中国の歴史3 ファーストエンペラーの遺産 秦漢帝国 (講談社学術文庫)

  • 講談社 (2020年11月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (576ページ) / ISBN・EAN: 9784065215678

作品紹介・あらすじ

講談社創業100周年企画「中国の歴史・全12巻」の学術文庫版。第2回配本となる第3巻は、最初の中華帝国といえる秦の始皇帝から前漢・後漢までを扱う。
戦国七雄のうち最も西方に位置する秦が初めて中国を統一、始皇帝が誕生したのは前221年。しかしわずか15年で農民反乱と楚漢の抗争を経て滅亡、劉邦の漢が成立する。新を挟み前漢と後漢の劉氏24代の漢帝国は440年も続く。なぜ始皇帝は乱世の中国統一を実現できたのか、また漢帝国の長期支配を可能にしたのは何か。謎に満ちた古代中国の実像に『史記』『漢書』などの史書と新発見の兵馬俑や大量の竹簡文書、出土資料の解読から肉迫する。項羽と劉邦の対決、民衆蜂起、宦官・官僚・外戚の権力闘争など英雄と梟雄、人々が躍動する歴史の内幕を生き生きと描く力作。〔原本:2004年、講談社刊〕

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

古代中国の統一とその後の発展を描いた本書は、始皇帝の秦から前漢・後漢に至る440年間の歴史を新たな視点で再検討しています。従来の対立的な見方を超え、中央集権的な「郡県制」から「郡国制」への移行を通じて...

感想・レビュー・書評

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  • 少しずつ頭に入って来たかな。

  •  始皇帝による秦と前後漢王朝は、これまで伝統的に対立的・相剋的な構図のもとで捉えられてきたが、本書はこれらの時代を統一的な視点のもとに構築し直し再検討を加える。著者によれば、秦漢に加え項羽の楚と王莽の新も含めた440年間は、秦の打ち立てた中央集権的な「郡県制」に項羽や劉邦らが改良を加え、諸王に諸国を分封した「郡国制」のもとで長期的な国家存続が可能となった時代であったという。時の皇帝や王者が、始皇帝の正負の遺産を継承しつつ試行錯誤の上で巨大な国のありようを探ってゆく、そんな途方もない物語が、近年発見された大量の竹簡などの考古資料を横糸としながら紡ぎ出されてゆく。読み応え十分。

  • TK10a

  • 前作『中国の歴史02 都市国家から中華へ 殷周 春秋戦国』では秦の始皇帝が生まれるまでの時代を見ていきましたが、今作ではいよいよ中国史の花舞台が始まってきます。

    始皇帝が生まれた秦や、日本史ともつながりが出てくる漢や後漢の歴史をこの本で学んでいくことになります。

    あの三国時代の前史となる時代背景を学べるのが本書です。中国全土を統一するのは誰か、そうした壮大な戦いがリアルな形となって生じたのはこの秦漢の存在があったからこそです。

    また、中国において歴史がどのように編纂されてきたかということも学べるのも本書の嬉しいポイントです。始皇帝といえば「焚書坑儒」を行ったとよく言われますが、この言説の背景も知れるのもありがたかったです。

  • 2021/2/28読了
    秦、漢王朝時代を扱う。
    漢王朝で、存在感を増す儒教。現実を無視した身分秩序に拘って、却って国内外の社会秩序を壊し、王朝の寿命を縮めた“亡国の学問”というイメージさえあったが、実際にカバーしていたのは、礼だけではなかったらしい。

  •  資料とかの説明が多くて、少し退屈であった。

  • 秦漢時代が扱われる。文献と出土資料の両面から、最初の統一帝国とその後継国家の通史が叙述されていて、この時代を包括的に知るためには非常に優れた内容だと思う。

  • 2021年2月10日図書館から借り出し。
    2月22日読了。
    最新の情報、欄外の知識が豊富に盛られているので面白いが、初めて中国史に触れる人には不向きかもしれない。
    あれだけ戦乱が続いた国なのに、未だに紀元前の竹簡とか歴史資料の発見があるのが素直に凄いと思う。
    ただ、文庫本あとがきは、第2巻までの補遺的な充実した書きぶりとは違って、本当にあっさりとしたもので物足りない。
    文庫本の制約で、歴史地図が小さすぎて使い物にならず、第4巻を読むときは北京・中國地図出版社の「中国歴史地図集」(毛沢東肝いりの本?)をあわせて見たほうが良さそう。

  • ファーストは偉大です。
    なんせ最初の人だから。始皇帝の秦は早々崩れてしまうけど、その教訓を活かして、漢は国づくりを行う。日本で言うところの、武士の象徴は源氏、というところだろうか。

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著者プロフィール

学習院大学名誉教授

「2023年 『始皇帝の愛読書 帝王を支えた書物の変遷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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