ブルーピリオド (8) (アフタヌーンKC)

  • 講談社
4.17
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本棚登録 : 2084
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065207277

作品紹介・あらすじ

高2で絵を描くことの楽しさに目覚めた矢口八虎は超難関美大の東京藝大に現役合格した!!
課題『東京の風景』制作のため博物館を訪れた油画専攻メンバーたち。
モチベが低かった八虎だったが東京の歴史を知れば知るほど楽しくなっていく。
渋谷を描くことに決めた八虎だったが情報量の多さから作品にまとめられず苦戦を強いられる…!
藝大の学祭『藝祭編』もスタート!!

感想・レビュー・書評

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  • 適切なフィードバックの重要性と情報の取捨選択に気づかされる。モノを作ることに没頭することも楽しいが、モノづくりに没頭するヒトを眺めているのも楽しい。過去に教育テレビでやっていた絵画教室のような番組を無音で観ていたのを思い出した。至福のひととき。

  • 八雲に苦手意識持ってるあたりがすごく八虎っぽかった。リア充として振る舞ってはいるけれど、ウェイ系ではないんだよね。軽いノリで自分からガンガン絡みに行ったりとか、何かやらなくちゃいけないことがあるときに、それを無視してまで遊んだりとかはなかなか出来ないタイプ。本当に真面目で、自信がない、自己評価が低い、そして他者評価を恐れている。いやそれが微笑ましいんだが、リア充かつ根明というキャラがこれまでいなかったから、八雲の出現によって八虎がリア充はリア充でも「根暗なリア充」であることが改めて浮き彫りにされた感じがする。アート分野はメンタルが如実に成果へ影響してくるものでもあるから、ちゃんとメンタル面を掘り下げて描いてくるのが本当に上手いよなぁと思う。前巻の雲行きの怪しさから一転、仲間に恵まれたことで徐々に光明が見えそうだね、という作劇もよかった。ブルーピリオドの醍醐味が詰まっている巻ではなかろうか。

  • 名言メモ

    「知識ってすごいな
    ちゃんと見てたはずなのに
    全然見えてなかった気さえする」

    「素材 メンバー 状況 運
    その時の全部を使って作るのが作品じゃないですか」

    なんでこんなにかっこいいのよ。

  • 『表現』等への気付きの前半と、文化祭の神輿づくりをみんなで取組後半と。/「知識ってすごいな。ちゃんと見てたはずなのに、全然見えてなかった気さえする」勉強すると世界を見る解像度が上がるって、昔何かで読んだけど、本当にそうだと思う。解像度が上がるから、もっと知りたくなるし、自分の知ることなんて世界のごく一部にすぎないと分かる。八虎、さらに伸びていきそう。/「街に積み重ねがあるように、自信になるまでの積み重ねがあるんだ」も素敵な言葉だ。/文化祭の共同作業で得たものが、今後の創作につながっていくのかな。

  • 知識って凄いな_ちゃんと見てた筈なのに全然見えて無かった気さえする 『思いつき』自体はとっても大事_でもそれはドローイング(線画)でやるものかな_しかもその『思いつき』に素材や展示の仕方が追いついて無かった 吟味して検証して繰り返して_君が選んだものが君の作品になる 良くも悪くもセゾン文化が無けりゃ日本の色んなカルチャーは今と全然違っただろうな

  • 続く

  • 通り魔の太陽みたいな人
    すごい喩えだけど、確かにそうだね♪
    憧れるわぁ♪

  • 行き詰まった時、先が見えない時に現状認識から始める。これはとても納得できる。
    できる事、できない事を一つ一つ整理する。地味な努力の先にある道を探る。
    芸大生は、大学時代からこんな高度な事をしているのかと思う。

  • 八虎ってものすごい常識人なんだな…って感じるくらい
    藝大生の奔放さがすごい。
    本編であんだけ神輿に入り込んでいたのに、おまけの旅行が楽しくて一気に惹き込まれた。

  • 背ラベル:726.1-ヤ-8

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著者プロフィール

東京都出身。東京藝術大学卒業後、2014年に月刊アフタヌーンの新人賞「四季賞」で受賞を果たし、増刊good!アフタヌーン2015年5号にて読み切り『ヌードモデル』でデビュー。2016年にアニメーション監督・新海誠氏の作品『彼女と彼女の猫』のコミカライズで初連載。『ブルーピリオド』は月刊アフタヌーン2017年8月号から連載開始。第1巻発売から注目を集め、 「マンガ大賞2019」第3位、「このマンガがすごい! 2019」(宝島社)オトコ編第4位、「みんなが喜ぶTSUTAYAコミック大賞2018ネクストブレイク部門」大賞、第2回「マンガ新聞大賞」第3位、「マンガ大賞2020」第1位、講談社漫画賞総合部門を受賞。電球が大好きでアクセサリーなど種々収集中。


「2021年 『ブルーピリオド(11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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