女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。 (講談社文庫)
- 講談社 (2020年11月13日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065215579
作品紹介・あらすじ
如何にモテるか――それだけをこの胸に問い続けて、今日まで生きてきた。この本の主成分は、これまで恋に関して沈黙するしかなかった有象無象たちの涙なのだ。
「有象くん」と「無象くん」というフツーの男子大学生をはじめ、女の子たちをめぐりもろもろ事件が起きる春夏秋冬のエピソードが綴られる連作短編集。「イケメンくん」に「二番手くん」「ダンベル先輩」「抜け目なっちゃん」、「都合良男先輩」などキャラクターを強調された登場人物たちの悲喜こもごもが描かれる青春ストーリー。
感想・レビュー・書評
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「絶対に医療崩壊はさせない!」元警視庁公安・廣瀬知剛は新型コロナとどう戦うのか?
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うん。
男の本質ですよね。
共感できてしまうんです。
バカですから -
くっだらね〜、故に最高。
まぁ、男なんて、女なんてそんなもんよ。
僕は誰ともお付き合いをした事がないので、本書で言うならば、有象くん、無象くんの立ち位置。
そう、この物語の登場人物の名前もまた良いのだ。
まさに、名は体を表す。
ビッチちゃんとか、オレ様くんとか。わかりやすいw
誰しもが身近に、あぁ、あいつだなぁみたいに思い浮かぶ人がいるのでは無いだろうか。
内容は、青春の頃の男と女のあれやこれや。
凄く脱力して読めて面白い作品でした。 -
めちゃくちゃ面白い短編集。こんなふざけた小説なかなか無いよ。東山彰良が本気でふざけるとこうなるのか。人物の名前も有象くんとか無象くんとかビッチちゃんとかマジでふざけてるんだけど、なんというか名前は記号でしか無いんだな。こんなにふざけてても感情移入はできるし、名前が有象でも読者にとって特別な登場人物にはなる。名は体を表すようでいてそうではないし、ここがすごく実験的で良かった。「流」であんなに覚えにくい名前使いまくらなくても良かったのでは?と思った。めちゃくちゃ面白かったんだけどサクサク読み進められなかったのは1話1話のエネルギーが強すぎたからの気もする。
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最近文庫化されたので、その紹介でタイトルを見て読んでみました。
高校生のおバカな男子の話
ちょっと例は古いですが、"走れタカハシ!"みたいな
って思ってたら、
大学生の、もう少し変わった話でした。
主人公は同じながら、短編形式
その第1作が変わりすぎてて… -
気楽に読める本で、バカバカしくて面白かった。
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有象くん無象くんの大学生活。短編で話は進み、恋が関係している。東山さんの文章にはユーモアがあった。
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気楽に楽しく読めました。
大学を卒業して早4年。当時私も主人公達のような「有象ちゃん無象ちゃん」でしたので、登場人物の所謂「陽キャ側の人間」への感情や評価などは「わかる〜それな〜」とそれこそ大学生のような感想で読んでいました(笑)
その辺りの、偏見であると分かっては居るが的を得ているだろう、という感覚がとてもリアルで、有象無象として大学生活を送った人にとっては身近に感じる小説なのではないかと思います。
そんなリアルの中にも、フィクションならではの要素(妖魔に憑依されたり、やたらと足の速い亀がいたりetc...)が盛り沢山で、漫画を読むような感覚で楽しめました。
内容とは対照的に、難しい語彙や表現もありましたが、Kindleの辞書機能で調べつつ読んで勉強にもなりました。
気軽に本を読みたい人にお勧めしたい1冊です。
著者プロフィール
東山彰良の作品





