- 講談社 (2020年10月15日発売)
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感想 : 21件
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784065213643
作品紹介・あらすじ
得体の知れぬ何かに追われ、助けを求めて遺仏寺を訪れた由羽希。所有するだけで祟られるという「忌物」であふれた本堂で、住職の天山天空は彼女も忌物を持っていると告げる。何が起きたかをまるで覚えていない由羽希は、天空が調査をするあいだ毎夜寺に通い、忌物に纏わる怪異譚を聞くことになるが……。
みんなの感想まとめ
得体の知れぬ忌物にまつわる短編集で、主人公の由羽希が遺仏寺を訪れ、住職の天山天空と共に怪異譚を体験する物語です。読者は、忌物に関するエピソードを通じて、怪奇現象の背景やその理由を考えながら読み進める楽...
感想・レビュー・書評
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忌物にまつわる短編集。
なぜ怪奇現象が起きたのか、考えながら読むことができて、最後まで楽しかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
5つの集落を抜けて、毎日忌物寺へ通う少女。
まず、集落という概念が私には分かりにくく…5つの集落を歩いて抜けて毎日往復とかできるもんなの??と。その部分がきになって、本筋が頭に入ってきにくく。(完全に自分の問題)
ちりばめられた忌物(いちいち変換めんどいなぁこれ)に関する短編は面白く読めた。一番印象に残っているのはスリッパの話。特に何が出た、というわけではないのに、ちょっとずつ追い詰められていく感じがなんとも。
最後の大筋のラストは、映像で見た方が怖そうと感じた。
お札を2枚貼っていたーの部分の緊迫感とかね。文字だとつつーって読んでしまうので。
忌物に関する話しは、相手の正体や思惑がわからず、湿度の高い、(いわゆる?)ジャパニーズズホラー!!という感じで、私の好きなテイストだったけど。
本筋のところは、日本の怖い昔話を(おそらく)下敷きにしつつも、ちょっとドタバタ感があって、個人手には小説で読むにはコレジャナイ感。 -
忌物にまつわる短編集。「霊吸い」の話はスプラッター気味で怖め。
美形のS気な遺仏寺の天山天空と、何かに取り憑かれてる由羽希のキャラクターは結構気になるので、続きの話あるのを期待したいです。 -
#読了 三津田信三さんのホラー小説の短編集。
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著者の得意な複数のエピソードが実は共通する怪異で。。。という構造ではなく、複数のエピソードそれぞれが主人公を襲った怪異の伏線になっているというのが非常にうまく効いている。砂歩きについてのどんでん返しも秀逸。普段は回収のための伏線やどんでん返しのためのどんでん返しといった必然性の乏しいギミックは好まないのだが、実在したのかしなかったのかわからない美麗の住職が語る怪異のそれぞれが完成度が高く、本筋に絡みつく構造がスリリングであるのため、肯定的に受け入れることができた。というか、それぞれの短編について語ることが主人公に対するセラピーの役割を果たしており、主人公が我に帰るきっかけになっているので、そのような補助線を引くことでこのような構造であることには実は必然性があるということになる。
いいものを読ませてもらった。 -
後味の悪い怖さ!
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持つ者に祟る?忌物?を持ち、何かに追われる由羽希。怪異譚の果てに現れるものとは?
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現代版の三枚のお札。
母は後ろ向きでやって来る。 -
どの話もゾッとするくらい恐ろしくて、それでいて各話に仕掛けも施されていてとても楽しめました。新書版を積んでいたのが勿体なかったな。
お気に入りは『霊吸い』。忌物の状態を想像したらなぜか背筋が冷たくなりました。あと、最終夜のベタなお祓い展開が好きです。
シリーズになりそうなので続きが楽しみです。 -
後ろ向きに立つ人間って、怖い。
例えば、エレベーターの壁に向かって立つ人間。
夜、ふと顔をあげると前方の電信柱の下にこちらに背を向けて立つ人間。
真夜中に目覚めると、部屋の隅に壁を向いて立つ見知らぬ人間。
顔が見えないから、どんな表情をしているのか、そもそも顔があるのか。顔がハッキリ見える幽霊よりも怖い。
そんな後ろ向きに立つ人間が、夜な夜な一歩一歩、自分の部屋に近づいてきたら、目の前にいたら。
いわく付きの物語を持つ“忌物”を収集する通称“遺仏寺”に、得たいの知れない何かに追われて助けを求めてきた中学生の由羽希は、住職の天空に、彼女の身に起こった恐ろしい出来事を調べる代償として、毎夕、寺で忌物に関する物語を聴くことを提案する。
これはシリーズと言うことなので、続きが待ち遠しいけれど、次は物に纏わる怖い話を増量して欲しい。ちょっと物足りなかった。 -
真っ赤な装丁が雰囲気抜群。5話の中だと一口告げが1番好き、なんだかよく分からん怪異とだんだん頭が壊れてく様は絶品。
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著者プロフィール
三津田信三の作品
