- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065223598
作品紹介・あらすじ
「娘がアイドルになりたいと言い出した」――アイドル目指すなら透明感。“頑張り感”ではありません。「今度200万くれるという妻子持ち男ってあり?」――なぜ今、払えないのか? それを考えてみましょう…といった悩み問答が繰り広げられている光浦靖子さんのTV Bros.悩み相談連載『脈あり?脈なし?傷なめクラブ』。2013年以降に掲載されたものの中から、厳選回を書籍化します。見方を変えると世界が変わる。ハッとすること間違いなし! 教科書どおりの答えなら誰でも知っている。それができないから悩むんでしょう?
感想・レビュー・書評
-
光浦靖子さんによる悩み相談室。
その前にまず光浦さん、昨年4月からカナダに留学する予定だったそうです。
コロナのせいで、ふきとんでしまいました。
東京外国語大学卒ですが、なんと英語がききとれないそうです。
こういう人でも!
私ができなくて当然です。
いくつか面白い回答ありました。
三つだけメモしておきます。
1.彼の携帯を見て浮気を知った。逆切れした彼。
携帯を見た私が悪いのか。
●アナタは明らかに悪くない。(えー、そうかなぁ…)
どっかのコメンテーターがいいこと言ってましたよ。
「夫婦で揉め事があった場合、悪くないほうが謝ると夫婦間はうまくいく」(それは興味深い!)
2.デートでワリカンされることにモヤつく
●なんでワリカンじゃダメなんですか?(中略)
彼は鎧を身に着けているのでは?
気を許したらアナタに食われてしまう。
そう思って食事しているのでは。
じゃあ断ればいい?断ってキレられたら、つきまとわれたら怖いから。
〈人と縁を切るときは、好きという感情も嫌いという感情も持たせじゃダメなんですよ。
忘れてもらう、興味を失ってもらう、しかないんですよ〉
3.クラスにいつも誰かの悪口を言っている子がいる(12歳小学生の悩み)
●〈悪口ばかり言ってる人間は信用されません。
大人になると、自然に孤立します。
なので、そういう子も大人に近づくにつれ
「あれ?私、嫌われてる?」と感じ、修正してゆくでしょう。
でも今、相手は何が悪いのか理解できるほど大人ではない。
アナタも彼女を説き伏せられるほど大人でない。
周りも目先の恐怖優先の子どもである。
実践的アドバイスは、ズバリ、その子と距離を置き、
別の子らと楽しく過ごすことです。〉
(私も同感です。)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
#読了 2022.4.21
雑誌TV Bros.で2013年から2020年連載、読者からの相談の回答をまとめたもの。
前作(2010年1月〜2013年9月をまとめたもの)がめちゃおもしろくて、立て続けに。
今回も本当におもしろい。読みながらふせん付けてたら全部の相談に付ける勢い(笑)
ほんとに賢くて優しい人。どの回答も「うわーその角度からの発想は無かった〜」ってものばかり。面白おかしく書いてるけど、最終的にはちゃんと回答があって優しい。常日頃からたくさんのことを考えて、想像して、分析して、たくさんの感情を感じて、言語化してるんだろうなと思う。気軽に相談したら、光浦さんの今までの努力や人生経験を搾取する行為になるのでは?と思ってしまうほど、どの回答にも光浦さんの人生経験が投影されてるし、魂がこもってる。
◆内容紹介◆
「娘がアイドルになりたいと言い出した」――アイドル目指すなら透明感。“頑張り感”ではありません。「今度200万くれるという妻子持ち男ってあり?」――なぜ今、払えないのか? それを考えてみましょう…といった悩み問答が繰り広げられている光浦靖子さんのTV Bros.悩み相談連載『脈あり?脈なし?傷なめクラブ』。2013年以降に掲載されたものの中から、厳選回を書籍化します。見方を変えると世界が変わる。ハッとすること間違いなし! 教科書どおりの答えなら誰でも知っている。それができないから悩むんでしょう? -
ほっこり悩み相談室♪
1つの悩みに光浦節で文章に綴ってあってまったりできました。 -
笑った。深刻じゃなくていい。
-
光浦さんがどんな回答をするのか、楽しんで読みました。
-
本好きの作者がどんな文章を書くのか興味があって、読んでみた。
「TV Bros.」の悩み相談での回答をまとめたもの。
自分も相談してみたいという悩みから、どうでもいいような悩み、結構下ネタもあり、なるほどなあという回答もふざけてるなあという回答もあり。いずれにしても作者の生き様が出ていると思った。
なるほどなあと思ったのは「揉め事は悪くない方が謝る」という話。夫婦とか親しい間柄限定だけど、確かに責めて追い込んでも解決しない。
最後にコロナでカナダ留学に行けなかった話が出てきて、その話を「文藝春秋」に書いたらバズったとのことで、それも読んでみたくなった。 -
光浦さんが友達だったら楽しいだろうなぁ。
著者プロフィール
光浦靖子の作品





