十角館の殺人(2) (アフタヌーンKC)

  • 講談社
4.07
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本棚登録 : 313
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065202258

作品紹介・あらすじ

謎の死を遂げた建築家・中村青司が「島」に建てた十角形の奇妙な館を、大学のミステリー研に所属する七人――エラリイ、ルルウ、アガサ、カー、ヴァン、ポウ、オルツィが訪れる。到着した次の日、中央ホールのテーブルに「第一の被害者」「探偵」「殺人犯」……と書かれたプレートが置かれていた。誰かの悪戯だろうと目されていたが、その日の夜、とある部屋のドアに「第一の被害者」のプレートが貼られ――。事件が現実のものとなり、「島」のメンバーは否応なく「犯人探し」をしなければならなくなる。
一方、死んだはずの「中村青司」から手紙をもらった「本土」の江南と島田は、謎の根源が眠るであろう「島」にアプローチをかける――。

第22回日本ミステリー文学大賞受賞の綾辻行人と、美しさの中に影がある絵でイラストレーターとしても活躍する清原紘がタッグを組んで贈る、本格ミステリの金字塔をもとにした「コミックリメイク」!

感想・レビュー・書評

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  • 漫画版では女性になった江南がかわいいけど、出番が少なくて残念。
    本編は大体ずっと緊張しながら読んでいるので、巻末の平和な4コマ劇場はほっと一息つけるのでありがたいです。

  • 十角館で起きた殺人。いたずらかと思われた被害者のプレートは真実へと変わる。犯人はミステリ研の誰かなのか、それとも死んだはずの中村青司が生きていて起こしたのか。島の惨劇と本土の推理が絡み合って加速していく。

    コミカライズされたことで、キャラたちの豊かな表情が楽しめる。ラストの4コママンガも合わせて、より人間味を感じられるように。自分が想像していた表情や仕草を照らし合わせながら追っていく面白さ。惨劇のシーンは絵になるとより凄惨さが増す。感情を乗せた絵、十角館という舞台を広く使う構図なども引き込まれる。

    今回は島での事件が中心で、本土の江南たちはそこまで登場しない。殺人が起きたことで一気に空気が引き締まり、疑心暗鬼に叩き落される様子がヒリヒリと伝わる。千織との過去描写は加筆かな?彼女が死んだことに対する「私たちとんでもないことを─」の意味とは。あと、地下室についての改変が今後どう響いてくるのか気になるところ。原作を読んでいても油断ならない。

  • 8-13

  • 細かなところをよく覚えてない…原作を再読しよう。

  • 原作と犯人が違うらしいと噂に聞いたけど、ホントかな?アガサの作ったサンドイッチ食べたい

  • 漫画喫茶で読みました。

    オルツィの遺体発見から第二の犠牲者発生、台所から青屋敷までの地下通路が見つかる。

    第二の犠牲者はカー。
    死因は毒殺。

    島の外では中村千織が紅次郎の娘だったのではないかという疑惑が出てくる。
    中村青司の行動は、それを疑っての嫉妬から来るものではないか?という推理が行われる。
    この場合、島でミス研のメンバーが殺害されている理由が薄くなるけど、手紙の真相を知るための推理であり、そもそも現時点で島は断絶されてるのでミス研メンバーが殺害されていることが分からない。
    また、実は焼死体は吉川で、中村青司が生きているのではないか?という説も出てくる。

    また島でも中村青司が生きているのではないか?という推理が行われる。
    コチラはまだ中村千織が中村青司の娘だったということには気が付いていない様子?

    吉川さんの奥様は大丈夫なんだろうか?
    だいぶ厳しい世間体になると思うのだけど。

  • おもしろかった。

    オルツィって顔に上着掛けられてなかったっけ?

  •  原作小説はかなり昔に文庫で読了。
     特に復習しないまま、コミカライズ版を追いかける。
     江南くんが女性になっていたり、改変がなされている可能性は示唆されている今作、あのトリックをドアアレンジして再現されているのか楽しみに読み進めている。

     部分部分覚えている原作の仕掛けを思い出しつつ、描写を愉しむ読み方になるが、それもまた面白い。
     ただ、ゲーム版のヘンテコ描写も混ざって少し混乱もしちゃうけど。

     ・・・と、内容について大方れないのは、1巻の続きであり3巻へ続く事件の途中の巻だから。
     十角館の描写がメインで、島田&江南の描写は少ない。
     
     3巻は来年春か。

  • 8/21▶️8/23

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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