古事記異聞 鬼統べる国、大和出雲 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 64
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065208458

作品紹介・あらすじ

 橘樹雅(たちばなみやび)は研究テーマ「出雲」を調査するうちに、国を追われて京都に連行されていた出雲族の存在を知る。在野の研究者・金澤千鶴子(かなざわちづこ)に、大神(おおみわ)神社の主祭神・大物主(おおものぬし)神が素戔嗚(すさのお)尊同様「出雲」の神だと聞いた雅は、奈良に出雲族の痕跡を探し求める。二人を監視する何者かの不穏な動き。大和に存在した出雲村と野見宿禰(のみのすくね)伝説が、雅を真相へ導く。
 神話に秘匿された出雲王朝の真の姿が蘇る。出雲編完結!

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃ面白かった。やっぱり高田本は読みやすい、超エンターテイメント。今回、ようやく殺人事件が起こらなかった(笑)。ちょっとサスペンス臭わせるところもあったりするが、これぐらいがちょうどええんではないかと思う。
    今回は奈良、大和出雲の謎に迫る。高田本の楽しさのポイントの一つ、御神体とされる方向を拝んでいない神社で、真に拝まれているのは?大神神社、面白いねぇ。長らく帰っていないので、いつか安全な世の中になったら、きっちりおまいりに戻りたいと思いますねぇ。
     そういえば、和歌山にも出雲はありますな。いろいろとほんと興味深いです。
    あ、そうそう、
    奈良のタクシー運転手さんが、
    話をした後に「知らんけど」とつけるんですが、これは和歌山とか大阪でも同じですねぇ。私も自動的につけていることが多いです。知ってても知らんでも、あやふやなこととか、文末に「知らんけど」と(あははは)。まあ、謙遜的な感じでつこてることが多いですな。英語で文末に「you know」ていうのに近いような。ていうか、大和言葉では”自分は寡聞にして存じ上げないのですが」的な自分を下げる感じになって、米言葉では”あなたはご存知でしょうが”と相手をあげる感じになるのが面白いですな。

  • 相変わらず面白かったです。
    古代史の闇は底知れないと感じました。
    しかし、今回はこのシリーズで初めて人が死ななかったことが一番の驚きだったかも…。
    次は伊勢のようですがまた事件になるのかしら。

  • シリーズ4作目。とうとうミステリー形式を採用するのを辞めた?という感じ。
    著者のファンなら分かる古代史ウンチクてんこ盛りの世界。ひたすらウンチクの会話を読み続けさせられる…まさしく高田ワールド。古代史が苦手とか、ミステリー大好きとか言う人にはひたすら苦痛かと思う。
    QEDで一旦解決したかと思った出雲、伊勢の謎ときのバージョンアップ版かなぁ。とにかく、著者の本では何度目かの出雲、そして伊勢へと続く物語はいつ終わるのか?

  • 2020/11/08読了

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著者プロフィール

東京都生まれ。明治薬科大学卒業。『QED 百人一首の呪』で第9回メフィスト賞を受賞し、デビュー。歴史ミステリを精力的に書きつづけている。講談社ノベルス最長の人気シリーズQEDシリーズをはじめ、著作多数。近著に『源平の怨霊 小余綾俊輔の最終講義』『QED 憂曇華の時』『古事記異聞 鬼統べる国、大和出雲』など。

「2021年 『オロチの郷、奥出雲 古事記異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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