- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065206980
作品紹介・あらすじ
ペストの恐怖が街を覆う17世紀オランダ(ネーデルラント)で、とある宝石商の死体が忽然と消えた。謎を追うのはかの有名画家・レンブラントとその息子。前代未聞の二重密室のトリックとは。
感想・レビュー・書評
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17世紀オランダ・アムステルダム、画家レンブラントの工房に宝石商から依頼が入る。 レンブラントの代理として息子のティトゥスが宝石商の館「翼竜館」を訪れるも依頼内容を告げないまま商人はペストでこの世を去ってしまう。 しかし再び館を訪れた時、密室で倒れていたのは例の商人と瓜二つの人物。 ペストで埋葬された遺体は本当に宝石商人だったのか? 密室で被害者の横に置かれた絵画の意味は? そして顔の見えないペスト医師と呼ばれる人物の正体は? 西洋の史実と画家レンブラントを交えた歴史改変ミステリ。
ちょっと全体的に堅苦しいね、文章はホントに歴史小説って感じです。 一応殺人事件らしいものは起こって解決はしますが本作品の主眼はレンブラントを登場させヨーロッパの雰囲気をまとったエンターテインメント。 ペストや海賊といった17世紀の持ち物をミステリにまとわせ怪しい物語となっている。 -
ペストの恐怖が街を覆う17世紀オランダ。レンブラントとその息子が消えた死体の謎を追う。
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実在の画家・レンブラントとその息子・ティトゥス。彼らが活動していた十七世紀アムステルダムを舞台に、架空の登場人物・ナンドを絡め、ペストで死んだ宝石商の謎を追う。暗くはないけど不穏。これ本当に解決するのかなと訝しみつつ、ナンドとティトゥスで謎を解くのかと思いきや、親方がいいところを全部持って行った!? しかもたった五日でナンドの運命が数奇なことになっているのだが。こうなると、彼の後日談を知りたい。
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これは正直期待外れ
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ちょっと間違えたかなー、楽しめたけどね。私の好みとは違ってた。
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ティトゥスとナンドを中心に話は進む。レンブラントは終わりごろまで姿を見せず、周りの人に語られるだけ。ティトゥスに聞いた話だけで謎解きをするのが、何だか唐突に思えてしまう。
著者プロフィール
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