- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065208908
作品紹介・あらすじ
新型コロナ問題が象徴するような、何が起こるかわからないVUCAの時代を生きる人間に必要なのは、問題を発見する力。問題解決はもはやAIにまかせ、問題発見の思考回路を獲得しなければならない。
自分の頭で考えて、課題を見つけるにはどうするか?
「具体と抽象」「アナロジー思考」「メタ思考」などを平易に解説してきたコンサルタントによる、これからの時代の思考法の基本レッスン。
●「なぜ」をくりかえすことで次元が上がり問題発見になる
●具体的に教えてと言われたら抽象的に考えてみよう
●常識を疑え、多数派を疑え、経験はむしろ邪魔
●「常識にとらわれるな」という人が常識を覆せない
●「変える」ことに価値がある
●アイデアは「遠く」からパクってこよう
●コミュニケーション上の問題は「具体と抽象」のギャップから生まれる
●知識力+創造力で将来の問題を発見せよ
●認知の歪みがあることを常に意識せよ
●自分の頭で考えるとは「具体と抽象」を往復すること
●すべてのものを疑ってかかることを考える
●「こうなればもっとよくなるのに」と考える習慣をつける
●とにかく「なぜ?」と問い続けよう。「Why」は何度も繰り返せる
●「偏在」「ギャップ」を見つけるのが問題発見のコツ
●できるだけ「遠く」から、できるだけ「意外な領域」からパクれ
●それは具体なのか、抽象なのかという問いを常に持つ
●そもそも問題とは、ギャップであり歪みである
●「そんなの常識だ」と言う前にその理由を考える
●自分が見ている風景と他人が見ている風景のギャップを見る
●物事を一つ上の視点から、自分自身を上空から見てみよう
●見えない抽象観念に上がっていくのが「自分の頭で考える」ということ
●問題発見力は「鍛える」より「必要以上に殺さない」ほうが重要
●どんな子供も問題を見つける思考回路を(最初は)持っている
●会議中スマホを見る人、時間を守らない人を怒ってはいけない
●文句ばかり言っている人は意外に貴重
●「何か考えて提案して」と上司や顧客に言われたら上位目的を考える
●新しいビジネスの多くは「偏りの解決」がヒントとなる
など、VUCAの時代に人間力を高める考え方を指南する。
目次より
第1章 なぜ問題発見力が問われる時代になったのか
第2章 問題発見は常識を疑うことから始まる
第3章 問題発見とは新しい「変数」を考えること
第4章 「ギャップ」に問題発見のヒントあり
第5章 「具体と抽象」を駆使して自分の頭で考える
感想・レビュー・書評
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Web上の投稿記事をまとめ直したもの。
あっという間に読めて、中身は一読して理解出来るので、細谷さんの著作が好きな人には復習として丁度良い。
P54
「悪気のない」ことは短期的かつ単発的には許すことができても、長期的にはこれを放置することは根本的な問題を放置することになる。
P55
非効率な会議をやっていると傍から見えるひとは、本人は大まじめに職務を全うしているだけなのです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
問題を解決する能力よりも、問題を発見する能力が今の時代では求められている。
頭の使い方次第で、問題発見力を磨き上げることができる。その指南書。
綺麗にまとまっているので、わかった気分になるが、こういう本は何度か繰り返し読んだ方が身につくのだと思う。しばらく、時間を置いて、再読したい一冊。 -
著者の他の本と書いてることほとんど同じだけど、ものすごく意味のある本だった
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問題発見や問題解決の本は他にもあるので、これでなくてもよさそう
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AIなどに代替されがちな与えられた問題を解くことではなく、そもそも問題が何かを考えたり見極めたりすることの重要性を知ることができた。
日頃からアンテナを貼ることが大事だ思う。情報収集を大事にしたい。 -
背ラベル:141.5-ホ
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細谷先生の過去の本のダイジェスト版みたいな感じ
コロナ対応的な要素を絡めてるけどイマイチ浅め -
桃山学院大学附属図書館電子ブックへのリンク↓
https://web.d-library.jp/momoyama1040/g0102/libcontentsinfo/?cid=JD202009000639
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展示図書 思考力フルスロットル!!!
「考えを学ぶ」「考えを鍛える」「考えを描く」図書
【配架場所】 図・3F文庫・新書(講談社現代新書 No.2580)
【請求記号】 080||KO||2580
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/448353 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50207875
著者プロフィール
細谷功の作品





