- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065202821
作品紹介・あらすじ
シリーズ最終巻!
●あらすじ
「詩音が好き」
初めて恋心を抱いた杏都。
告白しようと決めた矢先に、両親が仲直りして都会に戻ることになり……。
この詩音へのキモチ、どうしよう?
笑われたり、変だと思われても、ばかみたいって言われたっていい。
自分をつらぬいて生きていった先で何かをつかむことができる。
「自分をだして生きていこう!」というエールがこもった青春ラブストーリーです。
〇著者紹介
吉田桃子(よしだももこ)
1982年生まれ。福島県郡山市在住。日本児童教育専門学校絵本童話科を卒業。2015年、第32回福島正実記念SF童話賞で佳作に入選。2016年、第2回小学館ジュニア文庫小説賞で金賞を受賞し、『お悩み解決! ズバッと同盟』(小学館ジュニア文庫)として刊行される。第57回講談社児童文学新人賞を受賞して『ラブリィ!』を刊行し、同作で第51回日本児童文学者協会新人賞を受賞。その他の作品に『moja』(講談社)がある。
〇挿絵
ゆの
感想・レビュー・書評
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最後まできゅんきゅん、
あんづちゃんと詩音が可愛くて愛おしいのなんのって。
初恋のエピソードと、
文化祭、
そして家族関係の決着。
14歳なりの決心が描かれていて、
とてもほっこり、しあわせな気持ちになりました。
3巻目は立ち上がりが暗めなので
どうなることかと思ったけど、
最後の方は怒涛のきゅんきゅん攻撃でした。
あー、幸せだった。
この作者さん、福島県郡山市在住だそうで!
わたしの地元で勝手に親近感。
他の本も読んでみます詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
両親の不仲でいなか町に引っ越し、母と暮らしている中学2年生の杏都(あんづ)
《ほかの誰かに「ばかみたい」と言われても、自分の思いを堂々とつらぬいていきたい》
そう決意してレトロな商店街に馴染み、友だちもできるが、隣に住む同級生の詩音(しおん)への思いがうまく伝えられず悩んでいる
《片思いだとわかっても、私は、まだ詩音を好きなままなんだ。
最近、本ばかり読んでいるのは、この片思いのせい。本の世界にひたっているときは、苦しい気持ちを忘れることができる。》
《最近、私の目にうつる「詩音のそばにいる女子」は、みんな自分よりずっとかわいく見える。そして、そう思うと、次に、どうせ私はかわいくないしって卑屈な気持ちになるのだ。》
《本当は、詩音に私のことを見てほしいのに。……好きになってほしいのに。それなのに、近ごろの私は、こうして詩音からわざと遠ざかるようなことをしてしまうようになった。》
「最近、おれのこと避けてるだろ。なんでだよ」
そんな詩音の言葉にも素直な気持ちで返事ができない杏都は、母が父のところに戻ろうと考えていることに気づく
中学校の文化祭、商店街のハロウィンイベント……楽しい思い出ができ、詩音との、友だちとの、商店街との、この町との別れが近づく
『ラブリィ!』で第57回講談社児童文学新人賞(2016年)、第51回日本児童文学者協会新人賞(2018年)を受賞した吉田桃子の最新シリーズ第3巻完結編、2020年7月刊
「キュン度100%の青春ラブ」──帯のコピー
『ラブリィ!』『moja』から『ばかみたい〜』へ
吉田桃子の“14歳小説”絶好調
著者プロフィール
吉田桃子の作品





