いつの空にも星が出ていた

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 732
感想 : 80
  • Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065212035

作品紹介・あらすじ

好きなチームといる喜び。
光輝くスタジアムの幸せ。

本屋大賞受賞作『一瞬の風になれ』の著者が描く
どこまでも熱くて、かぎりなく純粋な、人生と応援の物語!

「愛すべきチームと愛すべき自分の人生。僕がいつも思っていることがこの本に一杯に溢れていました」
クレイジーケンバンド/小野瀬雅生


物静かな高校の先生。
予備校に通う女子高生。
家業の電気店を継いだ若者。
少年野球のピッチャー、洋食店のシェフーー
一見なんのつながりもない人たちを結んでいる、
強くてまっすぐな気持ち!

「何かのために見るんじゃない。見たいから見るんだ」

なにかを心から「好き」でいる、
すべての人へ贈る爽快な感動!

感想・レビュー・書評

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  • 横浜のプロ野球チームを愛した人たちの物語。

    筆者自身がベイスターズの熱心なファンのようで、野球を、そして地元のチームを愛する熱量が圧倒的。

    横浜ベイスターズの初優勝など、当時の雰囲気と熱狂ぶりを思い出す。
    優勝パレード秘話は実話が元のようで、興味深かった。

    視点人物は野球好きなので、特に説明もなく野球用語や選手名がバンバン出てくる。
    プロ野球に詳しくないと、ちょっとわかりにくいところも。

    プロ野球がキーではあるものの、野球だけの話ではない。
    それぞれの生活があり、悩んだりもがいたりしながら生きる姿がえがかれている。

    熱い気持ちが伝わり、読後感はさわやか。

  • ベイスターズファンにはたまらん一冊だろうね。
    悪くないんだけど、どうしても児童書的な部分が所々垣間見えてそこがうーん、と少ししらけた。

  •  横浜is万年最下位と定評を持っているけれど、こんな熱意ある横浜ベイスターズの短編集読んだら、馬鹿に出来ないじゃないですか。応援したくなるじゃないですか。
     それぞれの時代の横浜(かつては大洋)とファンたちの生活。みんな応援したい、絶対勝って欲しい!って気持ちが強い。好きは強い。試合の描写も感情が入っているのもあるにせよ、こっちまで熱くなってくる。
     「パレード」は青春のキラキラと奇跡の優勝に眩しすぎた。「ストラックアウト」は屋根の上での怪しい男との対決にホントヒヤヒヤしたけど、ぐいぐい読ませるものがあった。

  • 自分は特に野球ファンというわけではないけど(高校野球は別)、何かをとことん好きになる、とことん夢中になれるっていいなぁ。

  • プロ野球横浜ファンにはたまらない1冊だろうなぁ~。
    ベイスターズが川崎に球場があった頃からDeNAの現在迄、その時代時代の短編集。
    ファンって勝てばもちろん嬉しいけど、負けて大好きなんだよねって思う。
    ベイスターズを愛する人たちの野球と日常の結びついいた話の数々がとても面白く良かった。

  • 最高に泣ける!

  • 横浜ベイスターズ戦の特に印象深かった出来事を背景に、自分自身の人生と向き合いながら、ベイスターズを応援し続けるファンを描いた短編集です。
    横浜ベイスターズファンや横浜に詳しい方には、馴染み深い出来事や地名が登場するので、親近感が湧くかと思います。
    全4話で、短編ものから中編ものまで、時代は変われども、応援するファン達の情熱は変わらず、熱さや勢いさは伝わってきました。

    実際に起きたベイスターズの試合の描写は、もちろん凄いのですが、それに匹敵するくらいそれぞれのエピソードが、ドラマチックに描かれていて、爽やかな風が流れているような青春さを感じました。

    ここでは横浜ベイスターズについてですが、野球だけでなく、何かに熱中している人たちを見ると、普段見なかった一面を見ることができるかと思います。
    静かだった人がその時だけ大きな声を出したり、暴れたりと本来の純粋さが現れるかと思います。

    この作品でも、様々なベイスターズファンが、野球観戦を機に「好き」であるがゆえに応援しています。
    その姿は、真っ直ぐで熱心で純粋な人に見えました。

    佐藤さんの作品は、主に若者を主人公にした作品が多く見受けられます。
    この作品も若者が描いていますが、それだけでなく大人の描き方も心は「若者」のような熱心さや爽やかさがあり、全体として青春小説のような読後感がありました。

    ベイスターズは、どっちかというと強くないというイメージが個人的にはあったのですが、勝つも負けるも今まで居続けられたのは、地元愛や応援し続けるファンがあるからこそだということをこの作品を通じて感じました。

  • 野球好きでは無いけれど
    とっても良かったです。
    ファンの皆さんの気持ちが分かる。

  • 星ってベイスターズの星なんだね。

    野球好きや野球に詳しくないと辛いかもしれない。
    私は高校野球好きだった(小学生の頃から好きだったのにら大学生になったら興味を失ってしまった)が、プロ野球は全く興味がないので読むのがしんどかった。

    レフトスタンドと、ダブルヘッダーの後半(おじいさんが出てきてから)は良かった!

  • ブクログのレビューで気になって、読んだ1冊。
    著者初読み。
    長編かと思ってたら、最初から凄い短編で、なかなかつながらないなぁ、と思っていたら、短編でした…
    学校の先生に連れられて、初めてプロ野球を観に行った話、女子高校生が街でベイスターズのキャップを被った青年に出会い、ベイスターズのファンになっていく様子、父親と一緒に電気店で働く青年がひょんなことから、お金持ちの家の留守番を頼まれ、その家の息子と野球を語る様子、野球のコーチをしながら、洋食店を営む父とその息子の物語を通じて、大洋ホエールズ時代から、横浜ベイスターズ、横浜DeNAベイスターズの栄光と影の歴史が描かれる。
    個人的には女子高生が主人公の章が好き。
    何故ならば、私にとっても、1998年は「横浜」の年だと思って、実際に盛り上がっていたから。
    個人的に好きだった佐伯、鈴木尚典、石井琢朗、佐々木、戸叶、ローズの時代から、筒香、宮崎などの今も現役の選手も実名で登場し、野球ファンからすれば、物凄く楽しませていただきました。
    他の方のレビューにもあったけど、確かにベイスターズファンでないとついていけない部分はあるかも。
    難しい表現も少ないので、この作品を読んで、野球ファンになる人が増えたら、嬉しいなぁ。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。1989年、「サマータイムで」月刊MOE童話大賞を受賞しデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で98年、産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、99年に路傍の石文学賞を受賞。ほかの著書に『しゃべれども しゃべれども』『神様がくれた指』『黄色い目の魚』日本代表リレーチームを描くノンフィクション『夏から夏へ』などがある。http://www009.upp.sonet.ne.jp/umigarasuto/

「2009年 『一瞬の風になれ 第三部 -ドン-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐藤多佳子の作品

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