- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065204191
作品紹介・あらすじ
※このシリーズは1巻完結型です。基本的には、どの巻から読んでも楽しめます。
〇下記にひとつでもあてはまる子は、必読!
□ お笑いが、好き!
□ 親友を探している
□ 将来の夢、何にしよう?
□ 運命って、あるのかも!?
□ 湯治場(トージバ)って、なに?
□ 「かねやま本館」に、行ってみたい!
〇あらすじ
――「だって、あいつ、いつも笑ってたから」
千葉尚太郎(通称:チバ)は教室で起こったささいな事件をきっかけに、クラスで空気のように扱われている。嫌われ者になり、とうとう人前で発言することができなくなったチバがたどりついたのは、中学生専門の湯治場「かねやま本館」だった。
ここでチバは、明るくにくめない赤毛の男の子「アツ」に出会い、意気投合、その日のうちにお笑いコンビを結成する。
いつも元気で人気者に見えたアツ。ところが、そんなアツが、制止するチバの腕をも、ふりきり、かねやま本館の「規則その一、紫色の暖簾はけっしてのぞいてはならない」を破ってしまった。チバの手元に残されたのは、アツが置いていった一冊の赤いノート、『俺様のネタ帳』。
このノートに、アツが規則を破った理由が書かれているのかもしれない。どうにかしてアツを救いたいチバは、意を決してノートを開く。
そこに書かれていた、親友・アツの驚くべき「悩み」と「本音」とは……!?
銀山先生って何者? かねやま本館って何? 温泉には効能が?
「疲れたら、休んでもいいんだ」
かねやま本館で出合う怪しい人間や子どもたちとの交流、温泉での休憩を通し、自分自身の悩みに向きあっていく、心温まる物語。シリーズ第二巻!
感想・レビュー・書評
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たぶん泣く話じゃないんだけど、
泣きながら読んだ。とくに漫才のところ。
休む必要がある中学生に現れる不思議な湯治場かねやま本館。一冊完結になってるみたいなので、どこから読んでもよさそう。
この話は、かねやまで出会った2人が漫才コンビを組むお話。はーたのしかった。 -
一巻とはかわり、主要登場人物二人の視点から見たかねやま温泉。しかも今回はタブー破りも。複雑な構成ながらスピード感かまあり、すぐに読めた。こんなことない!と思いながらも勇気の出てくる作品。
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みんなで「どんなおにぎりがいやか」を話していたシーンが一番好きだった。すごく楽しそう! おいしそうなおにぎりを食べながら、そんなことができるなんて、うらやましい。ぼくも、やってみたい。
アツが、規則を破っちゃったのが、かわいそう。すごいつらいかんきょうだと思う。ぼくは、めぐまれてるなって思った。最後2人が出会えて、ほんとにうれしかった。(小5) -
シリーズ第2巻。
お笑い好きな2人を中心に、物語がテンポよく進んでいく。
1巻の方が湯治場色(?)が強くて、個人的には好みかも。
期限がきたらかねやま本館でのことは、忘れてしまうという設定だけど、アツのことは覚えていたということなんだろうか。 -
図書館で見かけて迷わず借りたのは、一巻目がとても面白かったからです。
中学生が抱える悩みを、不思議な温泉で癒して解決していくので、読み出したら止まらないし結末もスッキリ解決。こちらまで温泉につかったみたいでいい気分になります。
一巻目とは違う主人公でしたが、一巻目の設定もよく分かっているので、すごく読みやすかったし、温泉の謎にも触れるのでワクワクしました。
お笑い要素も満点で楽しく読み進めるので、中学生の読書にすごくオススメです。 -
絶対あえるってわかってるんだけど、、それでもウルっときちゃう
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赤毛のアツと、色白のチバ。2人で紅白温度計。
お笑いにはそんな興味ないけど、かねやま本館はやっぱり良い。絶対に除いてはいけない紫の暖簾をくぐったアツに会うため、俺様のネタ帳を読んで前に進もうとするチバ。
2人が会えてよかった!でも規則を破った子はかねやま本館のことを忘れるっていうのはどうにもならないんだな。再会したら思い出す、とかいうご都合主義より好きかもしれない。
今の子は休むのが下手って銀山先生は言ってたけど、大人はもちろん子どもも休みのとりかたを知らないのかもなー。疲れたら休む、あたりまえだけど忘れちゃいけないことだよね。 -
図書館本。
中学生専門の湯治場で、悩める中学生が呼ばれて、と主人公が変わるだけで1冊目と同じようなお決まりのパターンなのかな?と思って読み始めたら、いきなり規則を破るシーンから始まって驚いた。
色々あって片方の記憶は全て無くなるんだけど、魂の友情と言えばいいのか、記憶はなくても結びつく二人の強い絆に後半涙が溢れてきた。
それにしても、自分にとっては相手は唯一無二の友人だけど、きっと相手には他の交流もあってたくさん友達いるんだろうな、って思ってしんどくなっちゃうことあるよね……。すごくわかる。
1巻も面白かったけど、それを上回る面白さだったな。 -
あれ、また涙が…
著者プロフィール
松素めぐりの作品





