- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065204085
作品紹介・あらすじ
地下迷宮三十階層までたどり着いたルシエル。
無事生きているルシエルを見たカトレアは
何か変な薬に手を染めているのではないかと疑うほど…。
一つだけ思い浮かぶ物がルシエルにはあった。
それはあの臭い飲み物「物体X」、ついにその効能があかされる!?
感想・レビュー・書評
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読者の需要と(原)作者の感覚に溝がある巻。
あまりにも展開が不自然だったので原作をサラッと見てみたけど、迷宮探索の展開は原作準拠っぽく、迷宮踏破も修行の一環みたいなもん、てことで飛ばしたようで、これはこれで世界観に沿っている。
個人的にはむしろ、幕巻の受付嬢とギルマスのあたりに強い違和感を感じた。突然沸いた受付嬢二人は何しに来たんだか分からないレベルで空気だし、ギルマスは人から預かった手紙を1年も放置した上にギャグでごまかすような人間のクズだった。こういう話が続くようならちょっと残念だなあ。
主人公が前向き過ぎる性格なのであまり目立たないけど、当人の目標が「とにかく生きる」で、他に大した目標を持ってない。受身的に与えられた目標だけ集中できる理想的な社畜人間だし、実際に異世界でも社畜と変わらない生活をしてる。
治癒ギルドを正す気もないし(自己弁護のために正論は吐いたけど)、受付嬢と恋愛したくても諦めてるし、世界を巡ってみたいとかそういうのがない主人公なので、考えてみればこの展開も妥当かなと思う。もうちょっと人間的な欲望を持ってくれるとより面白い良いんだけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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著者プロフィール
秋風緋色の作品





