- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065196816
作品紹介・あらすじ
美しい線で描き、切ない心情を綴り、絶大な支持を集める魚喃キリコの過去作品9冊の限定新装版と、本人による作品解説集が連続集中発売!
ファン待望の13年ぶりの復刻&新刊となる。
1999年に同タイトルで刊行され、2017年には臼田あさ美主演で映画化もされた、男女の日常を描いた恋愛漫画の金字塔。
苦しい恋愛をしていた過去のある土田は、そんな自分を救ってくれたせいいちと同棲中。
ミュージシャンを志す彼を支えるために内緒でキャバクラで働き始めるが…。
感想・レビュー・書評
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以前、映画版を見たことがあった。
こっぱずかしくて、見ていられないというか、
「この彼氏絶対あなたのこと大切に思ってないよ〜」とか、
自分もこうだったな、馬鹿だったなと思ったりした。
若い頃は、なんだか何でもできる気がして、
でもそれは経験がなくて想像力が乏しいからだったりして。
好きならそれでいいとか、お金で幸せは買えないとか、本気で思ったりしてた。
でも、自分で稼いで生きてくって綺麗事だけじゃやっていけないし、
そんな単純じゃない。
まだ知に足付いていない、若かった頃がちょっと懐かしかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
結末がちがう、映画と。
映画「南瓜とマヨネーズ」がとても好きで何度も何度も観ている。
もともと魚喃キリコは好きだったけど南瓜とマヨネーズは読んだことがなくて映画を先に観た。
そのあとマンガを買ったけど、どうしてもバギオを見かけるあたりで読み進められなくなり何年も気になりつつ、たまに開く→冒頭を読む→やめるを繰り返してきた。心が揺さぶられすぎる。
今日は久しぶりに眠れなかったので「絶対に最後まで読む!」と決めてゆっくり読んだ。
ハギオのつめたい顔がこわい。
つら
映画もまた観るし、マンガもまた読む。
よかった最後まで読めて。
それと
わたしの持ってる青い装丁の本を選べなかったのが悲しい。
ブクログ不便に感じてきた。検索してもなかなか登録したいものが出ない。あるのに出ないことが多い。
青い表紙がかわいいのに。 -
1999年の作品。作者は魚喃キリコ。
ミュージシャン志望で無職の彼氏と同棲しているが、昔関係のあった男性への想いも抱えてる女性のお話。
イラストっぽいオシャレな絵がすごくいい。どのコマもそのまんまポストカードとかポスターとして成立しそう。
日常を描きつつも、揺れ動く女ごごろが切ない。人を好きになるのって、離れていく事考えたりして、結構切ないですよね。そこがまたいいのえすが。
「あたりまえ」なんてなくて、普通だと思ってる事がどんなに貴重なのかを思い知る。その辺はフィッシュマンズっぽい。
女性目線の作品なので、女性の方が共感出来るのかもしれない。
素晴らしく切なくて、美しい作品です。
著者プロフィール
魚喃キリコの作品





