柴ばあと豆柴太 1

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  • 講談社 (2020年9月9日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ) / ISBN・EAN: 9784065209073

作品紹介・あらすじ

「ボク、豆柴太。ボクは東北の港町で、お弁当屋を営む柴ばあと、二人で暮らしてる。この町では、たくさんのひとが、何かを背負って生きているんだ……。大地が揺れて、大きな波がやってきたあの日、ボクと柴ばあは出会った……」
死者1万5899人、行方不明者2529人、国内最大級の被害をもたらした東日本大震災までもうすぐ10年。悲しみを背負いながら、ゆっくり確実に日々を生きる人々を、豆柴犬の目線から、あたたかく切なく描きます。

自分を人間で、柴ばあの孫だと思っている豆柴太。娘と孫を津波で失い、たった一人、まだ見つからない家族を探している柴ばあ。人々を助けられなかった消防士。小学生のころ、自分のせいで、同級生を死なせてしまった女子高生。
みんながそれぞれこの港町で、一生懸命、毎日を生きています。
この港町は、あの日のすべての港町です。

「あたたかさに涙する」とネットで超話題。ストーリーと4pと4コマで構成される新しい形の単行本。
社会が大きく変わっている今だから胸にせまる「日常は永遠じゃない……今こそ読むべき再生の物語」。

・ストーリー 4話
・twitterで話題の4p 4本
・かわいい4コマ
・描き下ろし

解説に、『しあわせの牛乳』(ポプラ社/第2回 児童文芸ノンフィクション文学賞)著者・佐藤慧氏。

みんなの感想まとめ

震災によって大切な人を失った人々の心の葛藤と再生を描いた物語は、豆柴太の視点から、温かさと切なさが共存する世界を提供します。豆柴太は自らを人間だと感じ、柴ばあと共に日々を生きる姿が描かれ、彼らの周囲に...

感想・レビュー・書評

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  • 犬を飼ってる身からしたら豆柴太の人間のような行動は「ん?」だけど、震災で大切な人を亡くし、それでも生きていかなくてはならない人がたくさんいた事、10年以上経っても 傷は癒えないし、何度も哀しみと苦しみがぶり返すだろう。震災絡みの本は、何度も読み返し、忘れてはいけない、そう思う。

  • 東日本大震災が起きたとき
    わたしは小学生でした。
    余震が続き下校し
    テレビを付けた瞬間血の気が引きました。
    日本列島の図が真っ赤に染まり
    泥水に街が包まれていきました。

    この地震で人生が変わってしまうお話で、つらい思いをして亡くなっていくのがリアルでした。

  • 震災があった年、私は中学2年の3月だった。毎日、テレビのニュースで報道され、「大変なことになったな」という感覚だった。現実に起こったことではないような感覚があった。同級生は「修学旅行先が変更になった」とか「しばらく東京に遊びに行けないな」とかいう話をしていたのを覚えている。
    震災が起こってから半年、今度は私の住む地域で大雨による大災害がおこった。
    自宅が流され、学校が浸水し、避難生活を送ることになった私たちは、ようやくあの頃の東日本大震災がどれほどまで大きなことだったのかに本当の意味で気づいた瞬間だった。
    今振り返ってみれば、毎日何をして過ごしていたのか分からないくらいあっという間に過ぎていった。
    ただ、当たり前のように使っていた電気や水道、寝るところさえも、どれほど大切なライフラインだったのか気づかされた毎日だった。孤立集落が解消されてから、久々に見た街の明かりはとても眩しく感じた。

  • たまに泣かせにくる。

  • 東日本大震災からもう10年も経つのかと、被害の少ない地域にいた私でさえ、未だにあの時のショックは大きい。家族や知り合いを亡くした方は今もなお、その悲しみと一緒に生きているのだろう。
    柴ばあと孫の別れのエピソードから始まり、いきなりの辛さに泣きそうになった。でも、ふわふわの可愛い豆柴太に癒され、周りの人たちとワイワイやりながら生活している柴ばあの姿に、逆に励まされた。
    柔らかいタッチの絵柄なので、豆柴太の可愛さが存分に描かれている。私もがんばるよ、柴ばあ、豆柴太。

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著者プロフィール

家族といっしょにただいま東北在住中。転勤でふれた東日本の今を伝えたくて「柴ばあと豆柴太」をtwitterで掲載開始。本作が初めてのコミックス。

「2021年 『柴ばあと豆柴太 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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