ごちそう たべに きてください (講談社の創作絵本)

  • 講談社
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065217948

作品紹介・あらすじ

山の大きな木のなかに、ごちそうするのが大好きなうさぎがすんでいました。そこへ、りす、あかねずみ、あさぎまだらなど、つぎつぎと動物たちがあらわれて……。読み聞かせにもひとり読みにもぴったりの絵本。
読み聞かせ3歳から ひとり読み5歳から。

感想・レビュー・書評

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  • 心が、ほんわかしてきます。
    ごちそう たべに きてください (講談社の創作絵本)
    2021.01発行。字の大きさは…中。2022.05.16読了。★★★★☆
    うさぎが、山のみんなに心を込めてご馳走する絵本です。
    ページを開ける毎に、心がなごみ、ほんわかしてきます。
    うさぎがとても可愛くて、見ている私の顔が笑顔になって来るのが分かります。

    秋になって木の実が落ちると、うさぎは、胡桃やドングリを集めて、木の葉に「うさぎの家に、ご馳走を食べに来てください」と手紙を書きます。そうすると、リスが、アカネズミが、蝶が、クマがうさぎの所にご馳走を食べに来ました。
    もう無くなった頃に、リスとアカネズミが、山の渋柿をご馳走のお礼にと持って来てくれました。うさぎは、山にたくさんなっている渋柿を集めて、皮をむき、吊るして甘くなるのを待ちました。そしたら冬眠していない、テンが、タヌキが、キツネが、アナグマがやって来て渋柿がこんなに甘くなっているのにビックリしながら食べて帰りました。

    茂市久美子さん、しもかわら ゆみさんの本を読むのは初めてです。
    作/茂市久美子(もいち くみこ)
    絵/しもかわら ゆみ
    絵本の大きさは、A4版より少し小さいです。
    表紙が、厚く、ページ数は少ないです。
    絵がやわらかく、心がなごみます、お勧めです。

    【読後】
    山のみんなのためにご馳走すると、山の仲間がうさぎを頼り、助け合い、ほがらかになって行きます。そこに争いもなく、心が豊かになります。ひとのために尽くすことは心が豊かになります。

    • kimikokumikenさん
      あなたがお勧めの絵本、とても、綺麗な絵とお話の良さに、数度、読み返しました。
      良い絵本に出会えました。有難うございます。
      先日、「クマと...
      あなたがお勧めの絵本、とても、綺麗な絵とお話の良さに、数度、読み返しました。
      良い絵本に出会えました。有難うございます。
      先日、「クマとこぐまのコンサート」作 デビッド・リッチフィールド、
      訳 俵万智。
      父の日には、いいお話かも・・・
      たった一晩の奇跡、皆の心のおみやげ。
      この本も、良かったら、読んでみてください。
      2022/06/15
    • やまさん
      kimikokumikenさん♪こんばんは(^-^)
      コメント♪ありがとうございます。

      私もだいぶ前から悠々自適の生活をおくっていま...
      kimikokumikenさん♪こんばんは(^-^)
      コメント♪ありがとうございます。

      私もだいぶ前から悠々自適の生活をおくっています。
      ブク友さんのレビュを見て工藤直子さんの詩集「なんとなく・青空」を読んでから、
      皆様のレビュを参考に本を選ぶようになりました。
      そんな中で絵本を手に取るようになりました。

      お勧めの「クマとこぐまのコンサート」は、積読に登録しました。
      ありがとうございます。
      kimikokumikenさん♪のレビュは、素適ですね。
      やま
      2022/06/15
  • うさぎが主人公といい、可愛らしい絵といい、可愛いが隅から隅まで溢れてる。 

    いや、溢れ過ぎていて困った。

    もっふもふなコたちの毛、尻尾の先端まで可愛さを主張してるんだもの。

    うさぎが一生懸命おてがみを書く表情、困った表情、瞳といい指先といい、たまらない。

    可愛いものを見るとそれだけで幸せ。
    そしてストーリーもほっこり幸せ。

    相手を想う気持ち、良いね。何をしてあげたら喜んでもらえるか、考える瞬間の優しさが良い。
    ちょい泣ける。

    あぁ、この子達に、優しさに、囲まれたい。

  • 絵がとても可愛らしい。
    ひたすらgiveの絵本。

  • やさしいタッチで描かれた可愛いうさぎは「ひとに ごちそうするのが だいすき」。森で集めた木の実を動物たちに振る舞います。何もかも振る舞った後も、美味しいものがうさぎの手元に集まってくるのは、無欲無私による徳というものですね。

