傘寿まり子(13) (KCデラックス)

著者 : おざわゆき

• 講談社 (2020年7月13日発売)

作品紹介・あらすじ

80歳のベテラン作家・幸田まり子は、長年執筆してきた文芸誌「群星」から見放され、自ら編集長となりweb文芸誌「レトル」を立ち上げる。
レトルをさらに大きく羽ばたかせるため、かつてのカリスマ作家や引退した大物作家を復帰させるなど、奮闘を続けるまり子。
そんな中、親友・ちえぞうが自宅マンションからの立ち退きを迫られ、居候していたまり子は、これを機に飼い猫クロとの二人暮らしを決意する。
オーナーに紹介してもらった部屋に引っ越すことを決めたまり子だったが、何故かマンションの下の階の住人が飼っていた老犬・があこを押し付けられてしまう。
80歳と猫一匹、犬一匹の生活が始まる!?

感想・レビュー・書評

[ymkmさんの感想 · 2020年11月3日]

うーん。ペットも命。
まり子の言う事も分かるんだけど、やっぱ正論の人たちの言うことにうなずく。
1番悪いのは置いていった人だよね。
とはいえ、単純にそうではないという視点をあたえてくれるのは凄い。
くらはらが紹介してくれてすぐ解決の道が見えたように、自分で出来ることには限りがあり知識が武器にもなる。
階下の住人怖すぎる。
読んでても苦しい話で、今はあまり自分に合わない。

[chokusunaさんの感想 · 2020年7月18日]

無責任な住人に老犬を押し付けられたまり子。周囲の反対をよそに責任を感じてしまい。そして、下の階の住人との確執。ついには、ネコとイヌをさらわれ…と。蝶子の記者会見をあわやすっぽしそうになるなど仕事に支障を来すも、老犬の新たな余生をあんたなら探せるのでは？と示唆も受けて。