物の怪斬り 溝猫長屋 祠之怪 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 45
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065202913

作品紹介・あらすじ

かつての弟子から、旗本屋敷の幽霊退治を任された古宮蓮十郎。

幽霊が「わかる」忠次ら4人と屋敷に泊まりこもうとする蓮十郎だったが、屋敷の手前で恐ろしい幽霊の気配を感じた忠次・留吉・新七の3人は引き返すことになり、銀太と泊まることに。

その晩、女の幽霊を目撃した蓮十郎。翌朝、弟子に話を聞くと、恐ろしいことが明らかに。
今まで、女の幽霊をなんとかしようと訪れたものは皆、二日目の晩以降に大半が死んでしまうのだそうな。

蓮十郎は無事に屋敷から生還できるのか?

大好評シリーズ第4弾!

感想・レビュー・書評

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  • 溝猫長屋4作目。今回は長屋を飛び出し、蓮十郎・弥之助チームと4少年と大家さん・お紺ちゃんチームの話が交互に語られ、どちらのチームにも幽霊が絡む。
    長屋の描写が少なかったので、猫たちも野良太郎も出番少なめ。
    お多恵ちゃん事件の真相に辿り着き、とうとう成仏? 今後、4人はどうなるのか。次作が最後。銀太、修行僧になるのもありなんじゃないかな。

  • 忠次らと師匠の蓮十郎は?出会うと二晩目に死ぬ幽霊?に遭遇。果たして彼らの運命は!?

  • 楽しかった、霊感のある子供達がいい。反応は大人、周りの大人が子供っぽいなぁ。

  • 今回は旗本屋敷で古宮先生と弥之助親分と手下の竜が幽霊退治、長屋の四人は江戸を離れた旅先で幽霊に遭遇と二つの場所での出来事が交互に続きます。
    長屋の祠のお多恵ちゃんの仇をようやく弥之助親分が討つことが出来てこれで円満解決かと思いきや子供たちにはお多恵ちゃんから授かった力が残ったまま…。
    忠次と銀太の今後が大変そうです。

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著者プロフィール

1972年、東京都生まれ。明治大学卒業。2008年に『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』で第38回メフィスト賞を受賞し、デビュー。怪談と絡めた時代ミステリーを独特のユーモアを交えて描く。『古道具屋 皆塵堂』シリーズに続いて『溝猫長屋 祠之怪』シリーズも人気に。他の著書に『ばけたま長屋』『悪霊じいちゃん風雲録』などがある。

「2023年 『攫い鬼 怪談飯屋古狸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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