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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784065225141
作品紹介・あらすじ
森の狭間に建つ白亜の洋館。
美しく謎 めいた兄弟・実矢(みや)と麻堵(まど)の周囲で相次ぐ奇怪な「死」。
ある者は髪を、ある 者は眼球を......奪われた死体の一部(パーツ)は何を意味する?
兄弟がひた隠すもうひとりの少年「あっちゃん」の秘密とは?
恐ろしくも哀しい真相が胸を打つ「囁き」シリーズ第二弾、完全改訂の決定版。
感想・レビュー・書評
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美しく、幼い、神秘的な兄弟の周囲で、謎めいた変死が相次ぐ。その真相が、徐々に描かれる。
久しぶりのホラー。ちょっとノスタルジー漂うミステリー。冒頭から、少しハード目のサイコかと思われたが、真相は、哀感残る「暗闇」。
ミステリーでいう、トリックは無いが、偶然の事故に、交錯していく、兄弟の狂信が、悲しく恐ろしい。子供達が、美しく描かれているので、耽美系ホラーミステリーというところでしょうか。
早坂吝さんが大学の時、綾辻さんを読み込んでいたらしいので、初読してみました。新しいのも読みたいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やっぱりおもしろい。
主人公の悠木拓也は、卒論を集中して書くために叔父が所有している別荘を訪れる。
そこで美しい二人の兄弟に出会うが、その周りにでは相次ぐ不審な死が。
真相を追ううちに、そこには記憶の底に沈んでいた過去にまつわる悲しい真相が。
綾辻行人のホラーテイスト多めのミステリーシリーズの2作目。
相変わらず陰鬱とした雰囲気を醸すのがうまい。
読み進めるうちに、薄皮一枚隔てた異世界に迷い込んだかのような錯覚を覚える。
今回は前作よりもホラーテイスト強めなので、ミステリーとして読むと物足りなくはあるが、
その分迫力は増している。 -
大学生の悠木拓也は伯父の別荘で論文を書こうと思い、1人烏裂野を訪れた。
拓也はそこで2人のきれいな兄弟に会う。
2人は近くにある白亜の洋館の住人だった。
またしても囁きパートが怖い。
夏向けの作品。
殺人鬼 覚醒編とリンクしているらしい。 -
黒髪を切られ変死した女性家庭教師。そして従兄は眼球が、その母親は爪を奪われて死んだ。謎めいた美しい兄弟を取り巻く奇怪な死。遠い記憶の闇の中から湧き上がってくる”囁き”が呼び覚ますものとは一体何なのか。
“囁き"シリーズ第二弾。ホラー要素の強い本格ミステリ。どことなく不気味な雰囲気。物語の鍵を握る”囁き”。家族という閉じられた世界の中で生まれる狂気。事件の歪さが実に悲しくて、胸に刺さります。
謎解き系の作品ではなく、絢辻さんらしい不気味な読後感。“囁き”シリーズならではの、後味の悪さが病みつきになります。
少年の頃、奔放に駆け巡り、夢を見て、輝く”世界”を見ていた。しかし、大人になってしまった僕には、いつしか見えなくなってしまった世界、幻想、夢、想い。悲しくも、美しい世界。
残虐な描写も多く、苦手な方も多いかと思いますが少年の頃に抱いた幻想、そしてノスタルジックな世界に触れたい方は「暗闇の囁き」を手に取ってみてくださいね。 -
実矢と麻堵、亜希
つらい -
森の狭間に建つ白亜の洋館。美しい兄弟・実矢と麻堵の周囲で相次ぐ不審死。髪や眼球を奪われた死体の謎。そして、秘密の中心にいる「あっちゃん」とは何者か。ホラーミステリ・囁きシリーズ第二弾。
冒頭から衝撃の惨劇。そこから兄弟たちの囁きを挟みながら事件は進む。十年ぶりに伯父の別荘へやってきた悠木拓也は、少年時代の忘れ去られた記憶の囁きから事件を辿る。白い館に住む白くまっさらな少年たちは秘密で覆われた森の闇で遊ぶ。テンポよく読みやすいのに、ひんやりとした静謐さが伝わる文章。
ホラーでありながらミステリの仕込みもしっかり。ミステリがゴールを迎えた瞬間に、叩き落されるホラーの闇のコントラスト。善意も悪意もそれは未来を作る可能性に過ぎない。混ざり合う現実と空想。でも、社会でもそれらは複雑に絡み合って存在しているよね。少年の目を通してそれを教えてくれる。
それにしても、冒頭の惨劇の謎はいつ解けるのかなと思ったら、別作品とリンクしているとのこと。ラストの余韻とともに、終わっちゃったよー!って焦りながら読んでた(笑) -
不気味なのに美しい印象の残る作品でした。
ホラーが苦手なので、再読したいとは思いません…。ただ、なぜか次作の「黄昏の囁き」も気になってしまう、そんな魅力がこのシリーズにはあります。 -
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囁きシリーズの二作目。
ミステリの要素は少し抑えられた印象ですが、耽美的な妖しさをまとうゴシックホラー的な雰囲気は前作同様で、日常から少し乖離した感覚が特徴的です。
浮世離れした感のある、美しい兄弟の周囲で起こる死の連鎖が描かれますが、その背後にあるものは、不気味ながらも哀しいものがありました。
物語に直接的な関係はありませんが、序章で見られる次作『殺人鬼』とのリンクは、作者の遊び心を感じると共に、シリーズは違えど世界観の共有が想像力を刺激します。
モチーフとなった『悪を呼ぶ少年』という作品も気になりますね。 -
ずっと以前に読んで、新装版となって再読。
ちょうど今ごろの暑い盛りの時期が舞台になっていて臨場感あり。
真夏の悪夢に放り込まれているような感じ。 -
ホラー要素強目の作品
結末が分かった時は、なんだそんなことかーという感じでした、、 -
20年以上前に読んだが再読。なんとなく、小説家の叔父さんの湖畔の別荘に卒論書きに古いビートルで行くのがかっこいいよなと思い出して。ミステリ的な要素とホラー的な要素が合わさってとても好きな作品。
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「囁き」シリーズ2作目。
謎の少年「あっちゃん」とは……
囁きが導く先には…… -
3.8
著者プロフィール
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