなあ…とおもえた。

  • 新型コロナウィルスの感染対策のためにもゴミ出しの方法をもう一度改めて考えないといけないなと思いました。コミックエッセイなので前作と合わせて読んで、清掃員の皆さんの不安な思いを減らしていただけるように、

  • 原作がマシンガンズの滝沢さん、まんががその奥様の友紀さん。
    以前に読んだこの人の著書と内容はほぼ同じでしたが、何度読んでもゴミの出し方、それ以前にゴミを極力出さないで済む生き方について深く考えました。
    また、仕事があること、白米が当たり前に食べられることがどんなにありがたいことかとしみじみ感じました。

    「自分に満足している人を見ているとこっちまで明るくなれる
    不満や愚痴では人に幸せは与えられないと思った
    俺も与える側になりたいなあ…
    俺のことを知った人がその人の日常を好きになれる
    そんな人間になってみたいものだ」

  • ああ、さっぱりした。
    「他人を幸せにする人たち」を読めただけでも読めてよかったな、と思っていたのに、「生きる」の出産編と決意編に、ガツンと揺さぶられた。喉がいたくなり涙腺の存在を強く感じた。涙もろい人なら号泣だと思う。
    本当に人生で大切なものを見つけた、売れないお笑い芸人とゴミ清掃員の仕事の二足の草鞋をはいている著者の滝沢秀一さん。彼の決意に共感と力をもらえた。
    「おもしろくてためになるゴミ出しの話をお届けします」と背表紙にあるけれど、そんなレベルにおさまらない、町だけでなく読み手の心まで清掃してくれた一冊。
    きれいにしてくれてありがとう。本の中の辞表の彼とペルーの彼女にも、そして漫画を描いた奥さまにも、ありがとう。

  • 978-4-06-519608-3
    C0979¥1000E(0).

    ゴミ清掃員の日常 ミライ編
    あたらしい時代で、しあわせになるゴミ出し術

    2020年7月17日 醍1刷発行

    原作・構成:滝沢秀一(たきざわしゅういち)
    マンガ:滝沢友紀(たきざわ ゆき)
    発行所:株式会社講談社

    --------------
    ゴミを回収してくれる人が書いた本です。
    日常がどんな感じなのか。多くの回収場やゴミや、職場の人など、と接したときのことが書かれています。
    大学や専門学校の近くに住んでいた時には、季節感のあるごみがありました。そんなことを思い出しながら読みました。

    コロナで今までにない生活スタイルが始まって、生活に変化があったころの話もありました。
    買い物の制限、今まで以上に個別パッケージされたものが必要になった気がします。つまりゴミが増えたわけです。ニュースでは(海外ですが)ゴミの回収が間に合わないまま放置されているなんてこともありました。(スラムではなく)
    自分の自治体は、本当によくゴミの回収をしてくれています。
    危険と隣り合わせの仕事でもありますし、季節によっても大変な時期があったりと、改めて感謝です。
    大切なライフラインの一つと認識し、滞りなく仕事ができるように心掛けなければと感じました。

    マンガ、苦手ですが読むことができました。このくらいの短いのだと大丈夫です。

  • 「リサイクルできるから、ペットボトルを大量消費してもいい」という考えが生まれているのではないか、という考察にはなるほどと思った。
    リサイクルといっても、ペットボトルがペットボトルに生まれ変わる割合は3割以下らしい。
    フードロスやゴミ処理場の寿命など、ゴミにまつわる問題は山積している。自分にできることは少しずつ取り組んでいきたいと思う。

    ・ゴミは袋に余裕がある量で捨てる
    ・紙類は資源として古紙の日に出す

    幸せな人を見て幸せになれる自分でいたいと思うし、そうやって幸せを与えられる人になりたいと思った。

  • 講演会でお話を聞いて以来、2冊目。こちらは滝沢さんの奥さんが漫画を描いているというなんともほのぼのした本です。

    この本には、ブラック企業から転職した男性と日本に憧れてきたペルー人の女性という、清掃の仕事を生き生きとやっている方々が出てくるのだが、まさに滝沢さん自身がそんな感じの人という印象。最初、辛い仕事もネタになるからなんとか続けてるのかしらなんて思ったけれど、現場からゴミ問題を真剣に考え、清掃員仲間を思いやる真摯な姿が伝わってくる。真摯だからこそ、芸能界でもゴミ関連の仕事が回ってくるんだろうなあと感じる。

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著者プロフィール

1976年、東京都生まれ。1998年、西堀亮とお笑いコンビ「マシンガンズ」を結成。2012年から芸人を続けながらゴミ収集会社に就職。『このゴミは収集できません』(白夜書房)、『ゴミ清掃員の日常』(講談社)などゴミ収集の体験記を数多く出版。「THE MANZAI」2012,14年認定漫才師。2020年、環境省「サステナビリティ広報大使」に就任。ゴミを減らす活動や、SDGsに関するさまざまなアクションを共有・実践できるオンラインコミュニティ「滝沢ごみクラブ」を開設。

「2023年 『地球と人にちょこっとやさしくなれる365日 アクション!今日も、身近なSDGs!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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