オールドタイムズ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 116
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065200025

作品紹介・あらすじ

「耳あたりのいいニュースには、必ず、裏がある」

長年努めた会社を早期退職し、ウェブニュースの会社の設立メンバーとなった“不動のエース”元夕刊紙記者・不動優作。
だが、不慣れなネット環境と人材不足から発足早々、サイト運営は行き詰まる。
しびれを切らした出資者兼若手IT社長から、不動たちは「週に一度でいい、一週間バズり続けるスクープを取って来い」と命じられてしまう。
どんなスクープも二、三日で消費されてしまう今の時代に、ネットの素人集団は旋風を巻き起こすことができるのか。
イチかバチかーー起死回生の一手は「フェイクニュース」!

新聞やテレビ、大手マスコミで語られることのない真実。
出来たばかりのネットメディアだから。俺たち、忖度なし!

見極めろ。フェイクニュースの裏側を。弱小メディアが一発逆転、ニュースサイト界の覇権をとる!

感想・レビュー・書評

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  • フェイクニュースの裏側に忖度なし。
    知らない世界を覗いてみます。

  • 面白かったですね。
    善悪がハッキリしていますね。
    新聞社が紙かネットか。
    ネットと新聞紙、自分は両方です。
    共存すれば良いと思います。

  • 2023.10 フェイクニュースが本当に簡単に気軽に発信される現代の社会、本当に悩ましい社会ですな。

  • ウェブニュース会社の設立メンバーとなった元夕刊紙記者・不動優作。だが発足早々サイト運営は行き詰まり、出資者兼若手IT社長から、バズり続けるスクープを取れと命じられてしまう。

  • ネットニュースの話。色々なエピソードが入っていて、面白かった。

  • 20年以上前に近いうちに紙が無くなると聞かされたが、スピード感はゆっくり。
    とはいえ、いずれはネットに移行するのでしょうがーー。
    真偽を見極める力が弱ってしまうと大変なことが起きてしまいそうですね。

  • 耳あたりのいいニュースには、必ず、裏がある

  • 登場人物それぞれのキャラがはっきりしていて
    読みやすい。
    それぞれに魅力を感じます。
    短編のようになっているが
    どの話も面白く読めました。

  •  軽く爽快で良いじゃないか。それぞれが色々なものを背負っているから。

  • 114久々の快作。野球と出版物が多い作風だが、今回は傍流のネット関係。仲間もユニークで最後のオチもスカッと!作者一番の出来のような。

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著者プロフィール

1965年、神奈川県生まれ。明治学院大学卒業。産経新聞社入社後、スポーツ紙記者として活躍。2009年『ノーバディノウズ』が松本清張賞候補となりデビュー。2017年『ミッドナイト・ジャーナル』で吉川英治文学新人賞を受賞。2018年『傍流の記者』で直木三十五賞候補。著書に『四十過ぎたら出世が仕事』(祥伝社刊)『友を待つ』(祥伝社文庫)など多数。

「2023年 『あかり野牧場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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