  • ごちそうするのが大好きなうさぎの話。

    デフォルメされたかわいいキャラクターのような絵ではなく、リアルなイラスト。
    でも、繊細なタッチで優しい色合いなので、やはりかわいくて素敵でした。
    食べ物の絵も丁寧できれいです。

  • 繊細でとても美しい絵が印象に残ります。結構リアルにとさ動物が描かれているのですが表情が柔らかく描かれていて主人公のウサギの優しさが絵からも伝わってきます。

  • 5ヶ月。写実よりの絵が好きだからか興味を持つが、文字数が多くて集中力切れがち。親としては面白い本。

  • 娘から、このブクログを教えて貰って、10年余り・・・
    自分の読んだ本の内容を 記録できる事でしはじめた・・・
    そんな中、私の読んだ本のコメントに「いいね」と、して下さった方が居て、その方が、この本が、素敵だと書かれていた。
    子供が小さい時に、ウサギの絵を見ると、「ぴょんぴょんさん」と、言って、本を引っ張って来て、読んで!と、言っていた遠い日を思い出した。

    正に、その通りの可愛いウサギと、その後ろに、繊細に書かれた動物たちが、表紙になっている。
    最初に、ウサギが、葉っぱにお手紙を書くのだが、昔は、人間自体、葉に手紙を書いたから、「葉書」になったと、読んだ覚えがある。
    クルミ・ドングリ、そしてもう一つは何の木の実かな?と、思いながら、ページをめくる。最初にお手紙を読んで、訪問したのは、リスさんで、クルミをご馳走に。
    次はアカネズミさんで、ドングリを・・・
    次の木の実は、・・・と、思っていたら、モミジが、赤く色づいた頃に、アサギマダラの蝶々さんが、やってくるのだけど、・・・木の実だけかと、思っていたら、次のページは、ウサギさんがフジバカマのお花のある所へ・・・
    秋から、冷たい冬へ向かう時に現れたのは、クマさん。
    ここで、私の疑問に思っていた木の実は、ブナの実だと、・・・
    次の訪問者は、リスががお礼にまめがきを・・・次にアカネズミさんもまめがきを・・・
    木の実だけでなく、ウサギさんは、カキを一杯集めて、干し柿に。
    雪が積もる寒い日に、てんが、やって来て、干し柿を・・・
    その後は、たぬき、キツネ、モモンガ、ヤギ、いのしし、と・・・
    少し春めいて、冬眠から目の覚めたアナグマさんに最後の干し柿を渡してしまったら・・・
    そう!
    もう春、雪解けの山には、山菜が、芽を出してきて、またまた、うさぎさんはみんなの訪問を楽しみに、せっせと、「ウサギのいえにごちそうたべにきてください」と、お手紙を書くのでした。

    昔、盥の水を自分だけ沢山欲しくて、かき寄せると、水は、自分の手元から、外側へ出て行く、だけど、反対に、差し出すように、前ヘ押し出すと、反対に自分の方へと水は、戻ってくるのだと、・・・教わった事がある。
    この本を読んで、他の動物の喜んでくれる笑顔が、見たいウサギさん。みんなから好かれて、そして、反対に、まめがきをも持参してくれる動物に、素敵な笑顔の循環が、とても良いお話であり、絵もとても綺麗で、素敵な絵本だと思った。

    14匹のネズミさんのシリーズのいわむらかずおさんの絵本も、やはり、自然が一杯で、表情豊かなねずみに、子供達と、心うばわれ、よく読んだ絵本である。
    安野光雅さんの絵本も 気に入っていたのを思い出した。

    この歳になっても、絵本は、心をホッコリとさせてくれて、いいな~と、思いながら、本を閉じた。

  • 3歳7か月 図書館の本
    うさぎ本と思って手にとると、意外と良くて、自宅用に買おうか迷う本。
    季節の流れが感じられるし、何より動物たちがかわいい。
    お手々を合わせるうさぎがかわいくてたまりません。

  • かわいかった!

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著者プロフィール

岩手県生まれ。『おちばおちばとんでいけ』(国土社)で、ひろすけ童話賞受賞。おもな作品に、「つるばら村」シリーズ(全10巻)、『ゆうすげ村の小さな旅館』(東京書籍小3国語教科書にも掲載)、「魔女バジル」シリーズ(全5巻)、「おひさまや」シリーズ、『おいなり山のひみつ』『今日よりは 明日はきっと 良くなると 愛犬・太刀と暮らした16年』(以上、講談社)などがある。


「2023年 『ゆうすげ村の紙すき屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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