ドゥルーズとガタリの『哲学とは何か』を精読する 〈内在〉の哲学試論 (講談社選書メチエ 730)

  • 講談社 (2020年8月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (608ページ) / ISBN・EAN: 9784065208342

作品紹介・あらすじ

ドゥルーズとガタリによる最後の共著『哲学とは何か』。難解をもって知られるこの著作をどう読んだらいいのか。
読解のため、本書では大きく三部で構成される。
第一部では、ドゥルーズとガタリの〈内在〉概念とはどのようなものかを明らかにする。単に内在と超越という二項対立ではなく、彼らが「内在野」と名指ししたものは何だったのか。スピノザ、ベルクソンなども参照しつつ、その形成過程を明らかにしていく。
第二部では、哲学・科学・芸術の三つを同じ形式をもったものとして、あえて並列に描こうとしたドゥルーズとガタリの意図に分け入っていく。そこから「脳」と「カオス」が析出される次第は、まさに『哲学とは何か』を解読する重要な準備となる。
第三部では、いよいよ『哲学とは何か』をきわめて精密に読み解く。各章に概要、用語、読解の見出しを立て、まさに一字一句を読んでいく。その先に見えてくる〈内在〉の哲学とは?

著者プロフィール

【編者】近藤 和敬(こんどう・かずのり)
1979年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科准教授。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間科学)。『カヴァイエス研究』(月曜社)、『数学的経験の哲学』(青土社)、『〈内在の哲学〉へ』(青土社)、『ドゥルーズ=ガタリの『哲学とは何か』を精読する』(講談社選書メチエ)、『人類史の哲学』(月曜社)など。

「2024年 『21世紀の自然哲学へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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