- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065220290
作品紹介・あらすじ
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。
「始祖の巨人」の力を掌握したエレンは生まれ育ったパラディ島の平和のため、島外の人類を根絶やしにすることを決意する。そして行進を開始したエレンと巨人の大群。彼らは救世主なのか悪魔なのか。結論は出ないまま、ミカサやアルミン達は世界を助けるために動き始めた……。
感想・レビュー・書評
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まだ5巻くらいしか出ていなかった頃に一度読もうとして挫折。
年末にたまたま全巻持っている友人から借りて一気読みしたら、、、びっくり。
こんな、こんなすごい世界観が広がっていたとは!
人類vs巨人の戦いなんて言う単純な話では全然なかったのですね。
凄い!面白い!そして、哀しくてやりきれない。
みんな、何かに脅かされる事なく、安心して平和に暮らしたい。
どの立場の人もそれは同じで、なのに平和な暮らしを求めて、その為にやる事が戦争だなんて。
この先、どんな結末が待っているのか、エレンはどこまで考えて何をしようとしているのか、クライマックス間近、続きが気になりすぎる作品でした。
ぜひ、一気に10巻くらい読まれることをおすすめします。
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サクサク進む。残りは最終巻。
自由って何。
読了。 -
最終話まで読んだ備忘録。
論点が山のようにある理知的な作り。
にして、映画や漫画やゲームの感覚がベースにあるリテラシーの高さが求められる作り。
半出生主義、主体性と決定論など、現代思想にも接続。
すごい。 -
地鳴らしによる進撃を続けるエレンを止めるため、空から追いかけようとするミカサやアルミンたち。いよいよ決戦!始祖の巨人へと突入をかけるシーンはまさに最終局面という名に相応しい熱さだった。
今回で一番好きなシーンはリヴァイが「心臓を捧げよ」とハンジを送り出すところ。この言葉だけでもう泣きそうに。ハンジが団長をしていたからこそ、今の状況がある。「理解することをあきらめない姿勢」が未来への可能性を作り出した。その意志はアルミンへと受け継がれる。今の状況において、彼ほどの適任者は確かにいないよね。
エレンは仲間たちが自由になるために虐殺を選んだ。しかし、それは彼自身という壁の中で選んだものに過ぎない。戦うか死ぬか。その二者択一で選択する自由ははたして自由と言うべきものなのか。だからアルミンはエレンに伝えに行く。まだ知らない壁の向こう側があるということを。繰り返す人類の歴史という森から抜け出そうとする意志を。ライナーがエレンの思考を追うところも味わい深い。
「憎しみを利用し 憎しみを育み続け 憎しみに救いがあると信じ…」という言葉も胸に突き刺さる。現代社会でも同じ。正義を盾にして憎しみをぶつけ合う社会。間違っている相手を論破し否定した先に救いがあるとどこかで信じている。そんなことあるわけないのにね。憎しみには憎しみが返ってくるんだよ。当たり前なのにね、みんな忘れてしまうんだ。 -
圧倒的すぎて言葉が全然出ない。
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どうして失う前に気づけないものでしょうか
ただ…損も得もなく他者を尊ぶ気持ちに…
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ハンジさん泣きそう大好き
戦争で死んじゃうのは何の罪もない人なんだよなぁ -
6月に最終巻が発売とのことで(完結してるけどネタバレは見ないようにしている)33巻まで一気読み。
こんな壮大な世界観だったんだ~。伏線が次々と回収されていく。何回も読み返したりで結構何日もかかってしまった。
エレンが始めた「地鳴らし」。これって人類が救われるの??失われた命が多すぎてどんな結末だろうと素直によかったとは思えないだろうなぁ。
でも34巻、楽しみ~!