スパイの妻 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 130
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065196663

作品紹介・あらすじ

選ぶべきは愛か、大儀か――。
第二次大戦時、混沌する運命に翻弄される男女の愛憎を描く、
究極の歴史サスペンス!

1940年、太平洋戦争前夜の神戸。満州事変以降、国内外で不穏な空気が漂う最中、福原聡子は仕事で満州へ赴いた貿易商の夫・優作の帰国を待ちわびていた。しかし、帰国後の優作は人が変わったようで、憲兵隊からも目をつけられ始める。満州で何があったのか、夫は何を隠しているのか。優作と家庭の幸福を守るため、夫の秘密を探る聡子が目にした驚愕の真実とは――?


演出・黒沢清、作・濱口竜介、野原位、黒沢清による、蒼井優、高橋一生出演のNHK BS8Kドラマ「スパイの妻」(2020年6月放送予定)、渾身の小説版。

感想・レビュー・書評

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  • NHKスペシャルドラマのノベライズ。

    太平洋戦争海戦直前、神戸の貿易商福原優作の妻福原聡子は、夫の娯楽である映画撮影に付き合っていた。不自由のない生活をおくる二人だったが、仕事で満州に行った優作が神戸に戻ると、二人の関係に微妙な変化が…。

    可愛らしい奥様だった聡子が、しだいに強く、たくましく変化していく。しかし優作からすればいつまでも守るべく存在で…。

    深い深い愛情がゆえのすれちがい、一緒に歩いていきたかったのだろうなあ。憲兵くんがいなかったら選択もかわったのかしらね。ドラマも楽しみです。

  • 第一人者、歴史もので栄冠 社会と個人の対立描く  :日本経済新聞
    https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63789180T10C20A9BC8000/

    『スパイの妻』(行成 薫):講談社文庫|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000341777

  • あの時代こんな悲劇のようなことが現実にあったのかもしれない…

    戦争、権力、大義…様々なものに振り回されながら、それでも愛を貫こうとする夫婦、そして、幼なじみ…

    でも、男と女では貫き方に違いがあり…
    最後に幸せだと、感じられる選択が出来たらそれが一番だけれども、その基準もそれぞれで難しいものだ…

    せめて、今ある目の前の幸せを幸せだと感じていけたら、失ったものよりも目の前の幸せを大切に出来たら笑って人生が閉じられるのだろう

  • 構成的には永遠のゼロのような感じ。ドラマの小説版っていうのは後から知ったんだけど、ちょっと意外でした。フィクションとはなっているものの問題のフィルムに写されていたとされるものは731部隊関連と思われるし、時代の背景もリアルなのでノンフィクションの印象をとても強く感じた。ただ、もう少し描いて欲しい(描くべき)箇所があったことも事実。それがあれば星5つだったかな。

  • 想像していたのは、キレもののスパイだったので、人間味溢れる温かい話だった。そうは言っても、見つかれば拷問。ハラハラしながら読んだ。聡子さんは戦後幸せそうな人生を過ごせたみたいだけど、夫も無事だったらいいなぁ。

  • ドラマ、映画は見てないけど、本屋さんで推されてたから購入
    とても読みやすくて、面白かった

    自分の正義は自分で決める優作がカッコいい
    聡子は強い

  • 映画観たい
    優作の本音を語ってほしい。

  • 名作エンドロールはもはや長くて浅い一つのエンドロールと化してしまった

  • この作品の人物たちの選択が正しかったのかは分からないけれど…娘(八重子)家族の視点があるから主人側の視点が際立つなと思いました。やるせない。

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著者プロフィール

1979年生まれ。宮城県出身。東北学院大学教養学部卒業。2012年『名も無き世界のエンドロール』(『マチルダ』改題)で第25回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。他の著書に『本日のメニューは。』『怪盗インビジブル』『ストロング・スタイル』『ヒーローの選択』など。

「2020年 『KILLTASK』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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