- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065206515
作品紹介・あらすじ
あなたに素敵な怪異をお届けする『XYZ in RADIO』。
今夜のお耳のお供はX.Y.Z……と書いて『XYZ(カイズ)』がお送りします。
リスナーのみんな! 最近、怪異はあったかな?
女子中高生の間で流行するレトロラジカセの購入。
その裏には、彼女たちしか聴けない怪談を物語る都市伝説“怪人ラジオ”の噂があった。
ライター・鈴鳴鵺はその正体を追いかけるが、
怪人ラジオが囁く異形の怪異譚には、聴いてはいけない戦慄の呪いが隠されていたーー!
<Contents>
“赤”を忌避する寒村で妻が監禁される!?
ーーーーポストの村
深夜の高速道路で発車する死の爆走!
ーーーー『ん』の車
T字カミソリを手に襲い来る怪人の正体は!?
ーーーーカミソリおっさん
醜悪な魚を食した者を待ち構える怪神社!
ーーーーサルソギ
樹海の首吊り死体が誘うバケモノ屋敷!
ーーーー死に宿
感想・レビュー・書評
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なかなか嫌な感じの一冊だった。
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都市伝説「怪人ラジオ」の怪異譚を描いた連作ホラー。語られる理不尽でシュールな恐怖の物語。各話の扉絵も美麗でなおかつ恐ろしさも引き立てられます。そして、どの物語にも何かしらヤバいものが紛れ込んで……いるような? これは気づいてよかったのでしょうか、それとも気づかない方がよかったのでしょうか。だけどどのみち、気づいたときは手遅れのような気がします。
どの物語も嫌だなあ。怖いし、とにかく嫌。こんな目に遭ったら気が狂いそうなほどに怖い、というか気持ち悪いなあ。一番嫌なのは「サルソギ」。もうね、最初っから嫌でした。こんな港町に足を踏み入れること自体が既にいけないのでは。
しかしそれにしても、最後の「答え合わせ」まで気が抜けないなあ。そしてこんな物語を途中で断ち切られてしまったら。それはまた別の意味で「恐怖」になるのかもしれません。 -
本の装丁が変わっていてより雰囲気が出ている.
著者プロフィール
最東対地の作品





