作品紹介・あらすじ
アメリカ・アイズナー賞アジア部門、フランス・Japan Expo Awards、スペイン・SALON DEL MANGAなど、世界各国の漫画賞を受賞!3大陸18ヵ国累計223万部突破(電子含む)!
第二の試験に合格しアトリエに戻ったココたち。平穏に戻ったアトリエにカルンで出会った少年・タータが、魔法使いの祭り「銀夜祭」への出店を手伝ってほしいと頼みにやってくる。
生徒たちは全員で銀夜祭に向けて準備をはじめるが、その中でタータと行動を共にすることになったココは、タータの友人である足の不自由な少年・クスタスと再会する。
感想・レビュー・書評
絞り込み
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【あらすじ】
第二の試験に合格しアトリエに戻ったココたち。平穏に戻ったアトリエにカルンで出会った少年・タータが、魔法使いの祭り「銀夜祭」への出店を手伝ってほしいと頼みにやってくる。
生徒たちは全員で銀夜祭に向けて準備をはじめるが、その中でタータと行動を共にすることになったココは、タータの友人である足の不自由な少年・クスタスと再会する。
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感想は最終巻にまとめて記載予定です。
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魔法の掟により制限を受ける中で、人助けをするココとタータがホント好き。
「この魔法が人の助けになるのに、悪い事じゃないのに、やっちゃいけないの?」っていう悩みもグッときます。この世界で生きていたら、私も思うかも。
そして、教育者であるキーフリーとオルーギオが話した「不採用捨て案」も深く、難しくそして面白い。
「便利な魔法であるけれど、人に対して教育を行うとなるとこのアイデアは果たして良いのだろうか?」と考えるところが面白かった。
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ダグダ、クスタスに魔の手が!? しかし、この傷を治すのも体に刻み込むのか? ……だとしたら、どんな副作用が?
傷を治したり、病を治したりする魔法を体に刻むことにどんな災いがあるのか? ないのなら、誰も禁止にしないよね……。
イニニアって何者? どんなお嬢様?
これはこれでホラー
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今回はココがタータ君と一緒に、クスタス君の力になれる魔法を研究するのがメイン。
正直クスタス君誰だっけ状態なんだけど…。タータ君は確か色盲の子だったよね?
魔法使いにできること、許されていることの限界。人のためになるのだからいいじゃないかと掟を破って薬草医術を学ぶタータ君の話、熱くない火は便利だが子供に誤解を生みかねないと懸念するオルーギオ先生の話、どちらも共感できるからまた難しい。
でもそうやって葛藤しつつ、自分たちなりのやり方でクスタス君に自由な翼をプレゼントして、晴れ晴れしい想いだっただけに、その後の展開がきついな。これクスタス君誤解しそうだよね…。
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やっぱり魔法と医術は反目するものとされるんだなあ。面白い。
それはそうと、ダグダたちどうなるんだろう…。
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魔法使いは魔法の恩恵を受けているのに、一般人には恩恵を与えない。
助ける力があるのに、助けを求める人を助けてはいけない、とは?
社会秩序維持を言い訳にした既得権益を守るためにも感じてしまう。
魔法の在り方に解がでない。
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「銀夜祭」あらたなフレーズ。なんだか楽しそう。でもきっとまた、何かが起こるんだろう。
グスタスと謎の魔法使いは、そこに現れるのか?
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魔法使いじゃないキャラとの交流が描かれるのは良いですね。
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絵が綺麗!魔法使いたちが作り出す魔法が美しくて、ココみたいにキラキラ顔になってしまう。
魔法使いの弟子4人、みんな個性があって可愛い。
著者プロフィール
ビームコミックス『エニデヴィ』で漫画家デビュー。イラストレーターとしてもマーベルコミックス、DCコミックス、スター・ウォーズ等のアメリカンコミックスの表紙・挿画などを手がけている。2016年より『月刊モーニングtwo』で『とんがり帽子のアトリエ』を連載開始。本作は日本での人気のみならず、フランス「JapanExpoAwards」をはじめ海外でも多くの漫画賞を受賞している。
「2023年 『とんがり帽子のアトリエ(12)』 で使われていた紹介文から引用しています。」
白浜鴎の作品